デヴィッド・ボウイ(28) | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(27)のつづき

2002年6月、先行シングル「Slow Burn」をリリース。レコーディングにはピート・タウンゼントが参加している。




同月、22nd「Heathen」を発表。
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久しぶりにトニー・ヴィスコンティをプロデューサーに迎えて制作された。ヴィスコンティとはボウイの最初期の楽曲のセルフ・カヴァーと新曲が収録されたアルバム「Toy」を完成し、2001年にリリースすることになっていたが、レコード会社とのトラブルのためお蔵入りとなっていた。「Toy」から【Slip Away】(Toyでは【Uncle Floyd】)と【Afraid】は「Heathen」に収録されている。

メンバーはトニー・ヴィスコンティ(b)、デヴィッド・トーン(g)、マット・チャンバーレイン(ds)ほか。

硬質でダークな質感を持つ楽曲が多く一聴して地味な印象。ただこの時期ボウイのヴィスコンティとの創作意欲は素晴らしく多数の楽曲が制作され、アルバムに収録されない分はシングルのカップリングとして日の目を見ている。欲を言えばガツンとくる強烈な一曲があればアルバムの印象も変わったと思われるが、何度聴いても飽きないのはさすがだ。

9月に【Everyone Says 'Hi'】、10月にニール・ヤングのカヴァー【I've Been Waiting for You】がシングルカットされた。後にシングルのカップリングに収録されていたアルバム未収録曲などを1枚にまとめたリミテッド・エディション盤も発売されている。


Everyone Says 'Hi'


Afraid



ボウイは6月から10月までヒーザン・ツアーを行った。メンバーはアール・スリック(g)、ゲリー・レオナルド(g)、マーク・プラティ(g,b,key)、ゲイル・アン・ドロシー(b)、スターリング・キャンベル(ds)、マイク・ガースン(piano)、キャサリン・ラッセル(key)。


(29)につづく


アルバム
39 Heathen(2002) ★★★
40 Best of Bowie(2002) ベスト盤