ネットにアサインする時って、
大体
男/女 どっち?
というのを選ばされるわけで、
ネット初心者の頃、男なら男選ぶのに疑問なんてなくて、
僕も当然男と選んだわけですよ。
でも。
一つのネットゲームを長くやってて、
男のケツを見るのにはもう飽き飽きした経緯がありまして~、
(ゲームは大体、主人公を後ろからみる視点が多い為)
次ネトゲやるときは女でやる!
と、まあ、廻りには吠えていたんですね。
で、いざ新ゲーム。
(誰も気にしないと思われますが、
PANTASY STAR UNIVERSっていう糞ゲーでした)
男/女
で、女を選ぶ。
そして、
おっぱいの大きさと形、身長の設定に1時間掛ける!
冗談交じりに、俺、ネカマやるから!
と、友人にも嘯く。
人間恥は大事だけど、
時としてそれを超越すると、えもいわれぬ快感があるのは、
誰しもベッドの上で経験があるはずで、
(無い人は一度、恥を忘れる事をお勧めします
薬物だけは止めた方がいいと思われます)
最初は躊躇いがちに、女言葉で話しているのだけど、
そんなの1週間もすれば、素で女言葉になってくるわけで、
極自然に、友人とネカマ言葉でネットを泳いでいた、
あの夏の日。
たった一週間の女生活で、
既に、人生の不平等を知る。
とりあえず、男が寄ってくる。
頼んでもいないのに、男が寄ってくる。
ゲーム内のレア品や金をくれる。
すねると光の速さでご機嫌取りに来る。
女ってこんなに優遇されてる生き物なのかっ!!!!
男ってこんなに惨めでなさけない生き物なのかっ!!
自分が男である事に、
本気で後悔したのはあの瞬間でした。
何をするにしても、男が手助けしてくれるから、
目的を達するの早い事早い事。
あれ欲しーって言うとくれるし、
危険地帯には護衛してくれるし、
本人は格好よく、
「君を守るからっ!」とか言うけど、
こっちからしてみれば、使い捨てカイロな訳で、
中の人は男をやってるわけだから、
相手の男のさじ加減なんてお手の物で、
あれですよ、
相手のミスに対しては、
激しい調子で突き放し、歩み去る。
そして1歩、2歩、3歩で振り返り、
「あ、そういえば、
XXってアイテムが欲しいんだけど~」
「あ!!!!!それ俺あるよ!!!!!!!!!」
面白いように手の内で転がる転がる…。
まあ、出来る女からしたら、
世界は釣堀なんだろうなあ…ってしみじみ思いましたし~
わたしゃ、キャバクラとかには、金貰っても行きたくない人なんですけど、
もしかしたら、この時の体験がいきてるのかもしれませんねえ。
そして、ネットの仮想空間なのに、
人気の無いところで、せまられるんですよねえ…、
あれはキモかったなあ…、
「ねえねえ、俺のどんなところが好き?」
いあ、好きとか言った事ねえから!!!!!!
あ~でも、あれだな~
男女問わず、こういう奴いるよな~、
なんか、もう廃品回収でも有料だろお前!?
みたいのがさあ、
ほめてほめて~オーラだして寄ってくるのとかさあ…、
突然、40過ぎのババアがニーソックスを公衆の面前で脱ぎだして、
得意げな顔で僕を見上げた時、
人がだれかを殺す気持ちってのが、少しわかった気がしました…。
思うんだけどさ、
やっぱり、勘違いできる人種って最強なんだと思う。
そういえば、ネットの僕に入れ込んでた男子も、
最後は、
「僕ね、君の事が好きだけど、
リアルが忙しくて暫くゲームできないんだ、
でも、君の事はずっと忘れないからねっ!」
とか言ってゲーム辞めていったけど、
次の日には僕は名前忘れてたなあ…とか。
二度と会わないのに、いい格好したがるって、男の性癖なんでしょうか。
やっぱり、世の中弱肉強食で、
弱者はどんな形にしても上位のものに食われるんだなあと、
自然の摂理が身にしみたり…。
で、結局僕のネカマ生活ですけどね、
ある日終りを告げるのです。
そのゲーム内で
仲良くなった女の子が居まして。
まあ、こっちは女の子してるから
メアドの交換にもお互い抵抗ないし、
リアルでもメールしあったりしてたんですね。
で、群がる男どもに罪悪感は全く無かったんですけど、
その女の子に性別を偽ってる事が、
段々重荷になってきて、
ある日言うわけですよ、
「わたしね、実はさあ、中身の人なんだけどね…」
そこで、言葉に詰まる僕。
笑いのエモーション(表情を指定できるのです)を浮かべつつ、
その子は、
「うん、知ってたよ。」
何時の時代も、
やっぱり男は女に勝てないのかもしれません。
(まあ、その女の子の中の人の性別は知らないですけどね!)