私くらいの年齢で、長旅を経験した人はみんな記憶にある、連絡船。函館から青森。青森から函館。
思えば、夢にまででてくる、楽しさ。
スマホも、カメラも、アイポッドも、ゲームも何もない時代。
風と、汽笛?の音を聞きながらの、海を見ている自分。
なんと海はでかいな、大きいな、・・・
子供の自分は、なんといっても、漫画本や、お菓子などが売っている売店に行くのが楽しみで、一日に何回も行く。
というか、三等席から一等席まであり、確か、みんな寝ていた記憶あり。
ある意味、海は怖いけれど、先日の事故を見ても悲惨。
それでも、海の旅が長旅にあると、楽しかった。
今。病院父のための、父の若かりし時の写真をデジタルに変換している最中。なかなか、みんな仕事に追われてそんな暇もなく、アルバムをじっと見て、昔を思い出す事などはできないと思う。
でも。
私はそれが日課なので、ひび、アルバム一冊くらいをデジタル化していますが。これがまたすごく楽しい。
小さな時の家族の写真を見るのが楽しいという意味だけではなくて。
例えば。この青函連絡船の写真がちらりと一枚のみでてくる。ああ、これだ、とじっと見てしまう。
子供だから。
寝ては、海を見に行く。それから売店。そして、父母のところでまた、お菓子を食べて、仮眠。
また起きては、海。それから売店。そして父母と会話し妹と遊んで、また海。仮眠。
そんなことは脳を直裁に刺激する。脳が生き返る気持ちになる。
なんのことはない。
父の認知を遅らせようと、脳を刺激しようと、しているのだけれども、自分の脳を刺激しているような気持ちにもなる。