日銀国債含み損? | 撫塵は昨なれども、耳順催す

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残された人生を穏やかに暮らしたい。ささやかな願い。
しかし今は貧困層にいるので、そのためにはこの歳からでも
なんとか生活再建をしなければなりません。
そんな心身に不具合を抱えた中高年齢者の生活奮闘記です。

( 素材  by    いらすとや )

 

 

 

 

わたしは普段イデオロギーについては話していません(つもり)。
イデオロギーよりも「今日の飯、明日の飯をどうするか」が、
いまのわたしの暮らし向きだからです。

対して経済はわたしの生活に直結しているので語ります。


日銀の保有国債の含み損が9.4兆円となった。


こんなトピックスが昨日ありました。
「含み損」と言って大衆の危機感を煽る、ミスリードな記事です。


・日銀は満期保有目的債券について時価会計を採用していない。
・簿価で計上しているので「含み損」などない。
・時価会計とは企業が投資家に情報を与えるために存在している。
・日銀は「利益」を追求する機関ではない。
・日銀保有の国債は満期が来たら「額面」で借り換えるだけのもの。


日銀の話などどこか遠いように思えますが経済は全て繋がっていて、
日銀の役割とは実はわたしたちの生活に密接に関わっています。

ゆえにミスリードに対しては声を上げないわけにはいきません。