早大斗争の目的について | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

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ゆと全について外から見た感想を見つけたので貼っておく


◇謎の組織、ゆとり全共闘 - 正義と微笑

http://d.hatena.ne.jp/numb_86/20120602/p1


01今日の学生運動の目的


今まで重ねてきた議論のなかから、やはり、今日の学生運動にとって扱うべきテーマは三つあるといえる

それ以外に思いつかないのでここでも踏襲する


みっつのテーマとは学費問題、就活問題、規制問題である

大学取り戻せデモのときのせきくんの記事を参照するとよい


◇20120310 - ゆとり全共闘 -

http://yutorisammit.blog.fc2.com/blog-date-20120310.html


ちなみにぼくは


  日本にも導入されている大学というシステムは、人に4年間、自由に問いを発する権利を与えるものである。そこにおいては、「社会的意義」という概念すら、「問い」の前に置かれるべきである。


というところがとても気に入っている

哲学的には政治なんてほんとうはどうでもいいのだ…


さて、問題は、規制・学費・就活である

(それぞれ、場所・金・時間に対応する)


「この局面における主要な敵は何であるか?」

それを考えてみよう

学費問題は、支払い手(主に学生の親)と受け取り手(大学当局)との関係にある

規制問題は、利用者(主に学生)と貸し手(大学当局)との関係にある

就活問題は、志願者(新卒学生、失業者、転職希望者)と、各企業ならびに経団連との関係にある


就活については、とりあえずあとまわしにしよう

高騰する学費とキャンパス規制については、大学当局が変われば、解決する

ただし、学生に訴えて効果が高いのは規制問題のみである


どうやったら現実が変わるか

A自分が強くなること

B相手を弱くすること

どちらかしかない


Aについては仲間を増やすこと、持続させる仕組みをつくること、言説の構成

現実に対するオルタナティブ(理想)をつくればいい

脱・学費(は思いつかないが)、脱・規制(学外に場所を設ける)、脱・就活(リクルートを使わない就活)


B戦うこと

対当局については追って書きます

対企業、経団連については、その本質はもちろん「資本」である

就活問題の検討は資本主義批判以外ではない

ただそれは必ずしもコミュニズムではなく、例えば天皇主義者にとっても貧困は肯定できない

天皇陛下はこんな社会矛盾を放っておくべきだとはなさらないのである


つぎにまず、早大当局の力の源泉について考えてみよう


02当局権力の根拠


A資金

学費=学生の親

寄付=OB(学友と呼ばれる)、社会、地域住民?

補助金=国家、資本(経団連)、ネーション


B物理的暴力(常備軍)

警備員(但し、外注)、職員(学生生活課)


C処分権

教員雇用権(リストラ)

学籍・卒業承認権(退学停学)

サークル公認権(キャンパス利用・補助金)


D歴史的正統性(知名度)

OB、社会、地域住民


考察が不十分だと思うので批判求む

これらを崩せばよい

・言説の構築(親、OB、社会、地域住民の説得)

→寄付と支持の奪取

・処分をはじめとする当局意思決定機関に仲間を送り込む

→当面むつかしい

・職員、警備員と友達になる

無駄に喧嘩しない、手打ち、交渉する

・こちらも対抗的に武装する

→おすすめしない(けいk)

・教員、学生、サークル組織(労組、学部自治会、サークル連合)


リアリティがあるのは、

言説構築、教員仲間にする、サークル連合、OBまわりくらいか