売れる作品だけが良いのか |   心のサプリ (絵のある生活) 

  心のサプリ (絵のある生活) 

画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
至高体験の刻を大切に
絵のある生活 を 広めたいです !!!

五年前に絵の独学を始めた頃に、ダリ、ルソー、ウォーホールとかいろいろ模倣してました。好みは変わりますが、彼は今でも好きな作家の一人です。「絵をヘタに描く」ことを目指すピカソが彼を発見したというのは、実に人生のシンクロですよ。はははは。確か55歳くらいから、絵を書き始めたんですよ。モーゼスもしかり、70歳くらいから書き始めていますしね。ユングの傑作は全て70歳代。北斎・鉄斎の最高傑作は90歳になってからですから。時間の発酵力というものはすごいです。あとは、好きこそものの上手なれという言葉が好きです。小林秀雄氏は、「作家になりたくて小説を読んでいる人は、最後になれないと、わかると途端に本を読まなくなる」と描いています。そういう人は絵でも多いでしょうね。悲しくなりますね。売れるように、売れるような絵しか描かなくなります。絵も小説も、好きだから読んだり描いたりするので、作家や画家になることが、認められることだけが目的ではないでしょうからね。私は今現代小説を読む時間がなくて残念です。古典しか読む時間がありません。今は、三島由紀夫全集を読んだり、源氏物語とかです。^^ 時間を作って読んでみたいです。