外国人と 和食   カトリーヌ・ドヌーブ 〆に天ぷら蕎麦 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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 私は日本が大好きです。
 日本が好きだから、キモノ屋にも永く勤めることができました。
 衣食住からはじまり、とくに、文化。
 京都を中心とする2400年の歴史にはため息がでるばかりです。
 ただ、日本人は気配りが上手なために、人の心を見抜くのがうまく、その分、
 他人との人間関係に疲れてしまう、つまり心の読み合いという、古来の習慣が 
 ありますね。
 日本には心理カウンセラーの部屋をノックせずとも、気楽に、スナックのマスターやママに
 自分の悩みを打ち明けたり、友達に心を明かしたりすることもできる環境にはあるのですが、
 最近は、そのような環境が、どんどん小さくなってきていますね。

 その分、心理カウンセラーは繁盛しているのでしょうか。


 世界の国々に、若いひとも含め、たくさんの日本人が留学や観光で訪れたり、または、国際結婚して海外で暮らしたり、あるいは、なんらかの理由で海外で暮らしている日本人の方は多い筈。


 そこで、海外に行ってこそ、はじめて自分の故郷-日本の良さや悪さがわかるということも多いです。





 日本のうなぎを食べて、その美味さにびっくりという外国人の方も多いですね。
 あのタレ、に感激するらしいです。

 

 

 
 外国は、辛子オンリーで、とにかく、辛く辛く、して刺激を食する習慣があるのではないでしょうか。 肉食ですから、胡椒やハーブや匂い消しにもぴったりですし。


 そこへ行くと、外国人のとあるアーティストが、日本で一番びっくりし、また愛好するようになったものに、モズクがあります。

 

 居酒屋に行くと、彼はまず、「モズクください」と頼むそうです。
 日本人の友達からいろいろ日本食を教えられるうちに、こんな美味いものはないということに気づきました。

 
 要は、味が淡白で、普通で、激辛とかそういうのではないのですね。

 日本の食べ物の基本は、薄味で、普通で、深みのある「旨み」をいただくところありますね。


 蕎麦なんかも、外人が食しますと、最初は、なんだこりゃあ、歯ごたえがないということでびっくりするらしいのですが、今や、蕎麦は日本食の同義、たくさんの外国人のファンが増えています。
 それでも、ワサビをたっぷり、どっさり、びっくりするくらい入れるのはやはり外国人。



 カトリーヌ・ドヌーブもまた蕎麦好きで、油が汁を汚さぬようにと、天ぷらは別皿にして、
 フランスディナーコースの最後の最後に、召し上がるようですね。

 

 

 

 
 日本の衣食住。
 その普通、その静けさ、その平凡、その淡白。
 けれど、旨い。

 寿司もそうですね。

 日本食の基本は、やはり、米酢と醤油。

 このふたつを発明した人はほんとうの意味での天才でしょう。