秋本番と言ったところでしょうか。
今日は長靴をはいていきます。
さて、皆様、お待たせいたしました！！
このブログにもしばしば登場し、先日のオフ会にも出席してくれた「スウェーデン人の学生」こと
ＨＲＫさんへのインタビュー>です。日本語が全く分からない状態から日本語学校に入り、
約２年間勉強したことで、今では流暢に日本語を操るまでになりました。とくに彼の口からは、和語よりも漢語の熟語が出てきます（笑）
インタビューは現在プライベートレッスンが行われているきます（笑）
インタビューは現在プライベートレッスンが行われている、都内某所のカフェにて行われました。
Ｑ１日本語を勉強してどのくらいですか？
２００７年４月に日本語学校に入学してから、７月まで勉強して、（夏休みだったので）３か月くらい勉強しなかったのですが、再び１０月に戻って再開。２００９年の２月に日本語学校を卒業しました。まあ、２年弱ですね。
Ｑ２日本語を勉強しようと思ったきっかけは何でしたか？
２００５年１月に母と一緒に日本を旅行した時に、もっと長く滞在したいと思ったことと、仕事で日本のＣＭのマーケティングをすることになったことです。
Ｑ３来日してびっくりしたことは？
０５年の旅行のときは、東京と京都に滞在したのですが、現代的な東京と伝統的な京都のコントラストが面白かったです。
Ｑ４日本に来て、自分自身変わった事や思った事は？
来日前はバンコクにいたので、アジアには慣れていましたから、特別変わったことはありませんでしたが、
日本人の生活は５０～６０年前のスウェーデンに似ていると思いました。とくに長時間労働とかの会社文化が・・・
Ｑ５ＨＲＫさんは映画がお好きですが、日本映画でお好きなのは？
黒澤明や新藤兼人の作品です。昔話や時代劇が好きなので。
この間はジブリの‘借り暮らしのアリエッティ’を見ました。これくらいのであれば字幕無しでもわかりますね。
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Ｑ６それでは、お薦めのスウェーデン映画は？
トマス・アルフレッドソン監督の‘僕のエリ’（２００８年）です。吸血鬼が出てきます。
スウェーデンでヒットして、アメリカでもリメイクされました。
Ｑ７日本の何が好き？
難しいけれど、日本人はどちらかというと仲良くなりやすい人たちだと思います。どこか北欧の人（の精神面）と似ている気がします。
Ｑ８今、日本で行きたいところは？
九州の別府などの温泉や宮崎県。それから北海道の函館の夜景を見たいです。
あ、そうそう、それから京都の祇園祭も見たかった！
（インタビューは祇園祭の直後でした）
Ｑ９日本語の勉強をしていて、何が大変でしたか？
もちろん漢字です。
あとは、母語のスウェーデン語とまったく異なる言語なので、翻訳できないところです。
Ｑ１０日本語学校での日々について話してもらえますか？
まったくのゼロレベルで入った時は、母語や英語とまったく異なることが衝撃的でした。それでも先生方はゆっくり話してくれたし、日本語習得が早いアジア系の学生がいなかったので、安心して授業を受けられました。
うちではＣＤの例文を聞いて、シャドウイングをしたりしてました。
それから初級の後半から、中級の前半になった時からランゲージエクスチェンジを始めました。そこで知り合った人たちとは、今でも交流があります。
その代わり、クラスには欧米系よりも韓国人とか中国人、台湾人が多くなって、彼らについて行くのが大変でした。コミュニケーションをとるのが難しかったです。でも彼らと遊んでコミュニケーションをとるようにしていました。
うちでは電子辞書のメモリー機能を使って、調べた言葉を覚えるようにＰＣに入力して何度も練習しました。
Ｑ１１苦手だった授業はありましたか？
中上級レベルの会話の授業です。ほかの学生が圧倒的にレベルが上で、自然な会話（フリートーキングなど）には入っていけませんでした。漢字が苦手なのも足を引っ張ったんですが、自信をなくしました。
Ｑ１２そんな苦難をＨＲＫさんは、見事乗り越えたわけですが、日本語を勉強する外国人にメッセージをお願いします。
日本は暗記文化なので、僕のこれまでの勉強の仕方とは違うけれど、適応しました。最初は聞く・話すをメインに勉強して、ある程度のレベルに行ったら、４技能のバランスが取れた勉強をするべきだと思います。
嫌でも勉強しよう！
以上です。
ＨＲＫさん、ご協力ありがとうございました！
オフ会でも、すっかりみんなの人気者になっていましたが、
ぜひともその流暢な日本語と、愛らしい？キャラで、何か面白いことをやってほしいものだとヒャクゴウは個人的に思うのです。
非漢字圏、文法も全く違う言語圏からの学生の内面が少しでもわかっていただけたら嬉しく思います。
（もちろん人にもよるので、ひとくくりにはできないのですが・・・）
そんなＨＲＫさんに 応援のクリックとコメントをいただけたら 非常にうれしいです＾＾
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