私が前職時代、茅ケ崎市で講演をした後に質問にきた女性がいました。
「これから社会人入学で看護学校にいきますが、今日の話を聴いて私もこういう仕事がしたい。保健師に今からなれますか?」と。

「いつからでも、やりたいと思った時がチャンス。挑戦して下さい」と言ったことを覚えてました。

彼女はその後3年間看護学校へ行き、病院に勤務し、保健師学校へも行き、そして初めて保健師として勤務した先で、最初に企画することになった講座の初日の講師が私だったことを打ち合わせでしりました。依頼はある方の紹介を通じてだったのですが、こんな巡り逢いがあることに震えるほど感動しました!

保健師向けに研究会を立ち上げようと思っていることを伝えると「是非立ち上げて下さい!学びたい!」と。「じゃあ、あなた1人しかいなくても立ち上げる」と約束し、立ち上げたのが健康教育スキルアップ研究会でした。

当初、私が1人で会場設営、受付、講師とやっていたのですが、それを見かねて「先生、私でよかったら手伝いますよ」と笑顔で一緒に研究会をやってくれました。

10周年記念の研究会では彼女にキャリアストーリーを発表してもらいました。


私の著書では受講生としての体験談を執筆協力してくれました。

その彼女が3月5日に旅立ちました。
子宮頸がんで闘病中、私もできる限りサポートしたいと思いながらご一緒しました。


今日の葬儀には私は参列できません。
彼女が背中を押してくれた、第85回になる健康教育スキルアップ研究会を京都で開催します。

ひまわりのような笑顔の彼女を想いながら、これからもこの研究会を研究生や受講生と共に大切に育てていきたいと思います。

出逢ってくれて、本当にありがとう。
あなたを絶対に忘れない。