□今のひょろの手持ち
01:S:無思想の発見/養老先生
02:Ea:やさしさの精神病理
03:H:ヒッチコックに進路を取れ[借]
04:Ea:吉本隆明 FOR BEGINNERS
05:B:エーミールと探偵たち/ケストナー/物語
□机の上の本
・S:悪人正機/糸井さん、吉本さん
・N:使える武術(3~8章残)
・大人は愉しい/内田・鈴木先生メル友本(100/260済):S
・「論語」の話/吉川先生(10/27済):S
・「いき」の構造(20/190済):S
・職業としての政治:H
・なぜ人を殺してはいけないのか?/永井先生、小泉先生:H
・日本の歴史を読み直す(全)(3、続1・2残)/網野先生:H
・ものがたりの余白/エンデ:B
・日本人の英語(04/20済)/マーク・ピーターセン先生:H
・[借]クールベ (新潮美術文庫 23):Ea
・[借]『日本外史』―幕末のベストセラーを「超」現代語訳で
読む(086/241済):Ea
・思想地図〈vol.5〉特集・社会の批評(NHKブックス別巻):S
□さいきん読み終わった本
・Ea:博士の異常な健康―文庫増毛版/水道橋博士
・Ea:45分でわかる!14歳からの幕末と龍馬
□増えた本
・[借]ヒッチコックに進路を取れ
□読みたいけどちょっとまだだろうという本
・七回死んだ男
・健康の味
□管理に使ってるサイト:読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/u/20858
* * *
ヒッチコックを借りてしまった。
無思想の発見はリストに挙げるのを忘れてただけです。
ヒッチコックについて、ひたすらおしゃべりするという体の
本で、彼の映画を一本も観ていないぼくが読むには、
ちょっとむつかしい。
つまり、ぜんぜん入門なんかではないということだ。
そういう場合に読者に求められるのは、「アメトーーク」での
蛍ちゃん的な態度である。
僕たち、○○芸人です!っていわれたって、
ほとちゃんには必ずしもわからないのである。
シンクロ率?ほかんけーかく?
そこで「それが何であるかわからないもの」に、どのように
アプローチしていくのかが問われる。
いわばそれは、「安倍晴明的礼節」である。
これは陰陽道だけれど、でも「敬して遠ざく」知的態度は、
孔先生に通ずるだろう。
ところで、昨今の芸能界においては、こうした能力が芸人に
求められている、ことになってるわけだけれど、
厳密に言えばそれは間違いである。
このような能力は、あくまで「タレント」に求められているわけだ。
芸人のタレントとしての側面っていうのは、本来は分けて
考えなければならない。
芸能界史を紐解けば、たぶん芸人をタレントとしてまなざす
視線が誕生したのは、どこだろうかな、最初期の漫才ブームだろう。
それから、現在の状況を直接つくったのは欽ちゃんだね。
「芸」でも、「素人芸」で、たぶんタレント化したんじゃないかな。
印象だけどね。
M-1でNON STYLEが、「トークはおもしろくない」と言われたわけだけど、
それって本来的な意味での「芸-人」には必要がない。
漫才が面白ければそれでよかったわけだ。
今の芸人さんは総合的な能力が求められているけど、たぶん
その延長線上には「司会者」があるんだろう。
だからべつにみのもんたになりたいわけではない人は、
ガヤがうまくてもしかたがないんじゃないかな。
あれ、中途半端な芸人論になってきたし根拠が希薄なのでこの辺で
やめるけど、NON STYLEが気の毒な現状をつくったのは、半分は
BIGスリーだろう。
それから、「タレント」という仕事から芸人を逆照射するのなら、
コサキンが鍵だな。たぶん。