3月3日、真壁のひなまつり最終日です。
この日は大切なことを行う日でした。
ひなまつりは子どもたちの成長を祈る行事
ゆえに子どもたちのために何かをしたいと思っていました。
みんなで色々調べているうちに
お雛様の原点は平安時代のひいな遊びとわかりました。
平安時代、子どもたちは川に人型の紙を流して遊んだそうです。
「最後に流し雛をやってみようか」
「折り紙でお雛様を折ってみんなで流そう」
話はとんとん拍子にまとまりました。
でも、ただ流すだけでなく神事にしたいという思いもありました。
後日、流し雛のことを駒瀧神社の宮司さんに相談に行くと
宮司さんは二つ返事で引き受けてくれました。
3日は朝から晴れた穏やかな日
午前10時30分から神武天皇遥拝殿でご祈祷を受け
午前11時から山口川にて折り紙雛を流しました。
参加した人は20人程度でしたが
きらめく川面にお雛様が静かに流れていきました。
そして、子どもたちも笑顔が何よりのご褒美でした。
流し雛も終わり午後4時過ぎ
町中のベンチに座ってお雛様を眺めていると
心地よい春風が吹いてきました。
その風に誘われお雛様も笑っているように見えました。
穏やかに、そして和やかに、真壁のひなまつりは終わりました。
(和の風~起の章~おわり 明日からは~承の章~へつづく)