ディオ(6) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(5)のつづき

1993年、ブラック・サバスでの活動を終えたロニーは、ヴィニー・アピス(ds)とともにディオ再結成に乗り出す。ジミー・ベインはスケジュールの都合で参加できず、かわりに元ドッケンのジェフ・ピルソン(b)が参加。ギタリストはWWⅢのトレイシー・Gを採用した。

同年、6th「Strange Highways」を発表。
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モダンなヘヴィネス・サウンドにより問題作扱いされた作品。ディオの魅力とはドラマチックなメロディをヴィヴラートを効かせながら声量豊かに歌い上げるロニーのヴォーカルによるところが大きく、また、初期メンバーのヴィヴィアンによりエッジの鋭いギターを絡ませることによってディオ・サウンドが確立されたため、そこから逸脱するスタイルはファンの反感を買ってしまうのだ。ディオ活動開始の報を受けて狂喜したファンにとって、トレイシー・Gが持ち込んだ重量感たっぷりなダークなヘヴィネス・サウンドは賛否が分かれるものだった。しかもミドルテンポの楽曲が多くアルバムの勢いを感じることができなかったことと、メロディに魅力がなかったことが痛かった。
今聴くとヘヴィネス・サウンドもそれほど悪くはない。以降の作品に比べればメロディもまだしっかりと残っている。



Strange Highways


Give Her the Gun




(7)につづく


アルバム
9 Strange Highways(1993) ★★★


メンバー
第6期 1993-
 ロニー・ジェイムス・ディオ(vo)、トレイシー・G(g)、ジェフ・ピルソン(b,key)、ヴィニー・アピス(ds)