とある調査によれば、中学生500人のうち
「お金は汚いもの」と答えた人は約8割にものぼったのだとか。
しかし、お金は本当に汚いものなのでしょうか？
生きていく上で必ず必要な物である事は誰しもが分かっているはずです。
一昔前は、もっとこの風潮は強かったです。
プロ野球選手でももっと年俸を上げろと主張する選手はマスコミから叩かれましたし、
オリンピック選手に報酬を与えるかどうかについても
「金のためにスポーツをするもんじゃない」、
というような主張をする人達も少なからずいました。
どうもお金をもらわずに何かする事が崇高な事、
というイメージが強いのだと思います。
しかし、資本主義で生きている以上、
お金は一生つきまとう問題です。
スポーツ選手に金の事なんか考えずに競技に集中しろ、
と言っても現実問題食えなかったり、引退した後の生活を考えると
一般人以上に考えなければならないシリアスな問題なはずです。
結論を言えば、お金そのものは汚いものでも奇麗なものでもありません。
それをどう使うかで、奇麗に見えたり汚く見えたりする、
それだけの話です。
得たお金を高級車や億ションなど、見栄を張るためだけの物に使うのか、
自分が本当に価値があると思うものに投資したり寄付したりするのか、
この使い方の違いだけで見え方が全然違ってきます。
お金そのものはニュートラル、
問題は得たお金をどう使うかという所です。
これをはき違えてお金は汚いものだと思い込んでいる日本人、
ちょっとおかしいと思いませんか？
恐らくお金は汚い、と主張する人には以下の様なループが働いているんだと思います。
「周りのお金を持っている人を見る」→
「しかし、自分にはお金がない」→
「だからくやしい」→
「お金なんて重要じゃないと思いたい」→
「お金がなくても幸せなはずだ」→
「お金では買えないものがある」→
と自分を納得させる。
妬み、嫉妬、そんな感情から発生したこの思考ループ。
この考え方を根本的に治さない限り、
いくら貯金しても資産運用しても無駄です。
一生お金に困る人生を送る事になるでしょう。