ルネサスエレクトロニクスが、676億3500万円黒字のV字回復 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスが、本日5月9日、2014年3月期の決算で、676億3,500万円の営業利益黒字を発表しました。



ルネサスエレクトロニクスは、昨年2013年3月期の決算では、232億円の赤字でした。



昨年より、大規模な早期退職などのリストラを行い、自動車向けマイコンの好調と円安効果で予算よりも上ブレして営業黒字を確保できました。



2011年に粉飾決算で株価が急落していたオリンパスも、本日、2014年3月期の連結決算の純利益が、前年比70%増の136億円だったと発表しました。



ルネサスエレクトロニクスのように、東証一部に上場しているような大手企業は、業績不振になっても、簡単に倒産するようなことにはなりません。



昨今では、M&Aや公的資金の投入、合併など救済措置が取られる場合が多いです。



会社の業績が不振で転職を考えるのは、当然です。しかし、会社はそう簡単には潰れません。



焦って転職活動するのではなく、自身の採用市場価値を理解して求人の情報収集だけを進めておくのも手段の一つになります。



また、会社に残ることも決して間違いではありません。現在の年収を維持した転職活動は、そう簡単なことではありません。



上場企業であれば、会社の業績をIR情報で確認することができます。



会社の経常利益が黒字かどうか、営業キャッシュフローが健全かどうかなどで、業績の良しあしの判断材料にすることができます。



会社の業績が不振で転職を考える際は、退職する前に求人サイトの情報確認したり、人材会社のコンサルタントに相談してみることをお勧めします。

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福井祐平