
元プロ野球選手の仁志敏久(1971年~)さんが筑波大学大学院に合格し、来年4月から入学することを昨日発表しました。学科は、人間総合科学研究科の体育学専攻です。
仁志敏久さんは、常総学院高校では1年生からレギュラーを務め、全国高等学校野球選手権大会3年連続で出場しています。
高校を卒業後、早稲田大学に進学します。早稲田大学時代には主将としてチームを牽引し、ベストナインを3回獲得しました。
早稲田大学を卒業後は、日本生命に就職します。1995年のドラフトで巨人に指名され、24歳のときにプロ野球の世界へ進みます。
仁志敏久さんは、守備力に卓越した選手に贈られるゴールデングラブ賞を1999年から4年連続で受賞していますが、昔から守備がうまかったわけではありません。
大学時代の早慶戦で優勝を逃すサヨナラ失策を犯しています。日本生命時代には、遊撃手失格の烙印を押され三塁手に転向しています。巨人時代、長嶋監督の采配でレフトに守ったこともありますが、1試合に2つの高い飛球をそれぞれ三塁打とランニング本塁打にしてしまったこともあります。
仁志敏久さんが二塁手として評価されるようになった背景としては、コーチの土井正三さんの熱心な指導があったそうです。
2005年は、手首を骨折したこともあり64試合の出場にとどまります。その年に、横浜ベイスターズへ移籍することになりました。
横浜ベイスターズへの移籍理由について、「活躍の場がほしかった」と語っています。
移籍理由動画は、こちら。
http://www.youtube.com/watch?v=qD9w1JE-hLs
プロ野球選手を引退後は、米独立リーグの野球チームで臨時コーチを務めたあと、2011年からはテレビ番組のレギュラー野球解説者を務めています。
仁志敏久さんは、緻密な野球理論を持っている方だそうです。インタビュアーから「そろそろユニホームを着たいなっていうのは・・」について質問されたときの回答動画をご紹介します。
質問に対しての回答動画
http://www.youtube.com/watch?v=qV_AyzJXly8
上の動画で、「聞かれたことに答えられるかというと自信がない。」と言っています。大学に進学した理由も、感覚で伝えるのではなく聞かれたことを言葉にできるようにしたかったからなのかもしれません。
ちなみに長嶋茂雄監督は少年野球教室にて、「球がこうスッと来るだろ」「そこをグゥーッと構えて腰をガッとする」「あとはバァッといってガーンと打つんだ」と指導しています。
仁志敏久さんがまた巨人のユニホームを着る日が来る日も遠くないでしょう。
今後の活躍に注目です。
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福井祐平