普段社用車のナビにスマホを繋ぎ、音楽再生用の簡易的なAndroid Autoとして使っています。
スマホ側でマクロを組み、Bluetoothを検知すると自動接続し、Amazon Musicアプリ起動までしてくれる様にしています。
そのまま自動再生も可能ですが、車側がBluetooth以外を再生する設定になっていると何も起こらない(正確には再生をキャンセルされ、停止になる)ので、そこまではやっていません。
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バイク向けですと、どちらかと言えばスマートモニター然としたものが一般的で、地図データの無償提供を渋ったカーナビはスマホに駆逐された感じがします。
Android Autoも安価な物だと単体では何も機能しなかったりします。
OSはLinux、CPUも搭載した機能が最低限動く様な一般的には聞いた事が無い様な組み込み用を使っています。
そのせいもあり比較的高温耐性が高く、バイクで使うのに向いているのではと思い、試しに買ってみました。
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購入したのはEKIY MTC-15-DVR。
買った時はそういう名称だったのに、箱や取説には一切記載されていません( ˊᵕˋ ;)
内容物は本体、マウント、電源ケーブル、ドラレコ用前後カメラと、必要な物は一応揃っています。
本体は電子機器とは思えない程の軽さです。
MicroSDスロットには防水蓋が付いており、箱の記載の様にIP67らしいです。
隣はUSB-C端子ですが、下のシールや取説には12V給電出来ないUSB-Cで起動すると電圧不足で電源が落ちると警告されています。
取り敢えずMicroSDを準備。
最近お気に入りのシリコンパワーのスペリオール。
こんなのが1kで買えるなんて良い時代ですな(笑)
ダメ元でUSB-Cでのお試し起動をしてみました。
ウチはXiaomiのHiper Changeをメインにしているので、仕様さえ合えば最大20Vまで出せます。
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あっさりと動きましたが、右画面のYahooカーナビは操作権がAndroid Autoに完全に奪われており、スマホ側からの操作は一切出来ません。
行き先検索は本体搭載の低性能CPUでの気が遠くなる様な文字入力を強いられます。
インカム繋いで無いので音声認識はやってません。
ナビ自体はスマホ側で処理された物を表示するだけなので表示が遅かったりはしません。
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左画面はAmazon Musicですが、こちらは完全には支配されておらず、スマホ側から掛けたい楽曲やプレイリストを流せばその通りの画面になります。
タイトルからジャケ写までバッチリ表示されてます。
逆にAndroid Auto側からだと限定的な操作しか出来ないのでとても不便です。
この様にAndroid Autoへの対応如何によって、アプリの操作性が大きく異なります。
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画面は解像度が高くナビの細かい文字も読めますし、輝度も800nitとなかなか高スペックです。
一度スマホと繋げば時間も狂いません。
まぁ機器との接続情報の保持をするのですから当然ではありますが、それが当たり前ではない事もあるそうですので安い機種をご検討の方はご注意を。
動かすだけなら電源ケーブルを繋げるだけなのが確認出来たのでちゃちゃっとギボシを付けてD-UNITに接続します。
以前のフォグランプでもそうでしたが、中華配線って何でこんなに細いのですかね?
キッチリ半田してあるけど、ワンタッチ配線とか有るのかねぇ・・・
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やってみるしかないので作業開始。
今回はドラレコカメラは設置しません。
暑い日が続くので朝6時から作業しています(笑)
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いつも通り車体ばらしは省略。
配線通しでハンドル側からフロント空間へコネクターを引き込みます。
カメラは4ピン、電源は5ピンの謎仕様。
激細ピンなのでゼンハイザーの悪夢が蘇りますが、気を付けてコネクターを接続します。
ちなみに盗難防止の為に取り外し出来るとアピールしていますが、クレードル方式で無い時点で仕様的に不合格です。
ハンドルにマウントを設置します。
これだと画面位置が悪かったので後で前後を変更しました。
D-UNITから電源を頂戴すれば完了です。
マジで次はフォグの配線整理せんと・・・
この手の製品は貧弱なBluetoothのせいで音が悪い事が度々報告されています。
許容出来ないレベルなら迷わず撤去するつもりです。
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PACKTALK BOLDのスマホ接続を解除し、Android Autoに繋ぎ直しました。
まだ朝の7:33ですよ(笑)
スマホは屋内テストで既に接続済みなのでAndroid Autoを起動すれば全て繋がりました。
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結果、音質は全く問題無しで、曲の操作は画面、インカムどちらからも可能と操作性も悪くありません。
ただスマホからでないと限定的な操作しか出来ないのですが、考え方的にはインカムからプレイリストを選べないのと同じだとも言えます。
Android Autoは画面があるからスマホやカーナビに近い様に感じますが、BTリモコンの一種みたいな物だと思えばどうと言う事も有りません。
2画面分割表示が簡単に出来るのは何気に便利ですし、ジャケ写が出るのも何かいいわ(笑)
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それは当初から解っていましたが、単体でスマホに代わる機能を何一つ有していない事です。
あくまでもモニターと云う立ち位置の為、スマホとの接続が大前提となります。
アホなYouTuberがスマホをカバンに仕舞っておけると言っていましたが、通信、ナビなどでAndroid Autoを付ける前と変わらぬ仕事量をこなさねばならず、当然バッテリーが消耗し充電が必要となるので、結果的に充電機能の有るハンドル付近に置く必要があります。
最悪PCXならグローブボックス内で充電(メーカーは禁止しています)出来なくもないですが、スマホが撤去できる、振動対策が要らなくなる等の夢を見ている方は購入しない方が良いでしょう。