「さよならをもういちど」「消えた天使」「カサブランカ」「源氏物語」「さくらん」 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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「さよならをもういちど」「消えた天使」「カサブランカ」「源氏物語」「さくらん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボケ防止映画細切れ視聴。再認識。

You must train your intuition.

You must trust the small voice inside

which tells you exactly what to say, what to decide.

(Ingrid Bergman)

自分の直感を鍛えて・・そして、

あなたに、確かに、言葉・・決断・・

それを教えてくれる「内なる小さな声」を信じるべきよ。

イングリッド・バーグマン

 「源氏物語」・・・・・・・

 古典でも読んでいますが、やはり、最初の入り口は、漫画です。

 文学でも、源氏物語はたくさんの作家に現代文に訳されていますが、

 漫画にもたくさんの漫画家により、漫画化されています。

 牧美也子や、江口、そして、確か画家でもある臣新蔵の源氏物語も良いのですが、

やはり、大和和紀の源氏物語は、たくさんの読者に読まれているのだと思います。

 線が可愛いです。そして、歴史考証が確か。受験生も読んでいるそうです。

 マンガの幅をまたまた、広げたマンガ。

大和和紀さんは、よく時代考証を考えています。

聞いた話しでは、この源氏物語のキモノやら、背景の建物などなど、実際に現物を見て、いいかげんなデッサンはしなかったと言いますから。

「はいからさんが通る」なども、妹が少女フレンドやマーガレットが、好きでしたのでよく借りて読んだものです。

 なつかしいです。・・・・・・・・

 あと、私が感心する歴史もののマンガ作家としては、やはり安野ももこ。

 シンクロはほんとうにあるもので、彼女について、調べてみると、やはり好きな作家の赤い糸はあるもので、彼女の親戚は、小島功・・・・・・私の大好きな漫画家で、昔から彼の作品はコレクションしてきました。

 内田百閒、岡本綺堂、谷崎潤一郎、寺田寅彦、永井荷風、夢野久作、澁澤龍彦らが、彼女のフェボリット。これもいいですね。

 寺田寅彦なんかが入っているのも、渋いです。

 彼のエッセイはすごいです。

 旦那さんは。庵野秀明というのもいいですね。

 また、彼女が、岡崎京子のアシスタントをやっていたというのも、驚きですが、

 よくよく考えれば、なるほどなと思えるエピソード。

 彼女の「さくらん」は、線が好きです。

 よくここまで、キモノを描いているなと、

 ある意味、百物語の、杉浦 日向子と、雰囲気はまったく違いますが、

 どちらも、日本のマンガのある意味、宝でしょう。

・・・・・・・・・・・・

古典映画見ました。

「さよならをもういちど」

  この映画は傑作である。何回見ても、ひきこまれる。

  なんという美しい画面だろう!!!!

  サガンの本はよく売れる。

 今でも日本でも、絵画といえば印象派が人気があるように、サガンは人気がある。

 どうしてだろうか?

 彼女のように、道徳的には、前科をもっていたり、麻薬などに溺れたり、ギャンブルや、消費癖が強烈にあるようなタイプが、どうして好かれるのか。

 それは、彼女は立派で、尊大な影響を感じさせるというよりも、なんとなく、可哀想という気持ちを読者にいだかせるからだと、私は個人的に思っている。

 それに、彼女は孤独の香りがする花のようだとも。

 プルーストの小説からとったこの名前がまた良いと思う。サガン。コワレという本名もまた素敵だと思うけれども、やはり名前も日本人に親しまれやすのだと思う。

 それゆえに、彼女の原作は、はっきり言って、「深さの落ち着き」というよりも、刺がたくさんある薔薇のように「表面のたゆたい」みたいなものがあると思う。

 だから、シネマによくあうのかもしれない。

 イングリッド・バーグマンのタバコを吸う姿は、まったく似合ってはいなかったが、(松たかこのタバコが彼女の似合わないように・・・)彼女が、「私はもう若くはないのよ」と階段から去っていくフィリップに叫ぶシーンは泣ける。

「インタヴュー」

 フランス語と英語のインタヴュー。

 これもまたまさに年を感じさせるけれども、彼女はじつに映画人としてどうどうとしていて、素晴らしい。

 バークマンと言えば、「カサブランカ」を連想する人が多いとおもうけれども、「戦争と平和」のヘップバーンではないけれども、彼女もまた、演技の幅の力はものすごい。なんでも演じることができるのだ。

  イヴ・モンタンはフランス人に多いイタリア系ラテン系の遊び人。

  そして、シネマの結末は、恐ろしいくらいに、平凡。それでも、素晴しいのだ。

  この映画で人生を感じ、人生の深さを知り、神秘感覚に包まれるようなことは最初から期待はしていなかったけれど、フランス映画の軽妙な会話、ユーモア、男女の心理劇、が十分に盛り込まれていて、楽しめる。

  このシネマは、1961年に日本初上映。

  私が、7歳の頃の古典シネマである。

   たしか、私が、中学生の頃に淀川長治解説で、テレビで見たのだと思う。

   今、再視聴して、イヴモンタンと若き恋人、ポーラとフィリップが、チークダンスを踊っていて、イヴモンタンがポーラの手を握るところが、この映画のクライマックスとも言えそう。

   カポーティとも旅をし、サルトルとも交際があったという、当時の才女。

   もう少し、晩年になってからの成功だったら、もっと幅の広い、才能だけではなく、経験とimaginationと、深い味を出せる作家に変容していたかもしれない。

   もちろん。それが良い悪いではなくて、彼女はやはり彼女以外の何者でもないのかもしれないが。

   誰よりも草原で早く、美しく咲き誇り、蝶に吸い取られる蜜をたっぷり蓄えた華麗な花は、枯れる時は無惨かもしれないが、人は密かにその花の過去を愛するものだと思う。

   人生はひとつの思想では生きてはいけない。

   涙とともにパンを食べた人でなければ人生の味はわからない。

  不思議に、このシネマを見ながら、このゲーテのふたつのアフェリズムを思い出していた。

「イングリッド・バーグマン」

  記憶の細部。

 ◎パーキンスのあの細いからだ。ひかるげんじ、情熱のみの子供の無垢。母への何かのトラウマ。

 ◎イヴ・モンタンの現代病。征服欲としての男性の性。

 ◎当時の一人で生きていける力を持っているのにかかわらず気持ちの弱い女の心。

 年齢と恋。

 ◎ブラームス。モーツァルトやバッハではなくて、ブラームスという発想。なるほどと思う。

 ◎パリ社交界の裏側。空気や庶民心理・上層階級心理・小間使いという視線。

◎資料

イングリッド・バーグマン

アカデミー賞を3回、エミー賞を2回、トニー賞の演劇主演女優賞の受賞経験があり、AFI(アメリカ映画協会)選定の「映画スターベスト100」の女優部門では第4位となっている。バーグマンが演じた役でもっとも有名な役と言われているのが、ハンフリー・ボガートと共演した『カサブランカ』(1942年)のイルザ・ラント役とケーリー・グラントと共演した『汚名』(1946年)のアリシア・ヒューバーマン役である

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