私の元に転職の相談に来る人で、業界や職種にこだわりがない、やりたいことが思いつかない方がいます。
特に20代の方に、自分の自己実現欲求の満たし方に悩んでいる方が多い印象を受けます。30代後半ぐらいになってくると、今までの経験を活かしたいと思う方が多い印象を受けます。
今日、友人との食事中に、やりたいことを見つける方法を1つ発見しました。
それは、「自分の興味があるものに直接出会う」ということです。
情報だけでは、行動にいたるまで気持ちを高めることが難しいと思います。
私は、中学の部活では剣道部に所属していました。なぜ剣道部に入ったかというと、私の祖父が剣道をしていたため身近に感じたのと、ちばてつや先生の「おれは鉄兵」という剣道マンガに影響されたからです。直接剣道に関わるものに出会ったことで剣道部に入ることを選択しています。
私は大学に入学した当時、将来飲食業界に進みたいと思っていました。なぜかというと、高校、大学とボクシング部に所属しており、規定の体重に合わせるための過酷な減量をしていたため、食に対する興味が大変強かったからです。
しかし、私がこのキャリアの道に進もうと思ったきっかけは、大学時代のゼミの先生だった、大山雅嗣先生(財団法人社会経済生産本部 HRDコンサルタント)との出会いに大変影響されたからです。
脳科学者の茂木健一郎さんは、著者「脳を活かす仕事術」の中で、やりたいことを実現できた時に必ず出会いがあったといっています。また、その出会いの対して、「行動する」「気付く」「受け入れる」の3つが大切だと書かれています。
私は、食の興味から学生時代にアルバイトで居酒屋、定食屋、パブのボーイを体験(行動)しました。そこで働く社員の就業状況を見て、また自分が職場を体験した結果、1日の就業時間が長いことが自分は嫌だということが分かり(気付く)、飲食業界には就職しないことを納得(受け入れる)して選択しました。
学生時代では、アルバイトやインターンなどで職場体験ができます。すでに社会人になっている方が、別の仕事を体験することは難しいですが、興味がある仕事をしている人に会って話を聞いてみるのもいいかもしれません。
私も今後も、出会いを大切にしていきたいと思います。
福井祐平
今日の記事が少しでも参考になりましたら、人気ブログランキングの応援クリックをお願いできると幸いです。