H荘の惨劇
事件はD県とF県の県境にあるG山の麓の山荘、
H荘の一室で起こった。
被害者は、Ⅰ社の人気週刊誌Jの写真を担当する
カメラマンの女性K(24歳)。
死因は後頭部を鈍器のようなもので殴られた怪我による
出血多量によるもので、胃の内容物の状態などから、死亡は
午前1:00~3:00の間だと推定された。
遺体の第一発見者はこの山荘の管理人Lで、
山荘の共有スペースであるリビングで発見された。
そして午前5:38に警察に通報。
H荘は、立派な玄関をくぐるとまず広いエントランスがある。
そして左右にのびる廊下。
正面がリビングとダイニング。
右手にトイレと風呂、キッチンと洗濯場がある。
左手には管理人室と客室が4つ並んでいる。
リビングからキッチンへは廊下を通らなくても行くことができる。
また、各客室は鍵がついていて内側から閉めることができる。
犯行当時、客室はすべて埋まっていた。
宿泊客は被害者を除き3人。
被害者の友人で、一緒に登山をするために泊まっていた
女性M(25歳)
被害者の勤めているⅠ社のライバル会社である出版大手の
N社に勤めている男性O(36歳)
そして、ヤスの三人だ。
検察の捜査で、遺体の傷口から凶器は
リビングのテーブルにおいてあったガラスの灰皿だと判明した。
X「あ、Y警部、オツトメごくろーさまです。」
Y「うん。おつかれ。どうだ、進んでるか?」
X「ええ、まずまずですね。」
Y「おまえは、誰だと思う?」
X「そうですね・・・。被害者の荷物から、まだなくなったものは
見つかってないようですからエンコンのセンじゃないかなと思いますね。
すると、やはりMが怪しいと思います。」
Y「なるほどな。」
X「ところでY警部は今回の事件、どう考えてますか?」
Y「Oはガイシャのライバル会社に勤めてると言ってたな?」
X「ええ、ギョーカイで1、2を争っている企業です。」
Y「すると、Oが怪しい、といいたいところだが・・・。
俺はヤスがくさいと思ってる。」
X「ヤスですか・・・。でも、どうして?」
Y「刑事の勘って奴だ。容疑者は3名。M、O、そしてヤス・・・。
何かひっかかる。」
X「『犯人はヤス』・・・か。」
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こんにちはー、ひょろです。
まず、謝らなくちゃいけません。ごめんなさい。
もたりけさん・・・。いや、やっぱりまるすけさんって呼びます。
これもごめんなさい。
まるすけさんに頼まれた期末の時間割。
メモったんだけど、それを失くしました・・・。
というわけで、貼れませんでした。ごめん。
期末一週間前だね。
とりあえず終わらせることを考えよう。
終わらせることをね。
・ツメが伸びるの早いなーと思うときは生活が充実してる証拠だよ
しあわせのきいろいダンプは
みんなのゆめときぼうをのせてはしるんだよノシ
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前時代的ゴリラ・ゴリラと象徴としての黒の崩壊
僕がⅠ君につづいて教室に入ると、そこには前時代的ゴリラ・ゴリラと
象徴としての黒の崩壊が待っていた。
僕らの仕事は完璧だった。
この集団での基準から見れば優良の判定がおりることだろう。
しかし、前時代的ゴリラ・ゴリラは2つの点に咬みついてきた。
まず、象徴としての黒の崩壊。
でも、これははっきりいって僕らの管轄外だ。
なにも今日じゃなくたっていいじゃない。
確かに飾ってあったのはあまりにお粗末な残骸だったけども。
そして、二つあったカオスだ。
前時代的ゴリラ・ゴリラがこれを指摘したときはホントにガクッときた。
ねえ、きみ本当にそんなこと言ってるのかい?
オーケー、わかった。
じゃあ、一度だけ説明するからよ~く聞いとけよ?
これは、震源地を表す負の遺産なんだ。
平和を訴えるメッセージなんだ。
これは別にサボってほったらかしにしてるわけじゃない。
片付けるのは簡単なんだよ、もちろん。
だいたい、審議をクリアするだけならそのほうが楽なんだ。
だけど、僕たちがこれを代わりに片付けてやるうちは、
いいかい、絶対に戦争は終わらないだろう。
口で言って聞くような奴なら、あそこまで散らかさないよね?
口で言って聞くような奴なら、高2だぜ?すでにやめてるよね?
後片付けは誰もやってくれない。散らかさないほうが
いいやと思わせる、実に建設的なアイディアなんだぜ?
気に入らないなら君がやればいい。ずっと代わりに片付けてやって、
話し合って解決して来い。
・・・っていうかこんな初歩的なことをわざわざ説明するのって
野暮なんだぜ?
それ以前に恥ずかしいんだから・・・もう。
それからもうひとつ。
これの片づけを命じた後(当番が、とは明確に言わなかった)
「誰も動かないのか?」っていったね?
まず、これは権力の顕現でしね。
権力をちらつかせて片づけを強要したわけだ。
(この時点でもう情けない話だよね。
ちなみに、当番は微動だにしなかった。
動いた奴は他のクラスメイトで、舌打ちしながらやってました。
君も考えが浅いねー。
動かないのが正解なのにあんなちっぽけな権力に屈しやがった。
でも、この件に関してクラスの代表は当番なんだから、他の一般市民に
やらせるのはおかしな話だよね。)
そして、君は「自身ができてないことを他人に強要できない」
ことを主張した。「それが、権力者と非権力者の場合でも」と
さっき言ったように、これはねー。
本来、片付けたほうが他人に指示することに近づくが、
これを排出した人の代わりに片付けることで排出がより助長されるので
かえって放置したほうが本来の在り方に近づくのだ。
逆説ですね。
ちょっとは頭つかって生きなさい。
バナナのことばっかりしか考えないから群れがついてこないんですよ!?
「そうか・・・。君はシルバーバックか。かわいそうに・・・。
ここにいる者たちは君の群れの仲間じゃないんだ。さあ、もう森にお帰り。」
ただ、片付けを当番に強要しなかったのは結果的に見て正解だったんだ。
もし、そうなってたら・・・。僕は手近な椅子を手にとって、
てっぺんから全力で振り下ろしていただろう。
そうならなくてホントによかった。誰も幸せにならない。
延命できてよかったね
めでたし、めでたし。