ゴキちゃんの思い出1 | ヒロエモンのハッソーハッソー

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夏になると姿を現す黒い生物、ゴキちゃん


みんなから嫌われていると思うが、自分も大嫌いだ。
それというのも昔、恐怖の体験をしたから。


その体験を思い出してみよう。


昔の実家は木造家屋でよくゴキちゃんが出た。

食事中に壁にふと目をやると、黒い大きなゴキちゃんが壁をカサカサ歩いているのをよく見かけた。
食事中だから殺虫剤は使えないから、新聞紙で狙いを定めて叩くのだが、
上のほうの壁にいるのでジャンプして叩かなければならない。

そうするとヒットしなくてすぐに逃げられてしまう。
食器棚の後ろとかに入られるとどこにいったか分からなくなってしまい、しかたなく食事の続きをすると、忘れた頃に階段とかとんでもないところで見かけて「うわ~」と驚いてしまうのだ。


よく見かけるので、普段はどこにいるのかと思っていたが、あるときゴキちゃんが出てくるところを発見した。
台所の壁に小さな穴が開いていて、そこから出てきたのだ。

すぐに出口をテープでふさいだ。
しばらくは見かけなくなってホッとしていたが、2階の自分の部屋に出てくるようになった。

自分の部屋は、散らかっているけど、別に食べ物とかはないのに壁から出てくる。
おそらく台所の出口をふさいだので出口を求めて探し歩いた結果、自分の部屋から出てきたのだと思う。

夜、自分の部屋でまったりとしていると決まってゴキちゃんが出てきて、暑い夏に一人で格闘するようになった。


(つづく)