ぽんぽこたぬきさん | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで

ちゃんとしろーいボス、のCMが好きです。

まだひきずってます。

武市さんの贅沢微糖もいいです。

武市さんはカメラを見ない。

しかしかといって淳ややくを見るわけでもない。

ボスのおじさんの像を見て話す。

たぶんこういう手法をいう言葉があるとおもうんだけど、わかんない。


うーん、きょうはなんだかへとへと。

あんまり頭が回りません。


もんじゃ焼き。

ルーマンの「社会」観はたぶん「もんじゃ焼き」です。

もんじゃ焼きで土手をつくる。

でもドーナツ型に成形してもどんどんばーっと広がっていってしまう。

フーコーでいえば、「統治不可能なものの統治」です。


「いいかい、清川君。素質と才能は違うんだ。この世の中には、素質があるヤツなんて、大勢いる。実は河原の石ころくらいごろごろしている。才能とは、素質を磨く能力だ。素質と才能、このふたつを持ち合わせている人間は少ない。素質と才能の違い、それは努力する能力の差なんだよ」

(海堂尊、『ひかりの剣』、文春文庫、2010年8月10日第1刷、78頁)


おい、おんなじことをゆってるよ。

こっちのたぬきも。

才能とは努力できる能力のことであり、運とはよけいなことをしないことだ。


で、これ、ひかりの剣。

これがね、まあ「あたり」なんだな。

えらそーなことをゆーとね。

青春剣道エンタテイメント小説だね。

すげえ贅沢な一冊だとおもう。

桜宮サーガの世界をこんな形でつかうってのはね。

そいで清川くん、こいつがまじどストライクですよ。


諸君、海堂作品群をよめ。

そしてこの一冊を味わうのだ。