詩⑬「元日」 ⑭「風景」    | 獏井獏山のブログ

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詩⑬「元日」

元日の朝 雲一点 空におかず

日の輝けば われ手を合わせ

太陽の光を謝し 身を捧ぐ

頭を垂れて 願うは何?

心静まりて 統一はかれば 友を想う

…おめでとう 友人よ 今日はいい朝だ

 今年が上手くいくように 今日は日本晴れだ

 お屠蘇の腹で君は何を行動するつもりだ

…元日から説教でもないが 僕の気付いた点を述べよう

 もし君が昨日より希望に満ちているならば

 その心を もっともっと燃やすのだ

 もし失望しているなら 今から心の転換だ

 どっちにしても この太陽の光は何よりも効く薬だ

 元日の太陽の光は麻薬のようなものだと僕は思う

あらゆる世事に負けないように 僕はついでに太陽に誓おう

光よ 僕をもっと強くしてくれ 心弱さを 今年は僕から取り払ってくれ

僕は誓い そして願うのだ …何れにしても今日の僕は朗らかだ

何かしら 僕の中で燃え続けているのは何の火だろう

僕はこの火を見ているだけで嬉しくなってくる

…さて 今日は映画にしようか 初詣にしようか

待て待て やっぱり このまま一日中 日向ぼっこで 太陽と語り合おう

僕の中の火が 日の光から離れても消えない程に大きくなるまで





詩⑭「風景」

和歌山行きの特別急行列車が 泉佐野を通過した辺りから

ひらかれる 絶景!!

レールが海岸線に沿って伸びあがっている

車窓に拡がる大海原は 水平線のかなたに果てることなければ

心ひそかに驚けども……我が目を遮る物にも美しさがある

所嫌わず居並ぶ 生え 伸びた 松林