from ☆神奈川県☆ぽんぽこさん

神奈川県

ヨーキ
4～5歳・リピちゃん

里親になった先

ブリーダー

来た時の印象・苦労した事

実家にて飼う犬を探していた時に、
知人から、ブリーダーが不要犬を出したがっていると言われ、迎えに行きました。

どの子でも良いですよ、と里子候補を数頭連れて来られ、
その中から、母がリピを選びました。
初対面の時、リピは何の表情も無くて　ずっと下を向いてうつむいていただけでした。
とにかく、本当に臭くて　目も見えない程ボサボサの毛に覆われていて汚い犬でした。
キャリーに入れても鳴きもしない、抵抗すらしない
ただただ、されるがままでした。

まだ、３月肌寒い中　キャリーを布で包み
窓を全開にして走りました。　たった1匹の犬　そこから発生する悪臭に車の中で母と二人で無言でした。
実家に戻り、すぐにシャンプーを何回もしましたが、悪臭は取れず、
伸びた毛を私がカットしました。
沢山の固まった毛玉か、汚れか解らないものを切りながら、
人がこんな姿にしたのだと思うと、悲しかった。
用意しておいた、数日分の食事を全てその日に食べてしまい。
出すご飯、出すご飯　今食べなければ、もう食べられないと思っているようでした。
その時に、名前を決めました。
リピ　今までの生活を巻き戻してあげたかった

トイレトレーニングも最初はトイレの意味が解らない子
でも、実家では誰も怒りませんでした。
廊下に付いた、リピの最初の失敗の後は脱色していますが、今は懐かしい思い出
外でも、トイレシートでもトイレの出来る子になりました。
散歩も、外に脅え歩かないリピを抱いてぐるぐると歩き回り、
公園のベンチに一緒に座って、震えるリピに話しかけました。
一緒だから、怖くないよと
あれから、５年　毎日２回の散歩が待ち遠しい様子です。

大人の犬を迎える時、
懐かなかったらどうしようと不安が無かった訳ではありません。
しかも、家庭犬ではなく、繁殖犬だった犬
愛情と言うものを全く知らずにいた犬との暮らしを始める不安はありました。
でも、今　リピと共に暮らす両親は、リピが居てくれて幸せです。
今日も仲良く、２人と1匹で暮らしています。

愛犬へのメッセージ

リピへ

実家に行くと、千切れんばかりに尻尾を振って迎えてくれるリピ、
リピと出会って５年。
沢山のワガママを表現出来て、食べ物の好き嫌いも出来るね、
それが私には、何よりも嬉しい。
散歩を待ちわびて、ハーネスを着ける時　自分から足をあげるリピが嬉しいよ、
いたずらも上手に出来る。
吠えなかったリピが最初に吠えた時、家族は皆で喜んだんだよ
今は、知らない人が家に来るとちゃんと吠えて教えてくれるよね、

うちに来てくれて、ありがとう
リピの最初の５年間。
ケージの中に居た事を忘れて欲しくて、家族は頑張ったよ。
でも、一番頑張ったのはリピだもんね、
今でも、外で長い棒を持った男の人に会うと脅えるリピ
忘れられない事もあるんだとは思うよ、
でもね、ずっと一緒だから大丈夫

いっぱいいっぱい、好きだよ、
沢山　外の風と太陽を感じてね、
なるべく長く、健康で長生きしてね、
病気になったら、一緒に戦おう。
今日も、明日も、ずっと先も、リピに逢えて
家族はみんな幸せだよ