10月14日の読書 誰? | ヒデゴンのブログ

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10月14日くもり

 スーパー台風No.19が通り過ぎて週明けの今朝、天気予報では曇りから日中にかけて晴れとある。

 あさの気温16度、日中でも21度程度の予報。公共交通機関で省線まで行こうかどうしようかと逡巡するも、エイっと自転車で行くことにした。

上着を着ると暑くなるのでバッグに帰りの防寒用も兼ねてトレッキング用のカッパを入れて出かける。

 河原の遊歩道は家から省線の中間地点辺りまでは未舗装の地道なので、水ハネや砂ハネを避けるために舗装路までは川沿いの通りを選んだ。

 大通りでは自転車も通行出来る歩道を走る。歩道は普段の地面では目にしない街路樹の緑葉、強風で折られた太めの小枝やコンビニの袋なんかが不自然に落ちていてNo.19の跡が生々しい。

 ある樹の下を通った時、落ちた木の実をタイヤが踏んづけてバチバチバチバチッと反対側の歩道にも聞こえるんじゃないかと思う位の大きな弾ける音s(複数形)がした。

 まだ朝のうちで歩道の通行も多くなくて落ちたての木の実がたくさんあったんだろう。子供なら喜んで何往復もするに違いないな、自分ならきっとやったなと思った。

 空は処々に晴れ間がのぞき始めてたにもかかわらず、薄い霧雨がポツポツ顔に当たってきた。

 「なんとか駅まで待って下さい」と念じながらペダルを漕ぎ、信号を待つ。

 舗装の遊歩道に下りて省線を目指したが今朝はさすがに自転車も散歩・ランニングの人も少なくて川の泥色のやや落ち着きを取り戻しかけた濁流音が目立った。

 横目でチラチラ流れを覗うとコイほどもあろうかと思わせる魚が一匹、濁流から半身をくねらせて跳ねた。あんなに跳ねたらドボンとしっかり水音が聞こえてきそうなもんだが、濁流にかき消されたんだろう聞き取れなかった。

 遊歩道を外れて再び駅までの通りに出たところで霧雨からこぬか雨に変わって来た。歩く人も傘を差し始め、シャツにも水玉模様が目立つ。

 「もう少しなのに!」インケツだ、最後の信号待ちに引っかかった。幸い信号の手前に開店前の商店のテント屋根があったのでそこで信号が変わるのを待った。正解だった。

 信号が変わって「ありがとー!」も言わずにテント屋根を出るとさっきより雨足が強くなっている。雨に打たれて待っていたらきっと可哀相なことになっていただろう。

 急急と駐輪場に飛び込んでやっとこさ、ほっと一息ついた。もう少しキツくなったらカッパを出動させなければならなかった。

 よかったよかった、


今日は「誰?」が帰りに読了になる。


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