コラム110:新しいギターエフェクターについて | ギグリーマン

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2024/6/5五反田Rockyでの初ライブでお披露目した新しいギターエフェクターについて少々書きます。

 

ギタリストならギターの音色についてはものすごくこだわるものです。具体的にはエレキギターとアンプの間にエフェクター(日本語で言えば音響効果調整機)という機械を接続して音色を変えて使うのですが、、、

 

IRIDIUM

 

<ライブ用機材>

俺の場合、携行性の良さから、GIGに持っていくのは小さくて多機能な1万円ぐらいのマルチエフェクターを愛用していた。

録音する場合はDTM(編集機)で後からいくらでもエフェクトかけられるが、ライブではその店のアンプやPAの状況が毎回異なり、ちまちま音作りしても思うような音にはならないからだ。

ズボラな俺は、使う音色はせいぜい①クリーン、②ちょっと歪み、③リード用大音量歪みの3つぐらいなのである程度の音色が出ればなんでも良いと思っていた。

 

<ネットミュージシャン>

ところがある日、暇に任せてYamahaのSync Roomというネットセッションのサイトに久しぶりに入ったところ、かつてのネットミュージシャン友達と6年ぶりに出会うこととなったのである。

ー・ー・ー

彼は若い時には上京していたのだが、その後光回線もない岩手の実家に戻ることとなり、低い回線スピードに嘆き悲しんでいた。インターネッツの人なのでPCにはめちゃくちゃ詳しく、回線以外は最強性能の環境を持っていたのに、、、、

ネットミュージシャンは回線スピードが命と言っても過言ではないのだ。

数年前やっと光回線が開通し、秒の速さで契約した彼は人知れずVTUBERとしてネットミュージシャン活動を再開していたらしい。

仮想空間でのアバター同士のお付き合いというのがVTUBERなのだが、仮想空間に入ってみると、広場でコンサートや井戸端会議などをやっている。歩いて近づくと話し声が聞こえたり、なかなか臨場感がある。

ー・ー・ー

<優秀な元営業マンが営業された夜>

話を戻すが、そのネットミュージシャンが久々に会った俺に推しまくってきたのがStrymon IRIDIUM(イリジウム)というエフェクターだ。

SyncRoomで実際に音を聞かせながら小自慢なのか売り込みなのか?とにかく褒めちぎる。ヘッドホンをして唾を飛ばしながら話すオタクの姿が目に浮かぶようだ。

話したり合奏したりで2時間ほどセッションしたが、最後の頃にはすっかり興味の段階を超えて購買意欲が目覚めていた。そんな俺に最後に彼がいった言葉が、「今ならAmazonで2割引してるよー」だった、、、

ログオフした後、あいつ営業マンになればよかったのに、、、と思いつつ俺はとりあえずカートに2割引のイリジウムを入れて一晩クールダウンして再考することとした。Think twiceってやつだ。

 

<俺、ポチる>

翌朝、野外ステージで天にも召されそうないい音を出している夢を見た俺はもう一度Amazonのカートをチェックしたところ、なんと定価に戻っているではありませんか!!! OMG なんてこった!

しまった、チャンスを逃した!と焦った俺はもう一度商品ページに行き確認するとまだ2割引しているではないか!ラッキーの神様に後ろ髪はない、とかいう言葉を思い出しながら俺は即ポチッとしてしまったのであった。

 

<KEMPERとTONEXよさらば>

実は5〜6年前から検討していたドイツのKEMPERというエフェクターがあり、値段が30万円を超えていて手が出なかったのだ。最近小型機種が発売されたのだが、それでも10万クラスだったので、イギリスのTONEXという5万クラスの代替品でいいかどうか楽器屋で試奏して比較してやろうと思っていた最中の突発的IRIDIUM購入だった。

ポチってしまった後、YoutubeでIRIDIUMのレビューを漁るようにZAPZAP見て、世界中で絶賛されていることを確認し、やっと自分の決断が間違っていなかったと安心してきたのである。

 

2日後、ソワソワしていると玄関で音が!(置き配指定なので)

早速俺は(ご想像の通り)New Gearを半日も弾き倒していた、、、、

 

<IRIDIUMとは>

IRIDIUMは世界的に有名なギターアンプ3種類(Fender, VOX, Marshal)をシミュレートするアンプシミュレータと、スピーカーキャビネット(箱)をシミュレートするIRと呼ばれるものの2つの機能で構成されており、要は状態の良い有名アンプに直結している状態と同じ音が出せ、そのままPAにライン入力(ボーカルやピアノみたいにメインのスピーカーから音が出る)が可能。つまりギターアンプ不要になる機材である。これならライブステージごとに環境が違っても、ネット直結でも同じ音が出せるわけだ。使うボタンも1つだけ!音色はギター本体のつまみと右手のニュアンスで作れるという、ギタープレーヤーを唸らせるアーティキュレーションしがいのある機材なのだ。(寿司屋の包丁みたいなもんか?)

 

そういえば、いつも手ぶらで練習スタジオに行くのだが、レンタルギターでMarshallアンプに直接繋ぐと結構出音が良くて、このままライブにも持って行けたらいいのに、と思っていたのだったなぁ。

 

<結果オーライ!Babe!>

先日、五反田のライブハウスでの初GIGがあったわけだが、そこで初めてIRIDIUMを使用した。環境も新しく、機材も新しい。何もかもが新鮮な気分の中、リハーサルでPA直結しようとしたがうまく音が出ず、やむなくIRを切ってFenderのアンプにリターン刺し(わからない人はググってね)して本番に臨んだ🎶、、、

 

ー・ー・ー

お客様の反応も良かったみたいでした。

聞いてみたい人はぜひ次回のLIVEで!お待ちしております!

 

風と弦と波と革の使い手TAZでした。Adieu!