第8章「趣味」序 | 獏井獏山のブログ

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・私はこれまで数多くの趣味に手を染めてきた。将棋、囲碁、詩吟、俳句、音楽鑑賞、カラオケ、民謡、芸能鑑賞、等々である。

麻雀、競馬、パチンコ、などは趣味というより「賭け事」という捉え方をしているが、それも趣味に入れようと思えば入れることが出来る。またテニス、野球、卓球、ゴルフ、など好きな「スポーツ」も趣味と云えばそう云える。しかし、これらは項を別にして取り上げていきたいと思っている。

・私ほど多くの趣味に首を突っ込んだ人間を余り見掛けない。その代り、どれを採っても人に抜きん出たものは1つも無い。最初は集中し、ある程度(人と付き合える程度)習熟するする所までは行くのだが、そこで醒めてしまう為であろう。造詣の度合いを数字的に表せるものとしては詩吟の七段(日本詩吟学院の免状)が最高で、囲碁の四段(碁会所での手合い)、将棋の三段、等あるにはあるが、このうち詩吟は37歳で七段・奥伝・準師範の免許を受けたが、その後、転勤もあってプッツリとご無沙汰しているし、囲碁は職場や駅前にある碁会所の甘いランクで信用できる代物ではなく、将棋は福井県将棋連盟の認定であり囲碁よりは自信はあるものの、その気になってやろうとすると上には上が幾らでも居る状況である。

他の趣味も、抜きん出たものは1つもない。要するに八方美人の器用貧乏という奴である。ただ人と付き合える程度(敢えて1つの尺度で表現するとすれば、素人の初段ぐらい)には行っているのには理由があって、「自分に合わない」「苦手」と思う事には初めから手を出さないことにしている為である。

 あえて、判断基準をいうか自分に課している条件を上げれば、『自分が属する集団(地域のクラブ、同好会など)でやる行事やゲームに於いて、上位ランクを狙える可能性のあること』である。それを狙えない事には関心はなく、手の届きそうにない上位挑戦はしないこと、である。井の中の蛙でも構わない、いい気分に浸りつつ時を過ごし、やがて峠を越しても老後の趣味として親しむのも悪くないな、と思っている次第である。