ふたばの「嵐小説」 -136ページ目

***初恋*** 2話




相葉side



『あー。もう最悪。』



俺は雨の中、自転車を漕いでいた。


向かっている場所は学校。


夜の9時。


こんな時間に学校にむかっているやつなんて俺くらいだろうw


今俺が学校に向かっている理由。


それは


課題を学校に忘れたから^^


最悪だよ・・・




いつもだったら1週間くらい平気で遅れて提出する俺だけど・・・


今回はそうは行かない。


もし提出日に出さなかったら


学校中のトイレの清掃だとさ!!


まじ先生ひどいよ!!!




学校についた俺は、


警備員のおっちゃんに鍵と懐中電灯を借り、


3年4組へむかった。


ここ、光ヶ丘男子高校は中高一貫で大きい。


俺は、


[家から近い。]


という理由でこの学校の高等部を受験した。


そこまで頭が良くない俺でも入れる、


普通の男子校だ。




『うわっ・・・真っ暗じゃん・・・』




夜の学校ってまじで怖いんだなーーー。


懐中電灯の灯りをゆらゆらと揺らしながら校舎を歩いた。




『さっさと課題とって帰ろう。』




そうつぶやいていたら・・・



ガサッガサッ



階段の方から、何か物音がした。