プロレス佐野魂「佐野直万博」(6) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(5)のつづき

メインイベント ノーロープ有刺鉄線電流爆破バット&有刺鉄線ボード!トルネードタッグデスマッチ 大仁田厚(フリー)&佐野直(佐野魂)&千葉智紹(佐野魂) vs KENSO(全日本プロレス&バッファロー(先駆舎)&二瓶一将(喧嘩プロレス二瓶組)

これまでテンポよく進んでいたが、ここでメインの準備に思いのほか時間がかかってしまったようだ。不気味な音楽が終わるたびに「さあ始まるか」と期待させておいてまた同じ音楽が始まり、そのたびに失笑が漏れてしまう。20分以上は待っただろうか。みな期待して待っていた。この両国初の電流爆破マッチを。
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佐野&千葉の入場。佐野は場内をグルリと見回す。ちなみにこの試合は、両国初の電流爆破を記念し、日本一高い山「富士山」をイメージしたラダー(こう紹介された)が中央に置かれ、その上でしか電流爆破バットを使用できないルールで行われる。なお、使用の際はコーナーポストにあるボタンを押すことでバットに電流が流れ、通電中はサイレンが鳴り響くことに。
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大仁田、KENSO組と入場し、ゴング。
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各々有刺鉄線を使用した攻撃が繰り広げられる。こちらは大仁田と二瓶組長の攻防。
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KENSOが加担してきたが、大仁田は毒霧を噴射。そして場外戦へとなだれ込み、大仁田はバッファローに机上パイルドライバー。
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リング内に戻ると、KENSOは有刺鉄線バットを持ち、大仁田の額をゴシゴシ。全日本ではこんなシーン見たことがない。
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KENSO、ボタンを押下。サイレンが鳴り響き、ラダーの上へ。どうするのかと思ったが、バッファローと二瓶組長が大仁田を担ぎ上げKENSOの元へ。そこへKENSOがフルスイング。もの凄い爆破の閃光と衝撃音に場内どよめく。
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あまりの衝撃に倒れこむ。
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バッファローは有刺鉄線バットを持つと佐野、千葉を痛ぶっていく。
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KENSOは垂直落下式ブレンバスターを佐野に決め、張り手で追い討ち。
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大仁田はテーブルの切れ端でバッファローの頭部に振り下ろしていく。
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そしてダブルアーム・スープレックス。これはカウント2。
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KENSOが有刺鉄線バットをスイングしてきたタイミングで、またも大仁田は毒霧噴射。
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千葉がバッファローを有刺鉄線送りに。
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佐野&千葉で合体パワーボム。
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大仁田がテーブルの破片でとどめの一発。
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そして電流爆破バットを手に取りアピール。
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大仁田、バットを佐野に手渡した。お前がやれということか。
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佐野はラダーに登り、抱え上げたバッファローにフルスイング。衝撃音が轟く。
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佐野がバッファローをフォール。3カウントが入った。試合タイムは10分14秒。
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大仁田「観客のみなさん、俺はこの両国で爆破をやれるとは思いませんでした。俺は両国の嫌われ者です。その夢を破ってくれたのはこの男、佐野!オマエだ!」とし、佐野にビンタ。
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佐野の目を見て「佐野!お前少年の目してる(涙声)。コイツなりに頑張ったと思います。そう思いませんか?」とし、みんなで1,2,3ファイヤーで拳を挙げ、「佐野!夢をありがとうよ」として去って行った。
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退場する大仁田に向かい、深々と礼をしたあと佐野がマイク「今日来てくれたみなさん、参加してくれたレスラー、社長、ありがとうございます。でも見てよこの2階席。全然人がいねえじゃないか!リベンジしましょう。もう一回、満員にしてみせましょう。まだまだこんなもんじゃ終わらねえぞ!またやるからな、コノヤロー!」
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これにて終了。

佐野たった一人で行った両国大会は、普段から付き合いのあるレスラーを中心に大勢が参加して無事に終了した。観客動員は厳しかったけど、観に行った自分としては満足のいく興行でした。大仁田が実現できなかった両国での爆破マッチを佐野が実現できたのは素晴らしいこと。もちろん諸々の制限はあったが、アイディアで乗り切った印象だ。もしまた2回目が行われるのであれば、この日を体験した一人として観に行きたいと思う。佐野選手、お疲れ様でした。