雪である。
(アホみたいに降っている)
我が家の窓から見渡すシカゴは一面真っ白で、美しい。
ビルも、道路も、パーキングも一面の銀世界である。
そんななか、我が愛車は完全に埋まってて、どれが我が愛車なのかすら分からない。
今日は一日ひきこもりである。
(車を掘り起こして、さらに、こんな状態で車を運転する気力と勇気は持ち合わせていない)
しかし、悩ましいのは食事である。
うかつにも、食料の買いだめをするのを忘れた...。
さっき、ピザ屋に電話してみたら、注文が殺到していて2時間以上かかると言われた。
今日は3食パスタ決定。
炭水化物フェアである。
雪が降るといっても、シカゴなので、最大でも30cm程度しかつもらない。
それでも、明日、車を出すことを考えるとウツになる...
仕事の関係で富山に頻繁にいっていた時期がある。
そこの冬はすごかった。まじで。
一晩で、膝上まで雪がつもる。
当然、一日は除雪から始まる。掘って行き着く先に、車があることを信じて。
一応、雪が積もらないように水をまくようなシステムもあるのだが、大概壊れている。
(世の中、そういうふうにできている)
雪かきは、全身運動である。
日頃、いかに筋肉を使っていないかが、我が身体の悲鳴をもって知ることになる。
(それでも除雪しないと仕事に行けないので、むち打って頑張る)
雪国の人は偉大だと思います。本当に。
メリケンに話を戻す。
イリノイはチェーンをつけることが禁じられているため、州の威信にかけて、
夜を徹して除雪される。
除雪車は、火花を散らして駆けずり回り、山のように融雪剤をまいていく。
(雪じゃないときの彼らの仕事はなんんだんだろう?)
(融雪剤のおかげで、我が愛車{黒}は真っ白である)
一応、我が家のパーキングも昨日の夜から懸命に除雪作業が行われている。
ちなみに、除雪車は雪を脇に寄せるだけなので、
彼らの通ったあとには、彼らの通った軌跡にそって、雪山(山脈)が形成される。
つまり、我が愛車のすぐ後ろにはうずたかく雪が積まれ、バリケードのようになる。
(我々住人を外に出させまいとする、強い意志を感じる)
したがって、車を出すときは、まずその山脈をシャベルで切り開き、
あとは、4.6L V8 にモノを言わせて、脱出する。
余談だが、除雪車によってよけられた雪が道路標識を強打し、
そこかしこで、妙な形に変形した道路標識をよく見る。
時おり、「スクール・ゾーン」のランプが折れて、うなだれたようになっていたりする。
さらに余談。
冬場、ここら辺の道路には、そこかしこに道路を掘り返したような穴が出現する。
アスファルトの中にしみ込んだ水が凍って、膨張し、アスファルトを変形、出っ張らせる。
そこを車が通ると、あっという間に穴があく。
さらに、その上を除雪車が火花を散らして通るもんだから、穴は拡大の一途をたどるのである。
(公共事業を量産しての失業対策としか思えない)
しかし、毎年思うことなのだが、
なにゆえ先人たちはこんなところに住うと思ったのか。
冬は、華氏でゼロを切り、夏は湿度が高く、華氏100度を超えるような、この地に。
(ミシガン湖の流氷は、それなりにきれいだけど)
それは全て、セントラル・ヒーテングという力任せの全館暖房(冷房)により、
人々がこの地で生きていくことを可能にしている。
建物の隅々まであたたかい。
(そして、夏は窓の外が結露する...)
ちなみに、室内にいる分には、日本に居たときより快適である。
日本の冬はつらい。トイレに行くことすらためらう。
どうも、さっきから部屋の中が寒い気がするのだが...
まさか、セントラル・ヒーテングが死んだか...
(ま、管理人がどうにかするだろ)
ちなみに、雪が降っているときの方が、外は暖かい(それでも摂氏でマイナス)。
厚い雲が、熱をためてくれる。
この季節、朝から青空だったりする(ことは殆どないので、薄曇りだったりする)と、
寒い。マジで寒い。
呼吸するのをためらうほどに寒い。
命の危険を感じる。
同居人は、今日は昼間から、体の中から暖めることに余念がない。
(ダイエット中だから、ビールじゃなくてウォッカにするとかいってたな)
じゃ、自分は虎の子ボンベイ・サファイアでもあけるか。
あぁ、南の島に行きたい...