6月3日の読書 悟浄出立 村上海賊の娘 | ヒデゴンのブログ

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6月3日 雨

 『悟浄出立』を読了

 流石に公共交通機関の力は凄い 2日ちょいで読めてしまう まあ二百頁の短編だからこんなものか


 高校の漢文の授業で司馬遷が書いた史記の項羽本紀のなかの『四面楚歌』を習った

項王軍壁垓下
兵少食尽
漢軍及諸侯兵囲之数重
夜聞漢軍四面皆楚歌
項王乃大驚曰
「漢皆已得楚乎
是何楚人之多也」
項王則夜起飲帳中
有美人、名虞
常幸従
駿馬、名騅
常騎之
於是項王乃悲歌忼慨
自為詩曰

力抜山兮気蓋世
時不利兮騅不逝
騅不逝兮可奈何
虞兮虞兮奈若何

歌数闋、美人和之
項王泣数行下
左右皆泣、莫能仰視。

これが気に入って書き下し文で覚えたことを思い出す

一番覚えているのはやっぱり

「虞や虞や若を奈何せん」と

それから

「夜漢軍の四面皆楚歌するを聞き
項王乃ち大いに驚きて曰はく」

この部分だ 特に2つ目は書き下し文で読んだときの雰囲気がいい

授業では先生が中国語でも朗読してくださった もう一度原語で聞いてみたいもんだ


今回『悟浄出立』を読んで覚えて置いてよかったと思った

さて『悟浄出立』を読み終えたので『村上海賊の娘』の続きを


2015/6/1 2015/6/3 L 悟浄出立 [万城目 学] 
2015/5/25 つづく L 村上海賊の娘 [和田 竜] 
2015/5/11 つづく L LAヴァイス [トマス・ピンチョン]p.174まで
2015/5/7 つづく i 墨汁一滴[正岡 子規]
2015/3/1 つづく B MONKEY Vol.1◆青春のポール・オースター [柴田元幸責任編]