1981年12月12日、大阪、大阪万博ホール公演。
DGMLive
KCCC「1981年12月12日、大阪、大阪万博ホール」

(1)Frippertronics Walk On(2)Discipline(3)Thela Hun Ginjeet(4)Red(5)Matte Kudasai(6)The Shelterling Sky(7)Frame By Frame(8)Neal And Jack And Me(9)Manhattan(10)Elephant Talk(11)Indiscipline(12)Larks' Tongues In Aspic Part II
1日オフを挟み、大阪公演2デイズの初日を伝える音源。おなじみ観客によるブートレッグ録音で音がいま一つだが、考えたらよく日本公演で録音しようと思う猛者がいたものだ。今だったらそんなことしたら大問題になるし、しかも後にそれが正式に商品化までされるんだから絶対おかしい。エイドリアンはまた「日本語が話せないんだ」と言いながら「赤」と言い(4)につなぐ。演奏が終了すると行儀よく拍手、何か話しても英語じゃ通じないと、これまでのアメリカツアーと比較して大いに異なる反応にどう観客と距離を縮めたらよいか戸惑っている様子が伺える。
12月13日、大阪、大阪毎日ホール公演。
DGMLive
KCCC「1981年12月13日、大阪、大阪毎日ホール」

(1)Discipline(2)Thela Hun Ginjeet(3)Red(4)Matte Kudasai(5)The Shelterling Sky(6)Frame By Frame(7)Neal And Jack And Me(8)Manhattan(9)Elephant Talk(10)Indiscipline(11)Larks' Tongues In Aspic Part II
この日の音質も今ひとつ。今日は「ハロー!オオサカ!」と元気に挨拶するエイドリアン。まばらな拍手。また「日本語がわからないんだ。唯一知ってるのが『待ってください』」と(4)に突入。ここまではいつも通り。しかし、(7)の前に「生麦生米生卵」といきなり日本人でも難しい早口言葉を披露すると笑い声が起こり、一気に観客との距離を詰めることに成功。そうしたマイクに気を取られていると聞き漏らすのが、(7)のアレンジ。日本公演では毎日何かしら変化をつけているが、この日は後半にフリップが印象的なフレーズを挿入してドラマチックに閉めている。
(68)につづく