ゲイリー・ムーア(25) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(24)のつづき

2001年後半、ツアーメンバーのダリン・ムーニイ(ds)に次作のコンセプトを話したところ、キャス・ルイス(b)を紹介され、3人で活動を開始。

2002年2月9日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのチャリティコンサートに出演。

8月、アルバム「Scars」を発表。
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ゲイリー、ダリン、キャスの3人で結成されたバンドはScarsと名付け、今作はそのバンド名を冠したアルバムとなった。ゲイリーが目指したのは敬愛するジミ・ヘンドリックスのような60年代テイストのハードロックをプレイすること。元々ゲイリーが初めてブルース路線に舵を切った作品「Still Got the Blues」(1990)のカヴァーにはジミが登場しており、ジミ・フリークぶりは有名だった。今回はようやくジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのようにトリオでの活動となり、ジミの楽曲風にリフ主体でブルースをベースにしたプレイを中心に、エフェクトを使った実験的なサウンドを試みている。この実験的な部分はキャスによるところが大きいようで、キーボードではなくペダル・エフェクトを使っているとの事。それにしてもここにきてこの若々しいサウンドには驚くばかりだ。




9月、ジョン・リー・フッカーの追悼アルバムに参加。

2003年5月、モンスターズ・オブ・ロック公演に参加。久しぶりにハードロック時代の曲を当時のままに演奏。この模様はライブ盤「Live at Monsters of Rock」として発売。


(26)につづく


アルバム
24 Scars(2002) ★★★★
25 Have Some Moore:The Best of Gary Moore(2002) ベスト盤
26 Parisienne Walkways:The Blues Collection(2003) コンピレーション盤
27 Live at Monsters of Rock(2003) ライブ盤