PCX160にトップケースを付ける | かふぇてらす風夢

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1987年の草の根BBSから細々と続く「かふえてらす風夢」です。
内容はほぼノンジャンルとなります。

自分で購入した物しか紹介しないスタイルです。

出来る事はなるべくやってみています。

風夢はバイクに積載用装備を付けるのが大嫌いです。

歴代のバイク達もタンクバッグとツーリングネットで凌いできました。


スクーターに至ってはリアキャリアすら取っていた位です(笑)


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今回通勤用にPCX160を選択した訳ですが、容量拡大の影響でメットインスペースが傾斜しておりヘルメットは前方最深部へ収納します。

その為、後方傾斜部の荷物がずり下がってしまい、ヘルメット収納時に毎回退かさねばなりません。


通勤用となるとレインウェア等、常備する物が結構あるので地味にストレスです。


そもそもインカム付けているのでメットインには入りませんが(笑)


そんな理由からヘルメット収納スペースとしてトップケースを設置し、メットインはレインウェア等の比較的出番の少ないアイテ厶用にしようと思います。


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PCXにトップケースを設置する為にはリアキャリア若しくは専用フィッティングキットが必要になります。


但しリアキャリアを選んでもトップケース用ベースを常設する為、余り意味はありません。

それより重要視すべきは耐荷重です。

 こちらは耐荷重5kgでGIVIケースしか付きません


一般的なリアキャリアは耐荷重5kgか未記載が多く、小さなトップケースに限定されていたり、汎用取り付け金具を使用する為にキャリア裏がゴチャゴチャしがちです。


一例としてSHAD純正フィッティングキットでしたら耐荷重10kgあり、4kgのトップケースを付けても計算上6kgの荷物を積載可能です。


専用フィッティングキットを使えば無駄に高さが出たりしませんし、ボルト、ナットのみでスッキリと固定出来るのでおすすめです。


参考までに積める積めないを無視した二輪車の最大積載重量は自二が60kg、原付が30kgです。


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メーカー選定ですが、専業メーカーで入手性が良いGIVIかSHADから選びます。


形状はGIVIが好きなのですが、開け閉めに必ず鍵か必要となり、スマートキーであるPCXで毎回鍵を出すのは煩わしいです。


一方SHADは鍵無しで開閉可能で、必要に応じキーでロックが出来ます。


ですのでメーカーはSHADとします。


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次に容量ですが、降車時にヘルメット、走行中は普段通勤に使っているリュックが入る事、原付っぽくならない見た目の良い物、ちょうど良いサイズ感である事等です。


Youtube等で色々見比べ40LのSH40とし、容量不足時に対処出来る様に天面にキャリアが付いたSH40 CARGOに決めました。


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トップケース着弾。

フィッティングキットもSHAD純正PCX用にしました。

メンテナンススタンド以来の超巨大ダンボールです。


現行フィッティングキット(11ST)は旧製品(10ST)と比べ、剛性の関係か必要最低限の構成となっています。



スペーサーは唯の筒となり、前後共通化されワッシャーでの高さ調整となりました。


構造上、手を入れにくい前方(画面左)のベース固定用ナットはプレートに溶接されており、旧製品より作業性が向上しています。


プレート自体は3mm厚の鉄板を採用し、耐荷重10kgと他社製より丈夫になっています。


塗装は厚手でしっかり密着しているものの、穴あけ跡の仕上げの悪さ、不揃い&ズレてるナット溶接、ケガキ線跡、治具跡などあり全体的に仕上がりはイマイチです。


フィッティングキットにベースを仮組みしてみると、組める事は組めるのですが・・・


溶接ナットズレの影響でこの有様です。


フィッティングキット天面はトップケース固定用フック等がありますが、裏面は格子状なのでツーリングネット等を使えば簡易的な荷台としても使えます。


今回はやりませんが、余った汎用金具で荷掛けフックを付ければ更に使い勝手が良くなりそうです。


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トップケースは素のSH40にカーゴパーツが同梱されており自分でネジ止めします。


最初から固定用の穴が開孔されている点がSH40無印と異なります。

カーゴパーツ自体は別売もしていますが、後付けするにはガイドに従いご自分で穴開けする必要があります。


他にラックと排他使用とはなりますが、カラーパネル各色も用意されています。



手持ちのヘルメットはスポイラー付きばかりで前後に長いのですが、それでもコンパクト系レインウェアとなら一緒に入ります。



カーゴパーツを付けた姿がこちら。

ケース前方とカーゴパーツの穴を用い、ツーリングネット等で積荷を固定する様になっています。

左右に固定箇所はありません。


ウィング状のカーゴパーツは好き嫌いもあるでしょうから、別途地味なデザインのも出して欲しいですね。


実際の積載イメージです。

適切なサイズのツーリングネットを用いれば、ウィングが抑えとなり、意外と荷物が安定します。


カーゴパーツ天面は特に滑り止め加工などはされていません。



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取り付けの際はグラブバーカバーを取り外す必要があります。
ホンダお得意のデカい青ピンと小さい爪の組み合わせで、外す際はヤバそうな音がします。

慣れれば手でも外せるらしいですが、普通は内装剥し等を使うのが良い様です。
今回は圧倒的なコスパを誇るカーボン剥がしヘラを2本用意しました。
購入店でも聞いたのですが、グラブバーカバーを外すのは、やはり大変みたいです。

実際にはコツを掴めば簡単で、グラブバーの幅が広がる辺りに隙間があります。
こちらを手で外し、前方の青いデカいピンを外すと後方は勝手に外れました。

ここが理解できず数十分格闘し、画像もナシです。

グラブバーカバー裏のネジを取って化粧カバーを外し、再びグラブバーカバーを取り付ければ準備完了です。

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後はフィッティングキット、ベースプレートと順に付けていくだけですが、最後に化粧パネル取り付けが立ちはだかります。

これはヘラやドライバーを駆使する以外無いのですが、予め縦方向に湾曲させたり、外側を先にはめ、内側後方、内側前方の順に入れるのが楽かも知れません。


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最後にボックスを載せて完成です。


俯瞰で撮ったので馬鹿でかく見えますが車格からするとちょうど良く、無駄に上や後ろに出っ張っておらず、後方からのテールランプ視認性も良好です。


SHADは昔ウチにあったジェンマクエストに付いていたのが安いペラペラの物だったので印象が悪く嫌いでしたが、最近の物はなかなかの出来です。