
心理学には、『人は生きている限り、死ぬその日まで発達・進歩続ける存在である』と考える生涯発達心理学があります。
生涯発達心理学は、人はいくつになっても自分を磨き育て、生涯自分に何かを通して役立て充実した人生を送りたいと願うという人間観をもっています。また、人は年を重ねるに従って、内的な輝きを増す存在になる考えられています。
今の日本企業の中で、新入社員研修から幹部研修、各ポジションごとの研修まで受けることができるのは、大企業で働いているごく一部の社員のみといってよいでしょう。
IT技術の進化により、仕事のスピード、世の中の流行のスピードが格段に上がっています。
私も、エクセルなどマイクロソフトシステムのバージョンを新しくしただけで、慣れるまでかなり時間がかかります。そのバージョンも1年~2年ぐらいのペースで新しくなっています。マイクロソフトオフィスの資格もありますが、バージョンが古いと履歴書に書いても意味がない場合があります。
私の面談にくる方で、すぐに転職先が決まる方は自己研鑽を続けている方が多いです。
私も仕事柄、さまざまな業界の情報収集を行っています。facebook、twitter、電子書籍、ソーシャルゲーム、法律の改正内容など新しいことに対して抵抗感をもたずとりあえずやるようにしています。
これからの社会で定年まで働くには、生涯にわたって自身で学習する必要があります。自身の最終学歴までの知識だけでは、絶対に足りません。
過去に戻ることはできませんので、自己研鑽するタイミングは、今この瞬間が一番早いことになります。
スイスの心理学者、カール・グスタフ・ユング(1875~1961)は、40歳を「人生の正午」といいました。生涯発達心理学では、「中高年者は一律に衰退していくのではないばかりか、有能さを一層伸ばしていく存在である」としています。
自分の将来を考えながら、継続的にキャリア開発していくことをおすすめいたします。
福井祐平
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