水木しげるさんのこと。
大学時代の女子とコメントしていて、
ハッと思い出しました。
新宿ルミネで、ディスプレーをなおしていたら、ふと、親子連れが、入店してこられました。
私はいつものように、お嬢様の振袖だと気が付いたので、コーデイネートのお手伝いをしました。
私が37歳の頃。だったか。
素晴らしくお似合いの振袖が見つかり、カウンターでお茶を飲みつつ、世間話をしていました。
水木しげるさんの奥様とお嬢様でした。
盛り上がりましタァ。
私は漫画クレージーでしたし。
大ファンでしたから、確か、ご納品の時にご本人さんがいらっしゃって、サインをもらった記憶があります。
私の勝手な憶測ですが。
石森章太郎氏。手塚治虫氏などなど、徹夜を続けた漫画家。子供のために命を削って、彼らは60歳で逝ったと思います。
水木さんとやなせさんは、あまり若い時に貸本屋時代には売れず、晩年から徐々に頭角を現してきましたから。
確か、アンパーマンも、70代の作品。
手塚さんが、アドバイスをしたと言います。君は才能があるから頑張れと。
自分のこと、自分の健康などは考えず、いつも後輩の仕事や健康を気にしてしました。
それでいて、ものすごい嫉妬心。
藤子不二雄さんが漫画全集を出した時は、中央公論という大きな出版社でしたので、すごい嫉妬をしたと聞きました。
絵のめちゃうまい石森章太郎にも、junの時に、あれは漫画ではないと、辛口批評をして、反省。石森が連載をその言葉でやめたからです。
わざわざ。
家まで、おもむき、石森章太郎に誤ったそうです。
そういう人間性。
喜怒哀楽の全てが、火の鳥にも出ていると思います。
私のクロッキー会の裸婦のモデルさんが、少し神経症を患って働けないので、モデルをしていたと聞きましたが、その女子が、「手塚治虫全集」を全巻買ったと言いました。
私は若い女子に、手塚さんの作品が読み継がれているなあ、とすごく嬉しかったことを記憶しています。
水木しげるさんのことは、テレビドラマにもなりましたが、私はテレビドラマを見ない人なので、ただ、彼の人生が少しでも、多くの人に知られて、すごく嬉しかったことを思い出します。
男性が虫やら、細菌やら、宇宙やら、漫画やら、あんまり、金につながらないことを夢中でやっている時。昔は、女子が彼らが仕事をしやすいように、尽くして、そのおかげで、彼らの仕事の完成と成功、があるわけですね。
安部譲二の対談集で、彼は六回離婚していますが、なかなかそのような、金にならないことに夢中になる男性も減り、また、そんな男には尽くさない、自分の人生自分の人生と主張する女性が多い時代ですので、(いい悪いではなくて) 彼は言っていました。
「もう女が男を愛せない時代になってしまった」
これからは、地道な仕事で例えばノーベル賞やら、地道な肉体労働でもいいのですが、男性受難の時代と言えます。
男はみんなシャイなんです。
だから女子から惚れられて、尽くされると、頑張っちゃう。
それがなくなると、男子はもう頑張れない。
そんな弱い男の子。
現実なんです。昔の女子はそれがわかってたから、手のひらで男子を育てたんです。
よくそれは母親の仕事だと、きっぱりいう女子が増えてきたからですね。時代の流れです。
そしてまた。
男女同権の名前の元。
北欧の男女同権がいいと、専業主婦が白い目で見られるということをよく聞くオランダのような国に理想を求める変な風潮。日本は日本式でいいのに。戦争にも行くし、なんでも全く男女が同じなんですね。
本当にそれでいいの? 疑問ですね。 アジアはアジア。西洋は西洋。
河合隼雄さんがいうように、アジアは母系社会なんですから。かかあ天下でうまく行くんです。
西洋はなんだかんだで、男尊女卑。(それなのに男女平等なんて理想を求めるから圧倒的にレイプ率が40パーセントと高い北欧。それは映画にもなりました。ドラゴンタツーの女)
世界のコロナ以外でも、様々なる好き勝手な意見が吹き荒れとります。
フランスのことわざです。
「フランスにはチーズの種類が数百もあるんだ。こんな国をどうやってまとめるというんだ」
フランスは、でも、ロックダウンをしました。それがいいのか悪いのか。
日本はしません。それがいいのか悪いのか。
中国のような専制国家は、もう容赦無く誰の意見も聞かずにワクチンを打たせて、ネットも遮断します。
香港などは反体制の新聞が今朝、金が凍結されて、潰れたと記事になりました。
ひどい国です。中国。
コロナは良くも悪くも、いろいろなことを考えさせてくれます。
その中で、考えつつ、
私は好きなことに熱中します。
今ここに、生きます。