発達障害には多くの種類があって、
それぞれに独自の特徴と支援の必要性があります。
だけどその生き辛さに気付けず、
子どもを追い詰めてしまっていたり、
自分自身の辛さに繋がっていることがあるので、
まずは代表的な8つの発達障害の問題と特徴を知りましょう。
1. 自閉スペクトラム症(ASD)
- 主な症状:
- コミュニケーションの困難:
言葉を使って自分の気持ちや考えを
表現するのが難しい。
非言語的なコミュニケーション
(表情、ジェスチャー)の理解や使用が難しい。 - 限定的な興味と行動:
特定の物事や活動に対して強い興味を示し、
それに没頭することが多い。
繰り返し行動(例:手をひらひらさせる、
同じ質問を繰り返す) - 感覚過敏または鈍麻:
特定の音、光、触覚に対して過剰に反応したり、
逆に鈍感であったりすることがある。
- コミュニケーションの困難:
- どんな感じ? お友達と遊ぶのが苦手だったり、
特定のものに強いこだわりを持ったりします。
例えば、同じおもちゃで何時間も遊び続けたり、
大きな音が苦手だったりします。
2. 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
- 主な症状:
- 注意力の欠如: 集中力が続かず、
簡単に気が散る。
忘れ物が多く、指示を最後まで
聞くことが難しい。 - 多動性: じっとしていられず、
常に動き回る。
授業中や仕事中でも座っていられない。 - 衝動性: 順番を待つのが難しく、
他人の話を遮ったり、考える前に行動に
移すことが多い。
- 注意力の欠如: 集中力が続かず、
- どんな感じ? 集中するのが難しく、
じっとしていられないことが多いです。
例えば、授業中に座っていられず、
走り回りたくなったりします。
3. 学習障害(LD)
- 主な症状:
- 読字障害(ディスレクシア):
文字を正しく認識し、
音に変換するのが難しいため、
読むことが困難。 - 算数障害(ディスカリキュリア):
数字や数学の概念を理解するのが難しい。
計算や数の操作が困難。 - 書字障害(ディスグラフィア):
書くことが困難で、文字の形が
不揃いになる。
文章を構成するのが難しい。
- 読字障害(ディスレクシア):
- どんな感じ? 読み書きや計算が
とても難しいことがあります。
例えば、本を読むのがとても大変だったり、
簡単な計算でも時間がかかったりします。
4. 知的障害
- 主な症状:
- 認知機能の低下:
学習能力や問題解決能力が
平均よりも低い。 - 適応行動の困難:
日常生活のスキル
(例:食事、着替え、金銭管理)
の習得が遅れる。 - 社会的スキルの遅れ:
他人とのコミュニケーションや
社会的な関係を築くのが難しい。
- 認知機能の低下:
- どんな感じ? 学ぶのに時間がかかったり、
日常のことを覚えるのが難しいことがあります。
例えば、着替えやお金の使い方を覚えるのに
時間がかかります。
5. 発達性協調運動障害
- 主な症状:
- 手先の不器用さ:
細かい動作が苦手
(例:ボタンをかける、鉛筆を使う)。 - 運動全般のぎこちなさ:
バランスが悪く、走る、飛ぶ、
跳ぶといった基本的な運動が難しい。 - 日常的な動作の困難: 服を着替える、
靴ひもを結ぶなどの日常的な動作が困難。
- 手先の不器用さ:
- どんな感じ? 運動や手先の動きが
ぎこちないことがあります。
例えば、ボタンをかけるのが難しかったり、
バランスを取るのが難しかったりします。
6. 言語発達障害
- 主な症状:
- 語彙の発達が遅れる:
言葉を覚えるスピードが遅い。 - 文法や文の構造に問題:
文を正しく構成するのが難しい。 - 話すことや理解することの困難:
他人の言葉を理解するのが難しく、
自分の考えを言葉で表現するのも困難。
- 語彙の発達が遅れる:
- どんな感じ? 言葉を覚えたり、
使ったりするのが難しいことがあります。
例えば、新しい言葉を覚えるのが遅かったり、
話すことが苦手だったりします。
言葉を使うことがずっと難しくて、
あまり上達しないことが多いです。
7. 社会的コミュニケーション障害(SCD)
- 主な症状:
- 会話の始め方や終わり方がわからない:
社会的な場面で適切な会話を維持するのが難しい。 - 文脈に応じた適切なコミュニケーションの困難:
状況や文脈に応じた反応ができない。 - 非言語的なコミュニケーションの困難:
表情やジェスチャーを理解したり、
使ったりするのが難しい。
- 会話の始め方や終わり方がわからない:
- どんな感じ? 他の人との会話や表情を
理解するのが難しいことがあります。
例えば、友達とどう話していいかわからなかったり、
冗談が理解できなかったりします。
8. 発達性言語障害
- 特徴: 言語の発達に著しい遅れが見られる。
- 主な症状:
- 理解力の低下:
言葉を聞いて理解するのが難しい。 - 表現力の低下:
言葉を使って自分の考えや感情を表現するのが難しい。 - 会話の困難:
会話を流暢に続けるのが難しい。
- 理解力の低下:
- どんな感じ? 言葉を理解したり、
話したりするのが難しいことがあります。
例えば、話しかけられても理解するのが
難しかったり、自分の考えを言葉にするのが
苦手だったりします。
言葉を覚えるのが遅いけれど、
時間をかけて練習すると少しずつ良くなります。
発達障害を持つ人は、一人ひとり
異なる問題解決対策が必要で、
早期診断と適切な支援が重要です。
そのことで問題を解決するだけでなく、
彼らが最大限に能力を発揮し、
まさに【得意を活かせる】ようになります。
気になる項目があるようなら、早めに
専門家の支援を受け、家族や教育機関との
協力が不可欠です
ずらっと書いたので、聞きなれない言葉や
特徴を知ってショックを受けたことも
あるかも知れませんが、知る事って傷口を
見る事と一緒で、ショックなことも多い。
だけど、どんな状態なのか知ることで
問題解決に向けて、最善の対策をとる行動に
繋がっていきますので、一緒に学んでいきましょう!
次回は、一つ一つ具体的な対策をお話したいと
思いますので、配信をお楽しみに♪