交通裁判について。 | ある日夫が交通事故に遭いました。

ある日夫が交通事故に遭いました。

入籍を目前に控えたある日。
夫が交通事故に遭いました。

不条理。
ただこの一言に尽きます。

交通裁判は長引いて長引いて、もう3年近くたちました。
今までと違う身体になり
高次脳機能障害で苦しみ
不安で夜も眠れない日が続き。

2015年3月9日、20時ごろ。雨の夜。
加害者はこの日の交通事故の事を覚えているのでしょうか。
自分の仕出かした事が1人の人間の人生を、家族の人生を変えてしまったんだという事をわかっているのでしょうか。
夫が今もなお後遺症に苦しんでいる事を知っているのでしょうか。

交通裁判は、来年6月以降までかかるかもしれないと弁護士から連絡がありました。
裁判所の賠償金に対する判決に、相手方の弁護士が控訴する可能性が高いそうです。
過失割合は0:100です。夫に過失はありません。
それなのに、相手側控訴。

「轢かれ損」などという言葉がまかり通る交通裁判。
もうどこに、誰に怒りをぶつけていいかわかりません。
不条理に負けそうです。

賠償金入ったらウハウハやな!なんて心無い言葉を言われた事もあります。
そういう方って、たいがい健常者なんです。
お金じゃないんだよ、身体は元に戻らないんだよ、といい返そうかと思いましたが、面倒で言葉を飲み込みました。

誠意ある対応を。
私たちが望むのはそれだけです。

ただ、こんな中で希望もあります。
脊髄損傷の再生医療のニュースを見つけ、その日は2人とも嬉しくて嬉しくて、手を繋いで一緒に眠りにつきました。
今は急性期の患者の治療がメインのようですが、きっと慢性期患者への治療も出来るようになるはず。

今は無理でも、そのうち。
今までもそうやってきたのだから、大丈夫。