キング・クリムゾン(66) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(65)のつづき

1981年12月9日、東京、渋谷公会堂公演。
DGMLive
KCCC「1981年12月9日東京 渋谷公会堂」
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(1)Walk On(2)Discipline(3)Thela Hun Ginjeet(4)Red(5)Matte Kudasai(6)The Shelterling Sky(7)Frame By Frame(8)Neal And Jack And Me(9)Manhattan(10)Elephant Talk(11)Indiscipline(12)Sartori In Tangier(13)Larks' Tongues In Aspic Part II

記念すべき初来日公演初日を良好な音質で楽しめる。エイドリアンは(4)の冒頭で「赤」と日本語で紹介。その他エイドリアンのMCは短め。観客は行儀よく聴き、曲が終わると拍手。静かな観客にメンバーはどう思ったのだろうか。当時日本ではアルバム「Discipline」はあまり好意的に受け止められていなかった。インターネットもない時代、このツアーが他の国でどう盛り上がっていたのかを知ることも難しかったし、クリムゾンのライブ自体、「Earthbound」と「USA」の2枚のライブ盤しか知らなかったわけで、音楽性が変化したこの時期のライブをどう楽しめばよいか観客の多くが戸惑っていたように思われる。


12月10日、名古屋、名古屋市公会堂公演。
DGMLive
KCCC「1981年12月10日名古屋 名古屋市公会堂
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(1)Frippertronics Walk On(2)Discipline(3)Thela Hun Ginjeet(4)Red(5)Matte Kudasai(6)The Shelterling Sky(7)Frame By Frame(8)Neal And Jack And Me(9)Manhattan(10)Elephant Talk(11)Indiscipline(12)Sartori In Tangier(13)Larks' Tongues In Aspic Part II

エイドリアンは英語で話しかけてもよいか戸惑っているようで、この日は「Red」と紹介。「自分が知ってる日本語は『待ってください』だとし、せっかく日本に来たのに【Matte Kudasai】の紹介が上手くいかない。演奏面では(9)のアレンジが変わってきている。せっかく固まって来たのにまた崩しにかかるのだから連日のライブ音源チェックは侮れない。(13)はハイテンションな演奏だが、終わってからの拍手が少ないように感じられる。メンバーと観客との関係性がまだうまく築けておらず、緊張感を伴いつつ公演が終了した感じ。


(67)につづく