『ある日のHydeとえり その弐』

「や、味を占めてもう1回、
別にいいじゃん!ほら書いてる人が楽しいのが一番なんだよ!俺的に。」

「まあ、なんでもいいけど、えりを登場させるなと、
前回からひつこく言ってるでしょ。」



「俺はえりとしたいんだ!

性的な意味で。」


「黙れ、いあごめん、日本語の意味を間違えた、
死ね、いますぐ。

というか文章長すぎ、
いい加減数少ない読んでくれる”かも”しれない、

架空の皆様に謝れ、土下座。」


「なぜ命令!?お、俺だって生きてるんだからな!?

かの有名なドラクエだって、お姫様の合意も取らずに
宿屋で昨日はお楽しみでしたねって出るだろ!?
人間の根源的なナニかなんだよ!?

だ、大体脳内俺様読者様にしたって、
短いより長いほうがいいだろ、常識的に考えて!?」

「時代が違うんだよ、
もう今の時代でうろつき童子

(注:とってもエロが具体的な規制スレスレの昔のアニメ)

はつくれないでしょ?
それと同じだよ!

というか、もういい加減、すでに竜がボスじゃないRPGの話はやめて。

それに、大艦巨砲主義がまかり通ると思ってる男って、
大体、技と心に欠けるよね。」

「え?それって、誰の事。」

「誰の事かしらね、少なくとも秀樹は
デブではあるけど、巨砲ではないわね。

残念ながら。」


「うわ、心底哀しそうな顔でこっちみんな、哀れむな、

ふはは!そんな事では俺は傷つかないぞ、
我は、引かぬ!媚びぬ!省みぬ!」

「はいはい、そんな力いっぱい自分の幼児性を暴露しないの、
省みて、大きくなるなら、世の中にここまで悪徳商法なんてはびこってないよ。

いい子だから話を前に進めましょうね、バブー。」


「もうなんかえりのキャラが完全に崩壊してるが、
まあ、そこは俺のあずかり知らない部分だな、

肖像権を主張する方が居たらごめんなさい、
それはすべてHydeに貴族します。」

「ノブレスオブリージュですか、
そんだけ安い給料で一体社会的にナニを果たすと?」

「誤字脱字にそこまで酷い切り替えしとは、
やるな…えり。」


「で今日は一体何を話そうって言うのよ。」





「忘れちゃった。」



「は?」



「よくあるだろ、他者と議論してると、
いくつか要点を決めて、相手に伝えてるうちに、
自分が何を言うはずだったか判らなくなっていたという瞬間が!?」

「まあ、確かにあるね。」


「だろ?」


「で?」



「え?」


「で、えりをここに呼び出して一体何をしようっていうのよ、
ついでにいうと、さっきからなんど名前をえろって打ち間違えてんのよ。」


「さ、3回かな。

ほら、劇中でスパイクも同じように思い出しそうになって、
3秒くらいで諦めるじゃん?!
あれ、みたときさ、俺人生のヒントを貰った気になったんだよね。」


「だめなものはダメと。」

「そう。」


「とことんダメな男ね…。」

「そう…。」


「でも、この口調でこのblogお題貰えたら、
筆者的には楽しそうだよね。」

「でも、いい加減過去の経緯から、
そうやってお題は集まらないって彼もそろそろ学んでるらしいけどな。」


「彼って誰よ。」

「Hyde?」


「Hydeって誰よ。」

「お、俺とは違う大艦巨砲な人?」


「語尾が震えているよ、
そんなにさっきの罵倒が悔しかったの?

というかいい加減にして?

明確な議題もないまま、
随分とこの記事も長くなってきてるよ。

このまま最後までダラダラと行き続けたら、
いる”かも”しれない読者さまにどうやって詫びるつもりなの?」

「いいんだよ、どーせあの硬そうなメタルな名前のやつとかあたりが、
いもしない読者を意識して書く、自意識過剰なB型とか言われるだけなんだから。」


「B型にだっていい人はいるよ。」

「いねーし。」


「えりはBよ。」

「俺だってBだ。」


「不毛ね。」

「不毛だな。


って、ああ、突然思い出した。

そうそう、みんなに聞こうと思ったんだよ、
こう誰かに会いたいとか思ったときに、
会えない時間をみんなはどう過ごしてるのかと。

まー恋愛至上主義の俺だけど、
遠恋だけはできねー自信があるしな。」


「だから、なんでそんな短小包茎なんだ凄いだろう!
みたいな、切り替えしをすぐするのかな。

正直不愉快。」

「俺から短小包茎を切り取ったら何も残らないだろう!?」

「残らないね。」


「…俺の場合、

例えば友人関係だったら気にならない連絡の頻度とか、
細かいメールなりの言い回しなのに、

相手が好きな子になると、とたんに、
急に不安になったりするわけよ、

んで、何をするにも落ち着かなくなって、
仕事してる間も、ついこんな文章を書いたりするわけだけど、

そういうのって、あんまりいい方向に結びつく事ってないじゃんか?

これってみんな、マイナスじゃなくてプラスにするには
どうしてんのかなあって。えりはどうしてるんだ?」


「そうね、次会う約束の時にどんなことしようとか、
そんな事を考えてたら楽しく時間って過ぎていくね。」

「あー確かになー、

俺、えりに約束取り付けてコクろうと思って電話して、まず予定を!
ってコールしたら、

第一声に、
”今漫画いいところだから、手短にお願いね”って釘刺されて、
ぼっきりと根元から心が折れた覚えがあるな。

ウルトラマンの八つ裂き光輪よりも、断面は滑らかだったぞ?」


「ねえ、全然会話が繋がってない気がしたのだけど、
どうして、そうやってすぐ昔の事でじりじりと誰かを責めたがるの?

人間の器が小さいよ。」

「いいんだよ、実際ちっさいんだよ。
幼い頃から、金持ちの同性愛者の愛玩具として育てられた
美形で天才な男の子の人生より、俺のトークはつまらないんだよ…。」

「そんなに落ち込む事ないよ、
秀樹には秀樹の良さがあるから、元気を出して。」


「例えばどこあたり?」

指を一本顎にかけて考えるえり。

「そういえば、全くと言っていいほどなi(ry。」


「それ現実にどう発音すんだよwwww
つか、そこで止めんなよ、こっち見んなよ、泣くぞ。」


「でも、結局のところ、
恋は不自由さと持続時間って反比例するんじゃないかな?」

「性的な話?」

「性的じゃない話もたまにはしたほうがいいと思うよ、
実際に。マジで。本気に。」


「俺にとっては空気を吸うことと、
性的な事は同じくらい自然な事なんだよ。」

「だから童貞なのね。」

「さっき否定したじゃねえかその件は。」


「秀樹の周りには、
人間的な優しさに溢れた人が一杯いるのね、

まあ、その最たる人物がえりだけど。」


「はいはい、そうでしょうよ…。

でも、結局さ会えない時間を有効活用できるかって、
理想論か才能だよなー。

俺の場合はどうやったって、会えない時間を上手く調理してなんてできなくて、
タダでさえ短い恋愛時間を更に短くする事しかできないんだよなあ。」

「そうね、あからさまに短そうね。

要するに幾つになっても、偉そうな事を言っても、

未だに恋愛を飼いならせてないのね。」


「そもそも恋愛って飼いならすもんじゃないだろう!?」

「そんな事を思ってるのは世界で秀樹だけよ。」


「うそ!?」


「うそよ。」


「…まあ、酒は俺飲まないから、
代わりにアニメ見たり、小説読んだりで、その間ストレッチとか筋トレして、
それはそれでプラスに最近なってきてるけどなあ。」

「どうせまたそれも性的なたくらみなんでしょ?」

「やっぱり持久力大事だろ!?」

「本当に目的に忠実な男だよね。
だいたい、理論に穴があるし。

いやこれは全然性的な意味じゃなく。
面倒臭いから、もう金輪際この件で突っ込みを入れないで欲しいけど。

だって秀樹の恋愛は、会わないと成立しないんでしょ?
それは、えりの恋愛感とは違うね。」

「え?会わないのに恋愛って成立するの?

って、なんですか、そのいい年して街中でくしゃみしたと同時に、
失禁してしまったオッサンを見るような目は。」

「つまりこういうことよ、
秀樹にとって、恋愛は、
まあ、百歩譲ったとして、
スキンシップの上にしか成り立たないと思ってるという事ね。」

「な、なるほど、
そうかもしれない。」

「譲らずに、直球で言えば、
つまりヤリチンだったのね、やっぱり。」

「そんなことないって!?

今えり以外としたくないし、してないし。」



「身体が目当てなんでしょ?」

「くーーー!なんだそのありきたりでなんのひねりもない、
ハゲに向かって、ハゲとかもう何処にも逃げ道のなくて、
恐ろしくシンプルな誹謗は!?」



「身体が目当てなんでしょ?」

「違う。」



「じゃあ、えりたちプラトニックで行きましょう。」



「ごめん㍉。」


「ほら。」

「ホラじゃねえよ!?

その条件って、大概の成人男子がおいそれとは飲めない条件、
ってか、正直言って無理無理無理ィ!!!なレベルの条件だぞ!?」

「でも女性は、それでも私を好きで居てくれる、
という仮定に萌えるんだよ。」

「そこで萌えるかよ。」

「そんなもんよ。」

「なんかどいつもこいつも最低な世の中だな。」


「そうよ、所詮思い込みで成り立ってるのだから、
精一杯、会わない妄想に浸るのが幸せだと思うな。」

「で、会った時にその妄想を現実にすればいいのか!」

「えりに妄想を押し付けたら、
その股間からぶら下がった、糸ミミズを引きちぎるね。」


「じゃあ何のための妄想なんだよ。
って、なんだよ糸ミミズって!?
もうちょっと存在感のあるものに例えてくれよ、人として!?」

「じゃあ、あの黒板に貼る丸っこいマグネット?」

「俺のドリルは天を衝くドリルな訳だが。」

「天元突破できたの?」


「で、できません…。」

「飛べない豚はタダの豚ね。」

「はい…。」

「お逝きなさい。」

「はい…。」


「まあ、秀樹のミジンコ程もないプライドを弄っても、
面白くもなんともないから次に行くけど、

やっぱり生活と恋愛って相反するものとは思うね。」

「そこは同意だな。」

「どうしたって会えないものは、会えないんだし、
諦めるしかないんじゃないの?」

「所詮俺の優先度はえりの中で5番目くらいなもんだしな。」

「5番目ってすごい順位高くない?」

「時々思うんだけど、
えりって俺の事絶対どうでもいいよな。」

「そんな事ないよ?」

「なんで疑問系なんだよ。」

「優先度とか言い出すのって、
恋愛のライフサイクルにおいて、かなり末期か初期よね。」

「まあ、初期だからな今。」

「そうかな?」


「俺が今、ストレスで息絶えたら、かならず血文字でえりって書いてやる…。」

「壮絶な告白ね、

あなたは遅すぎたわ、わたしにとって。」


「告白じゃねえし…。」

「えりのこと嫌いなの?」

「好きです。」


「まあ、いいじゃない、
自分で言ってたでしょう。

俺には俺の、えりにはえりの生活があるって、

それは仕方のないことだし、そこで無理をすれば、
やっぱり、延命にならないし。」


「言ってることは至極まっとうだけどさあ、
やっぱり好きな人と一緒にいたいじゃん。」

「それはそうだねえ。

そして秀樹はヤリチンだから、えりと会ってないと満足できない…わけか。

救いがないわね?いっそ風俗でも行けば?」

「好きな女にそういわれる俺は、
恋の転職を考えるべきかな?」

「別に、えりは去るものは追わないよ。」


「もしかして、俺ってマゾなのかな?」

「えりの方がマゾだと思うけどな?」


「それはないだろ?」

「結局あなたは、私のことなんてなんにも判っていないのね。」


「…、要するに、
やっぱり、この会話も含めて、あれか、

いやならやめてもいいんじゃよっていう、

(注:真顔でそういう事を言う、嫌なじじいがネットの世界にはいる)

それが結論なわけか。」

「話は変わるけど、
結局このトークって、
昨日読んでた、朝から書類作らなきゃいけないのに、
深夜3時だか4時だかまで読みふけってたラノベの影響なんでしょ?」


「…うん。」

「面白かったね、あの話。」

「…うん。」

「えり、言ったよね。
秀樹の文章は個性に欠けるって。」

「…うん。」

「これでいいの?」


「いくない。」

「日本語でおk。」

「よくない。」


「あとはわかるな?」

「…はい。」

「よし、今日は帰っていいぞ、松本。」

「…はい。」


「彼女大事にしろよ。」

「はいっ!!!!!」



やっぱり、男ってどこまでいっても、
女には勝てないんじゃないかなって思うんだ。(遠い目
『とある日ののHydeと、えりの会話 その壱』


「や、どーもHydeです。

最近さあ、ラノベ?あの底辺みたいな小説を、気がつけば買い漁ると言う、
恐ろしい病?病だよな?これ、恋と同じ病だよな?」

「仮に病だったとして、
なんで、その討論の相手に私を選ぶのかな?死ねばいいのに。
私にだって、イメージとかあるのにさ、判ってるわけ?
とりあえず正座して詫びろ。」

「あ、あれ?えりマジでキャラ変わってないか?」

と、正座で居住まいを正す俺。

「そもそも布団の上で正座ってのが、既に意味が判らないけど、
これって、ふらついた勢いでえりに覆いかぶさっちゃえっていう、
お約束的なアレですか?

や、そこ、なにをどこからか取り出したか判らない釘バットと思しき何かを、
握りしめてるんだよ、おい、それで俺の命は再構築されないからな!?、
俺の命はたった一つですよ!?ウルトラマンと違いますよ!?おーい!?

死ぬだろ、それ普通に血みどろだろ?!」

「えりの事は撲殺天使って呼べばいいよ(はぁと)。

だいたいさ、ラノベは底辺ってそれどんな意見なの?
音楽といえばクラッシックだ、それ以外は音楽と認めないというアレなの?」

「いやけしてそういうわけではないんだけど、
なんかほら、ババーッとか、ドドーみたいな、擬音とか美しくないじゃん?」

「マジでそのふやけきった身体を、
鏡にうつしてからもう一回言ってみなさいよ。

それでなんですって?擬音が美しくない?もう一回言ってみなさいよ。」

「お、俺…末期だよな…。
なあ、えり知ってるか?鏡の前でお前は俺じゃないって、つぶやき続けると、
人間は一週間で壊れるらしいぞ?」

「すでに壊れた人間の口からそれを聞いた私はどうすればいいのかな?」


「なんか素で酷いよな…、
これが愛を誓い合ったもの同士の会話なのか?!実際」

「いや、誓ってないから、誓って言ってない。」

「俺も昔は、
えりがツンデレだって…そう思ってたことがありました…。」

「まあ、夢は寝てから見ろって話だね。

いい加減この話の本題はどこにあるのかの話をしてくれないと、
えりも忙しい身の上なんだけどな。」


「むう、正鵠だ。

い、いやな、友達と話をしていて、
人間年老いたらもう恋はできないのかという議題になってだな、
実際38にもなって、えりらヴ!とか言ってるというのが、
性欲なのか恋なのかというのを、本人を前に話してみようかなとか?」

「あー、私もこの前さ、
タッチの漫画を見てて、じゃあ甲子園に言った後、
極自然とカッちゃんからコクられた南はなんて答えるのかと考えたら、
ムナクソ悪くなってきたわ。

しかも大体、その手の話、友達って言ってる時点で、
彼氏や彼女の話っていう統計学上の結論を知らないのかな?」

「いあ、その、後半部分はともかくだな、気を取り直して、

おお!?えりもそう思うか!?
やはり、三大悪女に数えられる女は恐ろしいな、
全然えりの会話に脈絡がない所も恐ろしいが、

あれで国民的アイドルとか片腹痛い。
ある意味顔面センターの方がまだかわいげがあるな。」

「あっちゃんの文句言うな。」

「いあ、言ってねえし。」

「あっちゃんの文句言うな。」

「い、いあ、ご、ごめんなさい。」

「あっちゃんの文句言う前に、
アップで撮影した自分の顔を3分と静止できるか試してみろっていう。」
あっちゃんはかわいいんだよ!」

「ま、まあ、AKBのは話は置いておいてだな、
ちなみに、俺は小嶋が好きだが。」

「あー私も整形してー。」

「いや、あれはやった後に金が掛かるから辞めておけ。
まあ、豊胸手術後の揉みしだきなら喜んで手伝うが。」

「中学生の時点でGカップあった私に、
宣戦布告をしてるととってよろしいか?」

「いあ、おま、それ全国2000万の貧乳女と、
貧乳好きを敵に廻したぞ!?今この瞬間!?」

「秀樹だって、別にほらBカップくらいは普通にあるじゃん、
敵だね敵。」

「おい、泣くぞ、哭くぞ?
いいのかい?俺は哭く度に、オパーイに命を刻む男だぜ?

大体今、俺のぷりてーなオパーイ揉んだよな?
等価交換として、俺もえりのオパーイを揉む権利を主張する!」

「ねえ、いい病院紹介しようか?
今ならまだ取り返しがつく。
無免許で顔にツギハギ入ったいい医者を知っている。」


「無免許かよ!?…んじゃえりこは幾つになっても恋愛ってできると思うか?」


「できるでしょ。」

「即答かよ、でもさあ、やっぱ人間年を取ると、
こう汚れていって打算的になったり、巧妙になるとさあ、
ピュアな恋愛…(笑)とか難しくないか?」

「んじゃあ、秀樹は不純で邪まで汚れきった目線で私を見てるわけだ?」

「い、いや、そ、そんなことは…。」

「あまつさえ、隙在らばあんな事やこんな事をした挙句、
色々と物証を揃えて私を脅すわけだ?」

「エロは全てを許すんだよ!
いあ、そこは正直否定できない。
先生、エロが!エロがしたいです。」

「なんかただのヤリチン野郎かと思ってたけど、
普通に人間としての底辺にいるよね、
ラノベがどうとか言う前に、一度禅寺で修行してきなよ。てか生まれ直せ。」

「おま、あんなエロ本も見れない生活に、
俺が3日耐えられるわけがないだろう。
自慢じゃないが、エロビデオ見れなくなったら俺は、1日で窒息するぞ?
そもそも、出張多い今の仕事で、
どれだけ俺が出張先で涙ぐましい努力をしてると思ってんだ。

大体自分だって、多少改変すれば、エロになる名前な癖に、
なに聖人君子ぶってるかな!?
全ての道はエロに通じるんだよ!?

大体ヤリチンってなんだ!?そんな事言われた事ない、
俺は童貞だぞ!?さらっと酷い事言うな。」

「言いたい事はそれだけか?」

「え?」

「言いたい事はそれだけか?」


「わ、判りました、えと、
おい、ちょっとまてその備品のツボを、

シンクロ率400%になった初号機みたいな顔で持ち上げるのは止めろ、

わ、悪かった、すいません、
えりこさんはエロじゃありません!」


新宿に木霊する除夜の鐘的な何か。


「すびばぜんでじだ、

じ、じつはblogネタに在ったんで、

どこからが浮気っていう話です。」


「結論も出てないのに次って、
どんだけ早漏ヤリチンなの…。
まあ、文章としての体裁をえりが補償してあげるけど、
私のこと好きじゃないの?」

「好きです。」

「きゃ。」

「いあ、おまえ、表情も変えずに唇だけ動かすなよ。」

「じゃ結論でたね。次の議題に行きたいと想います。



すでに好意を両者の間で開示してるのに、
さらに第三者に対して好意を抱いた時点で浮気でしょ。」

「え、それってつまり、
銀河ヒットチャートの常連アイドルと、
なんかぽっと出の納豆アイドルの間で、フラフラしてる分には構わないけど、

お前、和服着たシェリルと絶対やったろ?やったよな!?
って後に、あの納豆に優しい言葉掛けたら浮気ってこと?」

「今、ランカちゃんの文句言ったよね?」

「いあ、俺ランカ好きじゃねえし。」

「わたしとあなたはちょっと話し合う必要があるわね。
ランカちゃんはかわいいんだよ!」

「かわいいわけあるか!?
ずっと大好きでしたって、お前、
どんだけ追っかけてきてってサブ音声でてんだよと、
言いたい素直な欲望を、奇麗事でごまかす奴は卑怯だね。

つか、おま、
そのランカとか顔面センターとかに対する愛情の、
ほんの数千分の一でいいから、
俺に対してストレートに愛情表現してみないか?!」

「してるじゃん。」

「もっと判りやすく。」

「秀樹は馬鹿だからね。
判った今度から心がける。」

「なんで俺はこんな負けてしまった気持ちになってるんだろうな…。

でも、一般的には、
いれたーだのいれないーだのそういう処じゃねエの?

ま、俺が知らないとこで、何がどうなってたって、
別にそれは構わないと思うけどな。」

「ま、大体そういう事いってる男って、

総じて、彼女とかが自分の知らない男とメール電話してると、
しつこく、誰?誰とか聞くんだけどね。」

「お、俺は違うさ。

あ ねぇねぇ 携帯鳴ってるよ。」

「あっ もしもし あっ イクロー んーいまね
女友達のヒデ子ちゃんとお寿司たべてるんだけど
もうそろそろそっちにいくねー ん じゃあね バイバイ」

「ねぇねぇねぇ 今の誰?」

「えっ 間違い電話。」

「まいっか いやよくねえな。」


「でもいつも思うんだけど、
じゃあこのラインから浮気ってのが決まったとして、
それでなんなのかな?

裁判で有利になりたいと?」

「ま、そうやってみんな、
自分は悪くないけど終わったとかしたいんじゃないのか?
あとは高度に政治的な取引の材料ってやつか。」

「脳殻を入れ替えて、高級料亭のトイレで遊んじゃうようなやつね?」

「それはまた随分とサイバーでエログロな話だけど、
確かに、俺の実家は料亭で、
何故か宿泊スペースも併設されていたな、大人って汚いな。」

「38にもなって大人になれない事の方が
汚らしいけどね。」

「…なんかさっきから胸が苦しいんだけど、恋かな…。」

「ただ単に太ってるだけだから、糖尿の心配だけはしたほうがいいよ。」

「甘くねえよ!?この会話ちっとも甘くねえよ!?」

「でもこの手の話になると、
男は遺伝子がどうのっていうヤカラが出てくるけど、
正直あれは意味が判らないね。」

「昔とある野郎二人組みが、

愛のままに、わがままに、僕は君だけを傷つけないって歌ってたが、
あれは俺がこんなことしてんのはお前だけじゃねえんだ、
他にも沢山なかせてんだぜ?って意味なのかな?」

「さらに此処で私がもっとも大切にしてるものまで、
壊そうって言うなら、まず私と秀樹の関係から壊してみようか?」

「いやだから、どーして、
愛憎激しい子なの?!頓着ない子じゃなかったの!?」

「好きなものは好き!
他人の好きを否定する人間は最低だよ!?

最終皇帝に飛んだ瞬間ラストダンジョンでセーブの刑に処するべき。」

「いや、あれは人生で数少ない絶望の瞬間だったよな…。

挫けない心をあれで学んだ気がするわ~、
つか俺の人生における達成感って、

モンハン無印でラオぶったおした時とか、
FF11でレベル99になった瞬間とか、
ゲームでしか達成されてないよなあ…。」

「なんかそんな人間は明日を生きる資格がないって思うなえりとしては。」

「いあ、そこはお前、
自分でカットインはいってきて、俺の名前絶叫してくれよ…。」

「どちらかというと地獄に帰る時がきたって感じだね。」

「ヒャッハー汚物は消毒だー!」

「だから汚物はヒデ(ry」


「なんか、真紅のべへリットが反応しそうになってきたんで、
そろそろ会話を締めに行くか…。」

「何度も言うけど、
いくらamebaのblogネタが文字数だけあれば、一番いい評価つくってのが、
明らかな事実だったとしたって、

結局、幾ら頑張っても自転車もらえるとこまでは昇進できないんだよ?

そういうシステムなんだから。」

「ええ!?やっぱりそうなの!?
なんか必死になってネタ書いてた時期もあったけど、

やっぱりそうなのかな!?そうなの!?

でもまあ、冷静になってみれば、
あの緑色の自転車を本当に貰ったからって、
あれで街中走れるかって疑問は残るよね…。」

「この前、昔あったスライムって緑色のどろどろとした、
え?これで1000円もぼったくるの?ってアレが欲しくなって、
ネットでググッタけど法外な値段がついてる上に、海外の製品だったなあ。」

「俺も声を大にしたいわけだが、

なんで某竜が出てこない、竜探索とかいう国民的RPGでは、
スライムがあんなに弱いんだろうな?

どう弱めにみつもっても、
品種改良されたスライムは、ヒロインの衣服だけを溶かすという、

全中学生が、俄かに直立することもやぶさかではないスキルくらい持ってても
いいと思うわけだが。」

「洋服繊維は溶かすのに、
肌は溶かさないってどんだけ不思議成分なんだろうねえ、

ある意味現代社会で販売すれば、未曾有の犯罪と金になりそうね。

まあ、確かに同じランクに位置されるはずの
スケルトンについては、あのゲームは強い部類に入ってたわよね。」

「というか、あの竜のおつかいは、冷静に見ると、
アンデット系ばっかりのゲームだよな?

いやぶっちゃけ、俺はあのドラだのクエだのってあれを、
たのしー!すきー!とか言ってる連中は、
ゲームなんてやったことない連中だと頑なに信じてるわけだが、

それはともあれ、えり、なんでそんなくわしいんだ?
お前ほんとは年齢詐称してるだろ?」

「あんたね!そもそも今回のこれ、

連載中のイメージぶち壊しで、
えりをこんなキャラに仕立てといてよく言うよ?!
謝罪と賠償を要求するニダよ?

そういえば、いつからグニルダの杖は、
ニルダの杖と読み替えられるようになったの!?
Gに社会的な存在感ってないの!?

でもSWORDをスウォードとか書いちゃう痛い子みると、哀しくなるわね確かに。

wizって未だにカシナートの剣が、
名工カシナートによって作られた、美しい剣みたいな事勘違いしてる人いるの!?」

「いや、もうどこにもそんな人種いねえし、
いくらなんでも、もうここの読者そのトークに誰もついてきてないぞ?

そもそもドラクエより更に時代逆行したぞ。」

「話をもっかいまとめると、

結局、どっからが浮気なんじゃなくて、
どこまでなら許せるの?っていう被害者に対しての、
示談を求める際のボーダーラインの意識調査ってことだよね。

つまるとこみんな後ろ暗い生き方をしてるってネタでしょ?

もしくはどこまでやっても許されるか、あらかじめ予習させてください的な。

amebaの運営で最近不倫始めた担当がいるだけでしょう、JK。」

「いあ、その点について、俺は大きな声で反論はする気もないが。」

「でも原点回帰すると、
結構ラノベって面白いね。

もう規定路線しか走れなくなった、
図体のでかいメーカーが予定調和としての続編しか作れなくなった現状で、

脚本で勝負するなら、エロゲつくるしかない!ってのと同じ論理で。」

「まあ、それも随分と規定路線に移行しつつあるとは思うけど、
実際に、こうやって何も考えないで文章書いてるってのは、
想像以上に楽しい事は判ったな。

ただ、何でもかんでもこの世界は実は現実じゃないとか、
突飛な能力持った女の子が空から降ってくる的な何かって、
発想力の貧困な厨Ⅱ男子を量産してるのがなあってか、
あほの政党支持する大人の子供たちなんだから、結局同じ事か。」

「なんかキレイに終わらせようとしてるけど、
えりをここにこんなキャラで登場させた、意義と意味について述べなさいよ、
30字以内50字以上で!」

「と、とりあえず一回止めとくか…この辺で。」

「答えになってないんだけど。」

「け、喧嘩の後はまず、せっ☆くす?」

「答えになってないんだけど。」

「そういえば、全然違う話なんだけど、
えり聞いてくれよ?!

この前さ、blogの友達と電話してたら、
なんかお前性病の検査してこいとか言われてさ?!
あまりにも酷くね!?
人生そんなもんなったことも疑わしい事もないというのに。」

「なんでそんな話になるの?」

「え?いあ、なんかエロトークの弾み?」


「浮気してるの?」

「え、いあ、してません。」


「浮気してるの?」

「いあ、全然してません。」


そのあと、Hydeの姿をみたものは誰もいない(テイルズ調)
好きな色の組み合わせ ブログネタ:好きな色の組み合わせ 参加中

いい加減昇格しないもんかねえ…。

なるべくならこの記事はPCからみてくださいませ!
(どうでもいいけど)

好きな色の組みあわせ!

んっとね、
縦のストライプで、灰色とピンクの柄!

 























そうねそうね、それをプリーツスカートにして…
生地はΣ型にギャザーいれて、凹んだところがピンクね、
上は、女性のバーテンダーが着るような、
きっちりとした白の生地硬めのブラウス、
んで、ブラウスは外にだして鋭角なエッジで頼みます。

っておよそ現代社会に着ていくところはない気がするんですが、

あー色の組み合わせとはまるで違うけど、

アジアンな衣装で、なんちゃってじゃない朱(バーミリオン)の
ひらひらブラウス&スカートをちゃんと着れる人みてみたいなあとか、

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まあ、所詮パソコンじゃ朱なんて、色出ないけどさ。

最近は、モスグリーンのワンピース(袖なし)を着こなす20代の女の子に出会ったら、
きっと恋をすると思います。(刺繍は赤か、薄い緑)

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元々洋服は好きなんですけどね、

めっきり太って、体のラインが最悪ってのと、
既に趣味に金掛けすぎて、他に回す金がねーってので、手を抜いてますけど、

やっぱ、好きな子と一緒にお互いの服選ぶの好きですね~。
めっきりそんなことももうすることなくなりましたけど。


blogネタだから字数稼がないとだめですけど、

また同じ系列ですが、

グレーマットに、若干赤の入った薄い青の組み合わせ好きですね~。
解る人にだけ解ればいいですが、
zplusの足部分ですね、間違ってもG3の色じゃないです。
面積はグレーが圧倒的に多いところに、下面にラインぐらいで青はいってるのがベスト。


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思いつきで書いたはいいけど、
この記事がほかのひとにどう見えるかは
甚だ謎ですがね…(笑)。
えっと第一部完です。
長々とお付き合いくださり感謝感謝であります。

やっぱ物語書いてるのはいいですね、
ちゃんと始まりと終わりのある物語を書きだそうと、
半年ぐらいずつ想うことをまた思ったりします。

なんか、次に書くものの題材でも皆様くれたりしませんか?(笑

ちなみに、ecは
エンドレスチェインの略かもしれませんし、
エンドオブカオスの略かも知れませんし、
全然別のものかもしれません。
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「ec.ep12」


僕は、その子の腹に残る僕の体液を意識しながら、

殆ど灯りのない室内で問いかける。


「もう、会えないの?」

微かな微笑みの表情が暗闇の中に見えた気がした。

「なんでそう思うの?」


「だってもう、えりは結婚するんでしょ?」


「そうだね。」


どんな表情でそう言ってるのか、
僕には全く見えない。

「カーテンを開けてもいいかな?」


「それは恥ずかしいからダメ。」


仄かにえりの髪の匂いがする。

いつからだろう、
えりと会ってない日、
帰路の何気ない町の風景の中で、
僕はこの香りを嗅いだ気になることがあった。

居ないはずのえりが、
なんだか隣に要る様で、
誰も見ていない僕の頬の筋肉が少し緩み、
自然と口角が上がる。

きっとそれは、
定期券を改札口にかざす、小さな電子音一つで消えてしまうような幸せ。


家にたどり着く頃には、
空には月が見え、なんで都会の月はこんなにも鋭角な輝きを持つのかと、
不思議に思うのだけど、

でも、いつしか三日月はえりの微笑みと重なる。

簡単な事だと思う。
どんな角度から見ても、
薄く弓なりになった月を見れば、誰かの笑顔に見える。

それは間違いなく、
今、僕が好きな人の笑顔。


ゆっくりとえりがベッドの中で身体を起こす気配がする。

「また会いたいよ。」

僕は、えりがいる辺りに声を掛ける。


「会えるでしょ。」

えりこは自然だった。

こんな状況で、とても自然にそう言った。


手を伸ばすと、そこにはえりこの内腿がある。
恐ろしいほどの柔らかさで、僕の指を包みさえしそうな感触に、
僕は眩暈すら覚える。



この時の僕は知らない、
でも、4日後の僕は知っている。

かなり急な地下から地上に向かう階段を、
えりが先に登っている。

計算されたように、脚の付け根ギリギリまであるノースリーブのワンピース。
その下には、ワンピースと同じ長さで切りそろえられたクラッシュジーンズ。

「ねえ、すっごく内腿が気持ちよさそうなんだけど。」


「さわればいいよ?」

少しも、いやらしさの欠片もなく、
子供のような純真さでえりこは応える。

でも僕には、純粋さの欠片もなく、
ただ、下腹部にどろりとした欲望を感じる。




「ねえ、こうして会ってる時だけ、
僕の彼女になってくれない?」


伸びをするえりこは、
多分猫そのものみたいだった。

「それは、やっぱりよくないでしょ。」

結婚相手が引っ越してくるのはあと2日後。


「よくないのは判ってるけど。」

僕はえりの目を見ながら笑うしかなかった。


「でも、私きっと会いたいって言われたら、
断れないと思うよ。」


僕は、もうえりこの言葉が終わる前に、

「じゃあ、そういう事にしといて。
こうして逢ってる時は、えりこは僕の彼女ってことで決定ね。」


僕は、自分の中のもう一人の自分に、
こっそりと手招きをする。

こっちに出て来いと手招きする。


「そうなんだ。」

何故か悪戯っぽい微笑みを浮かべるえりこ。

なんだか、その微笑みは僕にではなく、
自分に向けたもののような気がした。


今日わかった事は一つだけ。
僕らは二人とも、種類の違う照れ屋だという事。

灯りをつけないえりと、
灯りをつける僕。

自分の欲望を言葉にしないえりこと、
欲望を上手く伝えられなかった僕。

僕は恥ずかしい時、
恥ずかしくない時より、前に踏み出す。
恥ずかしい時には、受身になるえりこ。


これでよかったんじゃないかと、
その時、僕らはそう思ったんだと思う。



「ねえ、えりちゃん、そういえばさ、
4年前からずっとえりちゃんって呼んでるけど、
今日は、えりって呼んでいい?」


「もちろん、いいよ。」


「そういえばさ?」


「なに?」


「えりは4年間一度も僕の名前を呼んだことないね?」


「ないねえ?」


「僕のフルネームってもしかして知ってる?」


「もちろん知ってるよ」




こうして僕らは始まった。
いつか終りの物語が始まるのかもしれない。

でも、僕はどこかに残しておきたかった。
あの日、あの時、
僕の人生の中で、一番純度の高い相手への好意を、
相手が拒絶しなかった日のことを。


遅すぎた始まりの、
この物語のことを。

ねえ、えりこ知っていたかい?
ほんとはずっと前から好きだった。

ねえ、えりこ知ってるかい?
キミが想うよりずっと深く、僕は君の存在に感謝して、
キミが想うよりずっと強く、キミが好きだってことを。

何もかもが遅すぎたけど、
それでも僕は、キミにあえて嬉しかったんだ。

ありがとう、そして…。

どもども、ようやく書きかけの物語に段落がつきました。
(予約は明日で確か終わりだった気がする…)

随分と久しぶりに読者様から、
メッセで文章の感想を頂き、非常に気分がよくなり記事を書いております。

この記事を読んで、
勢いはあるけど、個性が薄い、世界観が一定しないというご意見をまた別の方からも頂き、

自分でそう思っていたので、
この手の辛めのストレートな意見とても嬉しいですね。

元々、推敲なし、勢いだけでどこまでやれるかを試していたので、

近いうちに、ちゃんとはじめとおわりのある文章を書こうと、
思いも新たになりました。

みなさま、お付き合いくださりありがとうございますと、
予約が終わる前に、あとがきから。

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I love when you do that hocus pocus to me.
The way that you touch, you've got the power to heal.
You give me that look, it's almost unreal. It's almost unreal.

昔ロクセットが好きな時期があって、
僕はこのありきたりな歌詞の、特筆するほどメロディーラインも良くないこの曲が好きだった。

まだ、その恋が、嘘だかホントだか、
そんなことすら解っていなかった頃、

こんな恋愛がしたいと憧れてたのかもしれないけど。

でも、大人になった今、

誰かが触れるだけで癒されていくよな感覚、
見つめ合うだけで、非現実感に襲われるような恋って、

現実にありえることを僕は知ってる。

流行歌が憧れじゃなく、
40も近くになって、やっと実感できるようになった僕。

休日の昼下がりに、Norah jones を聴きながら、
こんなことを考える。

僕は子供の頃から変わってないのかもしれない。
でも、前よりは、例えば今いる場所について僕は知っているし、
自分がどんな人間かも知っている。

でも、そして恋がどんなものかを知る頃には、
恋はもう手に入らないものなのかもしれないと考えていたけど、

現実にたった上で、恋はできるのかもしれいなって今は思う。


僕にはもう、恋を語る資格はないんだろうけど、

それでも、誰かを好きでいる気持ちって、
世界でなにより純粋な気持ちじゃないかって思う。

大人になって、現実の中に生きているけど、
やっぱり恋は、打算とも生活からも切り離された。
心の自由な反応だと思う。

皆さまが、素敵な恋できますように。

現実に負けませんように。


Hydeは割と元気に生きております。
誰かを思う気持ちと一緒に。
しかしまあ、
延々と主人公視点の話って、
見てる人はつまらないですかねえ、やっぱり。

この話は時系列めちゃめちゃで書いてますが、
もしちゃんと書きなおす機会あれば、追加要素2点ありますねえ。

1)女の子の視点の話

2)語られない主人公の秘密(何も考えてないともいう)

ま、書くことはないと思いますが。
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「ec ep.11」

そこから時間は少しだけ飛ぶ。


僕は恐ろしいほどの悲しみの中に居た。

結婚相手が、ほんの2週間ほどで今住んでいる部屋に引っ越してくる事を聞いた。

あの子の体温がまだ、身体に残っているのに、
あの子はもう、僕の前に今日と同じ気持ちで、
立つ事がないのかもしれないと考えたら、

僕は、新宿の裏通りで、
独り泣きたい気持ちになった。

物語を見て泣く事はあった。

でも、現実的な事に泣く事はなくなった。

でも、その時僕は、ただ泣きたかった。

でも、やっぱり涙はでなかった。


僕は、その子が他の男の腕の中で安らかな寝息を立てていたとしても、
今日の気持ちを失わないことだけを知っていたから。

多分、僕が求めているのは、
現実的な彼女とかそういうものではないんだと思う。
より純度の高い相手への行為、そしてその交換。

そしてそんな馬鹿げた事を考えているのは、僕だけかもしれない。
そしてそんな馬鹿げた願いは、今日、費えたのかもしれない。


独りで自宅に帰るまでの間、
自宅でシャワーを浴び、あの子の残滓がすっかり洗い流される間、
布団に寝転んで、
天井にあるシミを見つめている間、

僕は寂しさを感じていた。
もう、長い事感じたことのない感情だった。

寂しいとは、きっと何かを求めた代償だ。
喉が渇いたというのと、とてもよく似た感覚だ。

よく、
失恋しても腹は減るというけれど、
恋というモノ、人という存在そのものに、
僕のお腹は一杯だったのだ、何年間も。

でも、新宿の駅前、
人通りも激しい交差点で、
僕は寂しさを感じた。
渇きを感じていた。

あの子を欲しいと願った。

それがあの子の一部を引き裂く行為だと理解しても。

僕は、

あの子が欲しかった。

あの子の今が欲しかった。


ただ、そう願った。


お~2ケタいきましたね~
ちょっと急いで書きすぎたかもです。
夏休みのいいこと、

探し物がみつかりました。

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「ec ep.10」

ダーツを終えた僕らは、
当所もなく、新宿の街を歩いていた。

僕は帰りたくなかったし、
その子はどうしたかったのかは、よく判らなかった。

不思議な子だと思う。
自分がこうしたいああしたいと、ある程度は口にするのに、
僕は、
この子が本当にしたいことを、
本当にしてるのだろうかと考えてしまう事がある。

どうでもいいことは口にして要求するけど、
本当にしたいことは、
口にしないんじゃないかとそんな風に感じる事がある。

本当の自分の想いについては、
向き合わないと決めてるんじゃないかと感じる事がある。


「お酒を飲んで女の子を口説くのって、
なんかずるい気がしない?」

僕が尋ねると、

「ずるいねえ」

とにこやかに答える。


「じゃあ、飲みに行こうか?」

僕が尋ねると、

「飲みたいならいいよ」

と、にこやかに返事をした。


僕はその日、焦っていた。

かなり焦っていたんだと思う。

結婚まであと何日あるのかも知らない。
旦那と同居を開始するのが何時からなのかも知らない。

でも、
僕の目には、この気まぐれな猫みたいな女の子が、

4年もの間、隙をみせなかった女の子が、

不意打ちでキスをされるくらいにガードを下げる日が、
もうこの先くるなんて思えなかった。

ましてや、浮気はしないと明言していたこの子が、
結婚を控えたこの時期に、なぜ奪われた唇に怒って帰るどころか、
深刻な苦情も言わない理由を理解できていなかった。


手をつなげなかった最初の彼女に言われた事がある。

「なんで、相手がそうしたいと思ってるのに、判らないの?」

判るわけがない、
僕はその子じゃない。

僕は、自分の想いを一方的に押し付けるのが怖かった。


酒を飲んで女の子を口説いた事はない。
だけど、先日の喫茶店の会話よりも尚、焦っていた僕は、
正直なところ、酒の力でもなんでも借りたかった。

外見とは裏腹に、
かなり店内が騒がしい飲み屋に入り、
失敗したと想いながら、

それでも、僕の耳に唇をくっつけるように喋るその子の吐息を感じるたび、
僕は、その選択が間違いでもなかったかと想いつつ、

ひどく汗をかいている自分の体臭ばかりを気にしていた。


まさかこの歳になって、
女の子を口説くことに、こんなにも戸惑うなんて思いもしなかった。

一時間ほどをその席で過ごし、
かなりのハイペースでジントニックを3杯煽り、
それなのにちっとも頭はぼやけたりもせず、

僕は相手からの拒絶を予想しながら、
そして、3割くらい冗談みたいに。

「ねえ、えりちゃん、
もうこんな風に会えないのなら、僕にあと2時間時間をくれない?」

これが、僕の今時点で搾り出せた限界だった。

やっぱり僕の37年はこの程度でしかなかった。


髪の毛を弄る速度を速めつつ、
ただでさえ大きい目を、余計に大きくしたり、
俯いたり、くるくると表情を変えながら、
その子は返事をする。


「いいよ、


でも今日はダメ。」


考えてみれば、僕の人生はいつもこうだったのかも知れない。

僕は女の子が得意だなんて思ったことはない。

相手が、好意的な返事をくれることを期待しているわけでもない。

ただ、自分の欲望を、
格好悪く、口にしているだけだ。


その子がそんな返事をする事に、
僕は二度驚いていた。

「いいよ」
の部分に。

そして、

「今日はダメ」
に部分に。

この子は、僕がこんな気持ちで目の前に立つ事を、
今日で終りにしなくていいと言っているのだろうか。


この日の僕は、
多分後の理由のほうに悦びを得ていた。


僕には僕の、
彼女には彼女の制約が、多分あるのだろう。

でも、僕はこの瞬間、
自分が恋と呼ばれる物に求めているものを、
この子とだったら実現できる気がしていた。

明日その事実が喪われてもいい、
お互いに生活と制約を抱えている現実を飛び越えて、
ただ、お互いに対しての好意だけを見続けられる事。
それは多分僕にとって、永遠に一番近い行為なのだ。

僕はこの子が好きで、
たとえ一緒に生活できなくても、
たとえ望む時にはあえなくても、
僕の知らないところで、他の誰かと肌を重ねていようと、

僕がこの子を好きなことに、
なんの影響も与えない事を。

あらゆる余計な要素を今だけは取り除ける。

僕は純粋に、
目の前にいる、人の形をした僕の好意の対象に優しい視線を向け微笑んだ。

誰かにとっては失礼極まりない二人なのかもしれない。
良識ある人々にとっては、無責任な二人なのかもしれない。

そんなことは、
銀色羽根の鳩に言われるまでもなく、
僕もこの子も判っていたんだと思う。

でも、僕はこの瞬間、
生きていて良かったと思った。

きっと僕の人生において、
この感覚に勝る価値観なんて、多分何もないんだと思う。
「ec ep.9」



「ダイエットしなきゃなあ…。」

とつぶやくその子に、

僕は、

「なら賭けようか?」

と、持ちかける。

「何を賭けるの?」

と、その子は話に乗ってくる。


「相手の望みを一つ聞く。」


少し考えて、

「どの程度まで?」

間髪居れずに、

「どこまでも。」


笑いながらその子が、そんな賭けはダメーと答えたのは、

まだ随分と過去の頃だった。


あれから随分と経ち、

僕は人生初めてのダーツを、
新宿の街で、その子と体験していた。

再び僕はもち掛ける。

「ねえ、何を賭ける?」

「なんでもいいよ。」

「ねえ、何を賭ける?」

はっきりと目を見ながら僕は問いかける。


その子がふと視線を落とせば、
そこには、こんな思い付きが過去何度も繰り返された証拠として、

勝負に負けた際に、
ダイスを転がして、一気に煽るペナルティ酒の一覧が書かれていた。

「これにしよう!」

こうして僕は、過去、
顔も知らない男女間で、何度も繰り返された遊びをする。


僕は人生初のダーツゲームで、負け、
そして「4」の目をダイスで出し、
¥400と書かれたウイスキーを注文し、一気に煽る。


「ねえ、これじゃ全然酔わないし、詰まらないよ。

何を賭ける?」


「何を、賭けたいの?」



「じゃあキス1回で。」


僕は返事を待たずに、ダーツを投げ、
あやまたず、矢はブルズに着弾する。

中心から赤い放射状のエフェクトが盤面に走り、
1セット目に出た点数の半分くらいが一気に加算される。

その子は、驚きの表情を浮かべる。

「あれ?やったことあったの?」

その子は、2投とも枠外に外す。

あっという間に100点以上の差がつく。


「もちろん今日が初めてだよ。」

僕は内心の動揺を隠し、勤めて冷静に答える。

更に、x3の薄い隙間に、僕の矢は突き刺さる。


「なしなし!こんな人前でできるわけないじゃん!
負けたら私もお酒飲むよ!」

その子は、そう笑う。


「いいよ、それで。」

あっさりと2セット目を僕が勝ち、
その子は、めったに飲まない酒を煽る。

交代する時に触れた、
その子の腕はやけに熱くて、汗ばんでいた。


「さあ、じゃあ、最後だ、
何を賭ける?」

「な、なんでもいいよ?」

「僕に聞くなら、さっき僕が言った条件でもう一回」

口を尖らせながら、ゆるゆると巻かれた自分の髪をいじって、
無言のまま、手元のドリンクを飲む、
それでも、この子は勝負を止めないらしい、

この時、この子は何を思ったんだろうか。


再び一投目、ブルズアイ。

その子は表情を硬くした。
そして、プレイヤーチェンジの際、

おもむろに、盤面の中心に手で矢を突き刺す。

「えっへっへ~、これハンデね。」


「いいよ、それで」

言葉と裏腹に、僕はまた動揺していた。

枠外に1投、
枠内に1投。

祈るような目で点数を見ていたあの子は、

勝ちたいと願ったんだろうか。
負けたいと願ったんだろうか。
逃げたいと願ったんだろうか。

50点以上の点差を見て、
プレイヤーチェンジの時、
その子はまた、手でダーツを差し込もうか少し考えて、
こっちを見て、にこっと笑った。

結局、
点差は100点以上付いた。

両手で顔を覆うしぐさというのを、
僕はリアルで初めて見たけども、

「も~こんなとこで絶対無理!」
と、言うその子に僕は声を掛ける。

「いいよ、別にここじゃなくても。」

くるりと向けた背中に容赦なく何度も、
その子は平手を打ちつけた。

だから表情は見えない。

怒っていたのか、
笑っていたのか、
困っていたのか、
悲しんでいたのか、

僕は見えなかった。


ゲームを終えて、割り当てられたブースに戻る。
タンブラーの側面を1箇所だけ縦に切り欠いたような個室。

コップの高さは2.5mほど、コップの底は4㎡ほど。

その子は僕と自分の間に、荷物を置いて、
少し不貞腐れているように見えた。

注文したものが配膳される。

ウエイターの帰り際に、
僕はその子にキスをした。

唇の距離が10cmになるまでその子は動揺し、
僕の肩に置いた手に、力を込めるかをほんの少し悩んだ。

多分、7cmから1cmになるまでは、
その子も僅かに僕に唇を寄せていった。

距離がゼロになった時には、
身体の力を抜いて、僕を受け入れた。

そして、1秒も経たないうちに、
自分から勢いよく離れ。

なんだか泣きそうな顔になっていた。


「ごちそうさま。」

そういった僕の膝を、その子は思い切り叩いた。

僕は、自分の中で、長らく眠っていた獣が、
ずるりとその身体を震わせる音を聞いた気がした。

やはり、僕の中にいる、
一匹の獣性、これこそが僕を形作っている災禍の中心であり、
また僕自身であることを、僕は自覚した。

そこから時間は少しだけ飛ぶ。


僕は恐ろしいほどの悲しみの中に居た。

あの子の体温がまだ、身体に残っていて、
或いはもう、同じ気持ちで側に立てないのかもしれないと考えたら、
僕は、新宿の裏通りで、
独り泣きたい気持ちになった。

物語を見て泣く事はあった。

でも、現実的な事に泣く事はなくなった。

でも、その時僕は泣きたかった。

やっぱり涙はでなかったけど。


独りで自宅に帰るまでの間、
自宅でシャワーを浴び、あの子の残滓がすっかり洗い流される間、
布団に寝転んで、
天井にあるシミを見つめている間、

僕は寂しさを感じていた。
もう、長い事感じたことのない感情だった。

寂しいとは、きっと何かを求めた代償だ。
喉が渇いたというのと、とてもよく似た感覚だ。

よく、
失恋しても腹は減るというけれど、
恋というもの、人という存在そのものに、
僕のお腹は一杯だったのだ。
ずっと長いこと。

でも、新宿の駅前、
人通りも激しい交差点で、
僕は寂しさを感じた。
渇きを感じた。

あの子を欲しいと願った。

それがあの子の一部を引き裂く行為だと理解しても。

僕は、
あの子が欲しかった。

や、
夏休み終わっちゃいましたね。
また、会議と出張の日々ですね。

でも夏休みいいことありましたよ。

ちょっと間あいてすいません、続き書いてみました。



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『ec ep.8』


猫が好きだと言っていた。

親友にだけは裏切られたら、
もう人間社会の中でやっていけないと言っていた。

そんなその子を、
僕は抱きしめたい気持ちになった。


僕は犬が好きだった。

犬はもういなくなってしまった。

僕は社会の中に居場所なんてなかった。


昔妹を放り出して家を出てしまった、
だから妹の言う無茶を、今は叶えてあげたいと思うようになったと
その子は言っていた。

小さい頃僕は、妹を苛めていた、
だから今、妹の言う事に無条件で従う事に決めていた。


僕らは、カラオケに行って、
歌を歌わなくなっていった。

その代わりに、僕らは、今までしない話をするようになった。

僕は4年もの間、のほほんと詰めることのなかった、
その子との距離を
-実に馬鹿げたことだし、甚だ当人にとっては迷惑だろうが-、
必死に埋めようと思った。

喫茶店で、僕が告白したその時、その子は笑いながら言っていた。

「なんでいまさら。」

だから、正確に言えば、
必死になっていたのは僕だけで、
当然結婚を控えたその子が、わざわざ僕らの間に茫洋と横たわる、
狭いんだか広いんだか判らない河を、スカートをたくし上げて、
ざぶざぶ渡るはずもなく、、

子供の頃遊んだだるまさんが転んだによく似た動きで、
その子が隙を見せた時に、素知らぬ顔で数歩ずつ僕はその子の側に近づいていった。

この行為は、
この子が、一度でも迷惑そうな表情や声を僕に投げかけるまで。

そうルールは決めていたけど、

だるまさんが転んだと発して、僕を振り返った時、
僕の主観からすれば、その子の顔に困惑は浮かんでも、拒絶は浮かばなかった。


真っ白い羽毛の中に、
銀色の風きり羽根を生やした鳩が問う。

「ねえ、それは言い訳にもならないよ?」

そんな事は、他の誰よりも僕が判ってる。

「ねえ、君はそもそも誰かを好きなる資格なんてないんだよ?」

そんな事は、他の誰よりも僕が解ってる。



でも僕は林檎を齧ってしまった。

届かないはずの枝に手を伸ばて、
僕は現実に再び、歯を立てたのだ。

あ、書庫あさってたら、
このecシリーズの原文でてきたから、掲載します。
これがもとの記事で、ちょっと膨らませたらああなりましたっていう(笑

なんかこっちのがPOPだわ…。

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忙しい君から、2回予定変更のメールが着たもんだから、
それからというもの、君からメールが来るたびに、
日取りの繰り延べかななんて、まず考えた。

会社の会議中に、ポケットの中で微かに震える携帯をこっそり取り出すと
小窓に君の名前が表示されていて、ごめんという件名に、
表情には出せない分、現実の無表情の僕と、
がっかりする内心のギャップが妙に意識されたりして。
進行の中で、意見を求められていたことにも気がつかず、
準備に2週間掛けた会議も、どうやら次回に結論は持ち越し。

3度目のリスケジュールの後、
気がつけば待ち合わせ時間まであと2時間。
まだまだ寒い曇り空の下、
なんだかもやもやとしている自分を誤魔化す様に、
上着も羽織らず、外で煙草を吸っていたら、
携帯の小窓に君の名前。

また延期かと煙草をもう一服だけして、
なるべく平静を装いながら、内容を読む。
遅れるけど今日は会えると書いてあった。


もう『友達』として何度も会った君だったのに、
なんだか妙に緊張して、約束の場所に向かう僕は、
繰り返されたリスケジュールの影響を受けていたからなのかも。

これだけ予定が繰り延べられても、
怒りもしないで、会える日をまだかまだかと待っていたのは、
何故だろうと、マフラー越しに白い息を吐きながら考える。

約束の時間を7分超過。

これだけ、延期が続いたのだから、
ほんとだったら僕は、暫く待つから時間空く頃連絡して?
って、大人な対応をするべきだったのだろうけど、
なんとなく、無期の繰り延べにはしたくなくて、
何度も、何時ならいい~?と返していた事に、
もしかしたら君は腹を立ててたのかななんて、考えていると、

約束の駅についたと電話口で、
走ってきた息を整えるのに必死に話す君の声を聞いて、
ああ、よかった怒ってなかったんだなって、
ほっと吐き出す僕の安堵の溜息も、
なんだかいつもより真実味があって。

喜ぶ事も、落胆することも、
普段の僕に比べて、何割か増しになってたのは事実。
きっと吊り橋で、普段なら気にも留めない少しの振動に、
とっさにバランスを取ろうとするような感覚なのかもしれない。

とてもデートで行くような場所じゃないラーメン屋。
東京だけど、まるでなんとか連峰の中腹にある、
山小屋みたいな内装を見渡して、
そういえば、今回の約束は何がきっかけだったかを思い出す。

この山小屋に前回来たとき、
食べ残してしまったラーメンに、
リベンジすると君が言い出したのだったね。

二人して、親の敵みたいに盛り付けられたラーメンに苦笑して、
これを自宅でこぼしたら、電装系やら、敷物に莫大な被害がでるだろうななんて、
考えてたら、店主が配膳の時、危うくどんぶりをひっくり返しそうになって、
お互い青い顔をしたっけね。

無心に動かす手も、いつしか速度はゆっくりになり、
店員さんに、ごめんなさいと俯いて、
今回もやっぱり食べ残してしまうのだけど、

くっそーって、悔しそうな顔で店を出る君をみて、
あ、今の顔かわいい、
そう思った感想を、

僕は、思わず口に出してしまって、
しまったと思ったときには、
もう君がなんだか恥ずかしそうな顔をしていた。

不自然だったなあと、悔恨するまえに、
僕はもと来た駅に向かって歩き出してしまった。

だって、仕方ないじゃない?
隣に居る女の子がかわいいなんて本気で思ったのは、
ずいぶんと久しぶりだったもので。

だから、その時君がどんな表情をしていたのか僕は知らない。

でも、風呂上りにそのままこの場所に来たような、
量のある君のゆんわりとした長い髪。
何をどう意識改革したって、
僕は面長より丸顔の方が好きなのは変わらず、
どれだけ普遍的であろうと、
やっぱり短いより長い髪が好きなわけで、

どこかの高級ホテルのレストランで、
きっちりと、アルマーニのスーツを着て、
エルキュールポワロみたいなエナメルの靴を履いて、
髪の毛をきっちりとセットして、
ソムリエに呪文みたいな注文をして、
笑い方の角度も計算するような、
そんなデートも嫌いじゃないけどさ、

日常の表情が素敵だと思える女の子と居るほうが、
なんだかやっぱり自然な気がする。


現実の接点なんてなんにもなくて、
年も違って、会ってる事に今まで特別な理由もなくて、
でも僕らは性別が違ってたんだななんて、
今更の様に気づくのが、

遅すぎたのか、早すぎたのか、
その答えを僕が知るときが、遅すぎるのか、早すぎるのか。



初めて僕は君と出会ったときの事を覚えていない。
でも、最初に一緒にご飯を食べた時、
君がとても美味しそうにご飯を食べていたのは覚えてる。

またこの子とご飯を食べたいなあ。
そうやって始まった季節がそろそろ変わりだしてるのかもしれない。

近場だからと、自転車でやってきた君の
ハンドルの上に置かれた手に、
僕の手を伸ばしたら、届くんじゃないかなと、
そんな風に考えて空を見上げた先には、
満月がぽっかりと浮かんでいた。