
最近、第二新卒者の就職相談に難しさを感じます。
特に新卒1年目でまだ数ヶ月程度しか社会人経験がない人への紹介の難しさを特に感じます。
現在、厚生労働省が重労働で若者を使い捨てのように扱うブラック企業の取締を強化しています。
ブラック企業では、重労働が当たり前の環境で働き、心身ともに疲弊して早期に退職してしまいます。企業も早期退職することを想定して人数を大幅に採用しています。
ある大手不動産会社では、年間2,000人採用して1,800人が退職しています。
私が所属している会社でも第二新卒の求人を取り扱っています。
人材紹介サービスでは、紹介した方が早期に退職した場合、企業に請求した紹介料の一部を返金しています。
返金規定は、通常3ヶ月以内の退職の場合、紹介料の50%を返金しますが、企業によっては、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と段階的に設定し、1ヶ月100%返金の条件を提示してくる企業もあります。
第二新卒者の方は、「自分の描いていた仕事とギャップがあった」、「経験不足から自分に何が向いているか分からい」、「心身ともに疲弊しているため将来を意識したキャリアを想像する余裕がない」傾向があります。
キャリアチェンジを希望される方はそこまで難しくありませんが、残業時間や休日などの雇用条件を重視する方の相談が難しいです。
心の状態を健康にし、雇用条件の改善だけでなく一緒に5年後、10年後のキャリアを意識して紹介しなければいけません。
実際、人材紹介会社では、雇用条件と将来のキャリア形成の両方を満たすことができる求人は少ないです。第二新卒者を人材紹介会社経由で採用している企業が少ないからです。
人材紹介会社を通すと、会社の社風や就業環境などを確認することができます。しかし、案件数自体が少ないので、自身で直接応募し企業を見極める力を身につける必要があります。
厚生労働省が発表するブラック企業などの情報を確認しながら、入社する会社を選ぶことをおすすめします。
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福井祐平