デヴィッド・ボウイ（２９）

（２８）のつづき

２００３年９月、23rd「Reality」を発表。

前作に引き続きトニー・ヴィスコンティのプロデュース。メンバーはゲリー・レオナルド(g)、アール・スリック(g)、デヴィッド・トーン(g)、トニー・ヴィスコンティ(b)、マーク・プラティ(b)、ゲイル・アン・ドロシー(b)、スターリング・キャンベル(ds)、マイク・ガースン(piano)など前作のツアーメンバーを中心に一気にレコーディングしたようだ。全体的にロック系のアップテンポの曲が多く、批判的な歌詞を伴うもののポジティヴな音楽性で、この時期のボウイの充実した様子が伺える。ちなみにカヴァーが２曲（日本盤ボーナストラックにプラス１、ボーナスディスクにプラス１）収められている。

シングルは【New Killer Star】（カップリングはジグ・ジグ・スパトニックの【Love Missile F1-11】！）と【Never Get Old】をリリース。

New Killer Star

Looking for Water

Fall Dog Bombs the Moon

Never Get Old

ボウイは１０月からリアリティ・ツアーを行ったが、心臓疾患のため２００４年６月２５日を最後にツアーはキャンセルされた。

ちなみに同年【Rebel Rebel】と【Never Get Old】をミックスさせた「Rebel Never Gets Old」のシングルがリリースされている。

（３０）につづく

アルバム
41　Reality(2003) ★★★★
42　Club Bowie(2003) リミックス盤
43　The Collection(2005) ベスト盤
44　The Platinum Collection(2005) ベスト盤
45　The Best of David Bowie 1980/1987(2007) ベスト盤
46　Live Santa Monica '72(2008) ライヴ盤
47　iSelect(2008) ベスト盤
48　Glass Spider Live(2008) ライヴ盤
49　VH1 Storytellers(2009) ライヴ盤
50　A Reality Tour(2010) ライヴ盤