…。
書こうと思ったことがあったけどやる気がしぼんでしまった。
ほええ。
クネヒトについて書く。
新しくオフサイド・ルールを導入してみるというのはどうだろう。
石(負の得点)を他のプレイヤーに与えるときにはそのプレイヤーの手札の枚数以上の石の枚数があることを条件とする。
で、それに満たないときは、得点は入らず、捨て札にいく。
それにあわせて、得点(石)をつける対象は時計回りで隣のプレイヤーではなく、誰でもいいことにしよう。
誰でも選べる。
そして、もうひとつ。
これまでは得点(石)が発生するタイミングは誰かがそのつどの「大富豪」であがったときだけだった。
でも、そうではなく、カードの連鎖が切れるたびに得点発生の機会が認められることとする。
例えば、そこで全ての人が手札を多くもっていてオフサイド・ルールが適用できるときは、やはり得点は発生せずにカードは捨て札に送られることになる。
オフサイド・ルールを導入すると手札を減らさないで様子を見る、という選択肢が生きてくる。
おもしろいんじゃないかとおもう。
それと、やっぱりKの一枚強制的に得点にする効果がすごく強くなる。
あと、Qと4だっけ?
あの除外したカードを得点にする効果が、除外カードが二枚だとオフサイドに阻まれて通らなくなるので、たまりやすくなり、結果的に終盤における逆転を演出してくれるとおもう。
あと、役札残りのペナルティーで、既存のルールではターンそのものを一度失う(カードを出す権利を一度失う)ことになっていたけれど、あれはやめる。
ターンを失うことにするとプレイヤー間のやり取りが集中したときに処理する順番がややこしくなるからだ。
と、書いてもたぶんわかるひとがほとんどいない。
わかっていたひともだいぶわすれていてなんのことやらわからなくなってる気がする。
ぜんぜん知らない人に説明するにはどうするか。
原理的に説くことである。
クネヒトというのはひとつ次数の高いトランプゲームなのです。
悪く言えば大富豪に寄生しているんですけれど。
クネヒトと大富豪(ド貧民)の関係はサッカーとバスケとのそれと相似的です。
大富豪というのは細かいルールはおいて、大まかにいえば、あるルールにしたがって手札を減らしていく。
そして手札をゼロにすると上がりです。
上がり=終わりのエクスタシーがわたしたちをしてなんども大富豪を遊ばしめる動機になっています。
ぼくたちが考えたのは、くりかえし大富豪で遊ぶ外側のプロセスを、より高次のトランプゲームの内部に包含させることで、この「終わりのエクスタシー」を複数回化できないかということです。
それで、具体的には、まず大富豪の手札を三枚にした。
するとすぐに上がり=終わりが訪れます。
それから、「上がりの回数」そのものを得点にする。
そして三枚の短縮された大富豪における上がりを目指す一方で、大富豪の外側のルールにしたがって得点を操作するゲームも行う。
そういうたいへんトリッキーなゲームなのです。
でもぜんぜんバスケではないね。うん。
記事を改める。