ええと、最終回です
1話はこちら 2話ならこちら
いあいあ、なんか、このシリーズはどれも続きそうで続かないこの感じが、
なんか無責任でいい感じですね。個人的には。
最近フォントが安定しない!とおしかりを受けてるので、
とりあえず、何をどうしてもだめっぽいので、
古い端末から、書きこんでみたりしました。
-----------------------------
その時、どうして桂子さんが僕を跳ね除けなかったのか、
理由は判らなかった。
でも、桂子さんも僕を好きなんだ!
なんて、短絡的にはなれなくて、
あ~、弱みに付け込んだかなあ…、
でも、結果オーライなら、ラッキー?
でも、そんな始まり方したらあんまり長く続かないかも…、
というか、そもそも付き合えないって断られるかも…、
というか、断られて当然の出会いだしなあ…
そうやって、僕は頭の中に銀河を作って、
いつまでもいつまでもぐるぐる廻していた。
現実の桂子さんはといえば、
月がほんのちょっとだけ、傾くくらい、
僕の腕の中にいて、
拒絶の雰囲気はなかったけど、きっぱりと僕から身を離し、
「ありがとう」
そう一言だけ残して、屋上から去っていった。
その細身の背中との距離が、
なんだかB型の僕と、AB型の桂子さんとの距離なのかな、なんて、
随分、責任転嫁な考えをしていたのだけど、
僕はもう、行動を起こしてしまって、
あとは桂子さん次第、そう思ったら、
昔別れた女の子に、”ひつこい!”と最後の日に言われて以来、
あと一歩にためらいを感じる日々な訳で、
くっそ、余計な事を言われた所為で、
こんな大事な時に、別の女の事を考える今の境遇が腹立たしかった。
翌日桂子さんは、会社を休んで、
そのまた翌日、事務所の廊下で壁を背に俯いていた。
トイレに行く途中でそんな桂子さんを見かけたのだけど、
僕はなんとなく、通り過ぎるしかなくて、
目だけを動かして、そんな桂子さんを盗み見てたんだけど、
「私、ね、B型の男とは最悪に相性悪いんだよね。」
そう言われて、びっくりとして、
今度は顔ごと桂子さんを見るんだけど、
桂子さんは、クスリと笑みを浮かべて、そのまま歩いていってしまった。
今度こそ、僕の頭の中で、
宇宙は生まれて、死に掛けて、それでもギリギリ生き残って、
やっぱり膨らんだり、萎んだり、ついには超新星爆発を起こすのだけど、
結果としては、その日は仕事にならなかったくらいで、
帰社間際に、
煮詰まった僕は、
事務所で桂子さんを見かけ、反射的に大声で言ってしまう。
「桂子さん、明日の土曜日デートしよう!
俺は、桂子さんの手を繋いで、
夕陽の見える公園で、最後にキスしよう!」
僕らの周りで、若い子らは冷やかす声を上げていたし、
年配の人たちは、柔らかい目で見てたり、
うんざりしてたり、とがめるようだったり。
当の桂子さんは、本気で驚いた顔をして、
そのまま、表情も見せずに事務所から出て行ってしまった。
「先輩~頑張ってくださいね~。」
なんて、周りの無責任な声がなんとなく嬉しかった。
我ながら馬鹿な事をしたなあと、
自宅に戻ってベッドの上で、携帯を弄っていた。
(ほんとは、桂子さんにメールしようかどうか悩んでいたのだけど)
自分の性格に半分うんざりしながら、半分納得していると、
手の中で携帯が急に震えて、
You Gat a Mail!
差出人は桂子さん
~二度とあんなことしたら許さないからね!
それと、キスもなし!
でも、手ぐらいなら繋いでもいい、
待ち合わせはどこ?~
こうやって、2010年の秋、
僕らの恋は始まった。
デートの当日、僕が桂子さんにキスできたのか、
何故あの日桂子さんが泣いていたのか、
B型とAB型の壁を、僕らは越えることができたのか、
それはまた別のお話。
1話はこちら 2話ならこちら
いあいあ、なんか、このシリーズはどれも続きそうで続かないこの感じが、
なんか無責任でいい感じですね。個人的には。
最近フォントが安定しない!とおしかりを受けてるので、
とりあえず、何をどうしてもだめっぽいので、
古い端末から、書きこんでみたりしました。
-----------------------------
その時、どうして桂子さんが僕を跳ね除けなかったのか、
理由は判らなかった。
でも、桂子さんも僕を好きなんだ!
なんて、短絡的にはなれなくて、
あ~、弱みに付け込んだかなあ…、
でも、結果オーライなら、ラッキー?
でも、そんな始まり方したらあんまり長く続かないかも…、
というか、そもそも付き合えないって断られるかも…、
というか、断られて当然の出会いだしなあ…
そうやって、僕は頭の中に銀河を作って、
いつまでもいつまでもぐるぐる廻していた。
現実の桂子さんはといえば、
月がほんのちょっとだけ、傾くくらい、
僕の腕の中にいて、
拒絶の雰囲気はなかったけど、きっぱりと僕から身を離し、
「ありがとう」
そう一言だけ残して、屋上から去っていった。
その細身の背中との距離が、
なんだかB型の僕と、AB型の桂子さんとの距離なのかな、なんて、
随分、責任転嫁な考えをしていたのだけど、
僕はもう、行動を起こしてしまって、
あとは桂子さん次第、そう思ったら、
昔別れた女の子に、”ひつこい!”と最後の日に言われて以来、
あと一歩にためらいを感じる日々な訳で、
くっそ、余計な事を言われた所為で、
こんな大事な時に、別の女の事を考える今の境遇が腹立たしかった。
翌日桂子さんは、会社を休んで、
そのまた翌日、事務所の廊下で壁を背に俯いていた。
トイレに行く途中でそんな桂子さんを見かけたのだけど、
僕はなんとなく、通り過ぎるしかなくて、
目だけを動かして、そんな桂子さんを盗み見てたんだけど、
「私、ね、B型の男とは最悪に相性悪いんだよね。」
そう言われて、びっくりとして、
今度は顔ごと桂子さんを見るんだけど、
桂子さんは、クスリと笑みを浮かべて、そのまま歩いていってしまった。
今度こそ、僕の頭の中で、
宇宙は生まれて、死に掛けて、それでもギリギリ生き残って、
やっぱり膨らんだり、萎んだり、ついには超新星爆発を起こすのだけど、
結果としては、その日は仕事にならなかったくらいで、
帰社間際に、
煮詰まった僕は、
事務所で桂子さんを見かけ、反射的に大声で言ってしまう。
「桂子さん、明日の土曜日デートしよう!
俺は、桂子さんの手を繋いで、
夕陽の見える公園で、最後にキスしよう!」
僕らの周りで、若い子らは冷やかす声を上げていたし、
年配の人たちは、柔らかい目で見てたり、
うんざりしてたり、とがめるようだったり。
当の桂子さんは、本気で驚いた顔をして、
そのまま、表情も見せずに事務所から出て行ってしまった。
「先輩~頑張ってくださいね~。」
なんて、周りの無責任な声がなんとなく嬉しかった。
我ながら馬鹿な事をしたなあと、
自宅に戻ってベッドの上で、携帯を弄っていた。
(ほんとは、桂子さんにメールしようかどうか悩んでいたのだけど)
自分の性格に半分うんざりしながら、半分納得していると、
手の中で携帯が急に震えて、
You Gat a Mail!
差出人は桂子さん
~二度とあんなことしたら許さないからね!
それと、キスもなし!
でも、手ぐらいなら繋いでもいい、
待ち合わせはどこ?~
こうやって、2010年の秋、
僕らの恋は始まった。
デートの当日、僕が桂子さんにキスできたのか、
何故あの日桂子さんが泣いていたのか、
B型とAB型の壁を、僕らは越えることができたのか、
それはまた別のお話。
