たらい回し | ヒロエモンのハッソーハッソー

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先週、父が心筋梗塞になり、救急車を呼んだ。

夜だったこともあり循環器の当直医がおらず、7件断られ、ようやく8件目の病院で受け入れてもらい、
なんとか一命を取り留めた。

受け入れ先が決まるまで1時間15分かかった。


自分はその間救急車の中にいて、やきもきしていたのだが、なぜこんなに時間がかかったのか、
そしてどうすればたらい回しにならずにもっと早く搬送できるのか考えてみた。


まずは救急隊はかかりつけ医やかかったことのある病院に連絡をとる。
そこで断られた場合、地元で比較的大きな病院に連絡をする。
そこでも断られると、もう少し離れた病院に電話をかけたり、本部に連絡し、近場で専門の当直医師のいる病院の情報を求める。

そうこうしている内に時間がたつのだ。


自分は別に地元の救急病院に、24時間全ての患者が受け入れ出来る体制を整えるべきだとは言わない。

それ以外に改善できることはあると思うのだ。


まず救急隊が、当日の当直医の情報をどれくらい把握しているのか不明なことだ。

自分は病院で働いたことがあるので少しは知っているが、
救急病院は、夜間になると本日の当直医の情報を消防本部に報告することになっている。

救急隊は、この症状の患者ならどの診療医に診てもらったほうがいいかわかると思うので、
当直医情報を把握していれば、専門医がいる病院にすぐ連絡をすることができるはずだ。


それと連絡方法も一考の余地があると思う。

一件づつ電話して、こういう症状の患者がいるが診てもらえるか聞いている。
病院側では、まずは看護士が電話を取るので、当直医に確認して返事をする。

その間3~4分はかかる。

一件断られるとまた他の病院に電話して、また同じことを聞くのだ。

これでは時間ばかりかかってしまう。


それではこうすることはできないだろうか。

心拍数、血圧、主な症状などのデータを専用回線で各救急病院に一斉に流し、
受け入れ可能かどうか早急に返答を求めればいいのでは?

そうすれば一件ずつ聞かなくてもいいし、時間の節約になると思うのだが。


なんとかいい方法を考えてほしいものだ。



ちなみに、自分は父がお世話になった救急隊のかたを批判しているわけではなく、
時間はかかったが、専門病院に搬送していただけて感謝している。


救急のシステムについて少し問題提起ができればと考えた訳です。