アクセプト(4)  | ヒロエモンのハッソーハッソー

ヒロエモンのハッソーハッソー

聴いてる音楽、プロレス観戦、美術展など

(3)のつづき

1986年、「Russian Roulette」を発表。
イメージ 1

疾走系の新たなアンセム【T.V. WAR】、印象的なリフ・勇猛な男声コーラス・親しみやすいメロディ共三拍子揃った【MONSTERMAN】、ミドルテンポの佳曲【RUSSIAN ROULETTE】、哀愁のメロディ【IT’S HARD TO FIND A WAY】、恐怖系コーラスの【HEAVEN IS HELL】【WALKING IN THE SHADOW】、明るい曲調で歌いやすい【MAN ENOUGH TO CRY】、他にも疾走系の【AIMING HIGH】【ANOTHER SECOND TO BE】、ミドル【STAND TIGHT】など充実した作品。

MONSTERMAN



ここまで順調で何ら問題ないように思えるが、1987年にバンドの創設メンバーで顔ともいえるウド・ダークシュナイダーが脱退という大事件が起こる。これにはバンド内部のメンバー間の対立という話や、さらなる発展を目指してアメリカ進出をもくろんだ時、(背が小さくブルドッグのような風貌で個性的な声の)ウドをバンドから脱退させようという判断があったのではなどの話がある。

ウドはその後自らのバンドU.D.O.を結成し、アクセプトのメンバー全面サポートにより制作されたアルバム「Animal House」を1988年にリリース。

1987年にBABY TUCKOOのロブ・アーミテイジと曲作りを行うが、すぐに解雇。1988年、デイヴィッド・リースが正式に加入、そしてユルグ・フィッシャーがまた脱退したため後任にジム・ステイシーを迎えて制作されたアルバム「Eat the Heat」が1989年に発表された。
イメージ 2

従来からの路線の曲も残しつつも、全体的にアメリカンで産業ロックを彷彿とさせる曲が多い。新加入のデイビッドは超個性的なウドの後任ということもあり、聴いていてこれが同じバンドかとかなり違和感がある。だが決して下手なヴォーカリストではなく、少しかすれ声で味わいのあるヴォーカリストだ。曲も今までとは違う路線であるが決して悪くはないため、何作か続けて行けば独自の路線が敷けたであろう。ただ当時ファンからは総スカン状態だったので、結果的にこの選択は間違っていたと言わざるを得ない。また、ドラマーのステファン・カウフマンが背骨に異常を来し活動出来なくなったため、バンドは一旦解散することになった。

Generation Clash



(5)につづく


アルバム
6 Russian Roulette (1986) ★★★★
7 Eat the Heat (1989) ★★
 

メンバー
第4期 1988-1989
 デイヴィッド・リース(vo)、ウルフ・ホフマン(g)、ジム・ステイシー(g)、
 ピーター・バルテス(b)、ステファン・カウフマン(ds)