買うだけ買っていましたが、他ゲームの兼ね合いなどでプレイを後回しにしていたKH2.8をクリアしました。
2.8に収録されている「ドリームドロップディスタンス(3D)」のHD版プレイが主な目当て。
KHシリーズはもともとスクリーンショット画像を撮るのに向いていない作品ですが、今作品はそれが特に顕著。
字幕が流れるのが早かったりカメラアングルがコロコロ切り替わったりして良い画像が少なかったので画像は申し訳程度。
最初は難易度プラウドでやっていましたが、ドロップシステムがあまり好きになれなかったので途中で難易度ビギナーでやり直してプレイしました。
来たるべき闇勢力の脅威に備えて正式にキーブレードマスターの承認試験を受けることになったソラとリクの二人が、眠ったままの7つの世界の鍵を開けていくというのが承認試験の内容。
ソラとリク、二人の主人公の操作を切り替えながら物語を進めていく形になります。
もとが3DSのゲームということもあって、今作もコマンドをセットして構築したデッキを使って戦っていく形。
ストーリー終盤に撮った画像たち。
ゼアノート関連の話は面白かったですが、各ワールドの話が細切れというか、ぶつ切り気味なのが気になりました。
2主人公制で一人あたりの話のボリュームが減っている影響もあるのだと思いますが、「え?これで終わり?」というような展開が多かったです。
ストーリークリア後に撮った画像たち。
ストーリー部分は宝箱回収込みでも25時間~30時間ぐらいのボリューム。
ただし、過去作よりもマップの高低差が激しいので、攻略情報なしで自力探索するともう少し時間がかかるかも。
クリア後はスピリット育成などに着手してみましたが、リンクポイントやマニー稼ぎ作業が面倒で断念。
シークレットムービーは見ておきたいですが、実際にそこまでプレイするかは微妙なところ。
時間経過で強制的にプレイキャラを交代させられる「ドロップ」のシステムは今一つという評価。
宝箱探索や戦闘で手間取って進捗に差ができてしまうと、もう片方のキャラが不要に足踏みをしないといけなくなるのが特に不満でした。
「今はソラを操作して宝箱を回収したい」という思惑があっても、「(すぐに交代するとドロップボーナスが得られなくて損なので)リクで敵を倒してドロップを稼がなきゃ」というワンクッションが必要になるあたり、もう少しシステム面に上手く落とし込めなかったのかなあという感想。
ドロップボーナスのシステムがなければもう少し気軽に交代できたと思いますが、プレイヤーが自発的にキャラ交代することの旨味がなかったのが勿体なかったですかね。
(ドロップボーナスの仕様がない前提で)、片方のキャラでギミックを解除することで、もう片方のキャラが行動できる範囲が広がる、とかそういった要素でもあれば印象が変わったかもしれませんけど。
何かと制約が多くて不便に感じることの方が多かったです。
アクション面に関しては、フリーフローアクションのパターンが少なくて(≒増えなかったので)、思っていたよりも戦闘は単調な感じでした。
今作は一度喰らうと抜け出せない種類の連続攻撃を雑魚敵まで多用してくるようになっていて、自然と発動が簡単で隙が少ない「ウォールキック」のフリーフローアクション主体で戦う感じになっていました。
ボス戦ではフリーフローアクションができる場所自体が少ないので、必然的にガードカウンター主体。
コマンドが揃ってくれば別なのでしょうがスピリットの育成には時間がかかりますし、BbSのようにショップでコマンドを買い揃えるには圧倒的にマニーが足りなかったです。
続いて「KH0.2 BbS -A frgmentary passage-」のプレイ感想など。
「A frgmentary passage」は断章ぐらいの意味合い。
時系列はKH3Dのクリア後。
3Dの通常エンディングには登場しなかったカイリも参加しているので、3Dでシークレットムービーを見ている前提なのかも。
BbSのシークレットエピソード後、闇の世界に取り残されたアクアを操作していく形。
闇の世界に落とされたシンデレラの世界を見つけるところからスタート。
回想シーンを織り交ぜつつ、時間の流れの概念がないという闇の世界を進んでいきます。
終盤まで物凄くネガティブ気味。
今作のやり込み要素。
「○○の攻撃で敵を倒す」「ボスから一度もダメージを受けずに倒す」「○○エリアの宝箱をすべて集める」などのチャレンジを達成していくと見た目装備が手に入る仕組み。
完全にプレイヤーの腕前に依存するチャレンジ項目が幾つかあるので、アクションゲームが苦手な人は大変かも。
次に訪れるのは鏡の世界。
最初からPS4向けとして開発されただけあって、魔法やシュートロックコマンドの画面はかなり華やか。
やや演出過多気味ともいえそうですが、このクオリティでKH3をプレイできるのであれば楽しみです。
終盤のワンシーン。
最後の方はネタバレ対策でPS4の録画機能が制限されていたので、残念ながら画像はありません。
一度クリアするとクリティカルモードでプレイできるようになります。
チャレンジ項目をすべて無視してストーリーを進めると1時間半~2時間強ぐらいのボリューム。
チャレンジのやり込みに難しいものが多数あるので、完全クリアを目指すとトータル10時間弱ぐらいはかかるかも。
クリア後にダウンロードできるようになる特典テーマ。
撮影したタイミングが悪くてダブって見えます。
クリティカルモードで少しプレイしているところ。
チャレンジ項目の達成やトロフィー回収など。
クリティカルモードではタルなどを壊してもHPプライズ等が入手できないらしく、HP回復はケアル依存。
実際はこのあたりでFF12発売やDQ11発売があったので、プレイは鏡の世界の途中で無期中断している状況(他の未プレイゲームも遊びたいので恐らくこのまま)。
どうやらKH0.2にはシークレットムービーは無いようなので、トロフィー達成率などにこだわらない人であれば一周さっくりプレイして終わりでも良さそう。
KH3Dクリア特典のテーマ。
「KH χ(キー)バックカバー」は1時間程度の映像作品。
古のキーブレード戦争が起こるまでの不穏な様子を指導者側の視点から見る感じのお話。
タイトルに「バックカバー」とついているだけあって、ブラウザ(現在は配信終了)およびスマホゲームの「KH Χ(キー)」系列作品の裏側を描いているようです。
映像自体は物凄く綺麗で戦闘シーンは数が少ないながらも迫力がありました。
ただし、もとのスマホゲーをプレイしていないのでよく分からない部分も多々といった感じ。
預言書、ロストページ、異端の印などなど色々伏線・布石めいた言動があったりしますが、この映像作品中ではキーブレード戦争そのものは描かれないので消化不良があります。
この映像クオリティでキーブレード戦争の様子や預言者たちのその後の様子も見てみたかった気がします。
Χ(キー)系列の既プレイ者であれば、裏切り者が誰なのか、本当に裏切り者がいたのか(≒誘導されていたのではないか)、そして、マスターが姿を消した理由とその後の行動などが分かるようになっているのでしょうか。
事前知識なしで見た印象としては、マスターが意図的にキーブレード戦争を起こそうとしているように見えた(わざわざ疑心暗鬼のタネをばらまいている)ので、その辺りの設定を深読みしたりすると面白いのでしょうきっと。
といったところで、今回はここまで。