ベンチャーズをはじめ、海外の古い時代のアーティスト達が日本にやってくる。
地元で売れないから日本に来るんだという、意地の悪い見方もあるが、
日本はそれだけ、音楽に対するものすごいマーケットがあるということ。
まわりをみまわしても、熱狂的な音楽ファンは多い。
本を読まずとも、音だけははなせない・・・若者もそうだと思う。
今の若者は、頭は柔らかいので、現代の音楽だけには満足せずに、世界各地の音楽やら、
過去の名作の音をiPhoneに入れては、車で聴いているのに違いない。
去年だったか、北海道にサイモン&ガーファンクルが来たときにはさすがにびっくりした。
まだまだ、日本人は彼らを忘れない。(アメリカでは彼らは忘れられている???)
不思議なことだと思う。
聞いた話では、たとえばアメリカならば、自国のDVDを借りる人がいたとしても、日本などのDVDをレンタルする人は少ないと言う。
日本のように、若者をはじめとして、日本以外の国の曲やら、シネマやら、あるいは、食やら、
・・・・・・・・・・・ あこがれのごとくに、発掘しようとする民族もまた、珍しいのかもしれない。
以前の記事で、日本のアニメのファンが非常に多くなり、とあるドイツの少女は父親とやってきた日本の池袋のあのアニメ街・が「聖地」と言ってはばからないし、フランスにはすでに、ブックオフがあり、恋人どうしが、そこのソファーに座りながら、日本の「ワンピース」や「ナルト」や「ケロロ軍曹」を楽しんでする。
若者だけは進化し続けている。
ドラゴンボールを小さな頃から読んでいた外国人の子ども達が、よく言うのは、「ライスボール」って何だ?? ということ。
漫画のなかに、でてくる、日本の「おにぎり」を、彼らは見たこともないし、食したこともないからだ。
アジアでさへ、先日テレビでやっていたが、ベトナムだったか忘れてしまったが、日本のコンビニチェーンがその地で、販売している「ぱりぱりのノリつきおにぎり」が大ヒットという。
ノリのぱりぱり感が、彼らを虜にしているという。
やはり、日本は、良くも悪くも、不思議な国なのだと思う。
これも聴いた話だが、ベンチャーズは、日本に来ると、場末の居酒屋でのんびりくつろぐという。
これもまた、外国人は、仕事が終わると即自宅にもどって個人の生活を楽しむというイメージからはほど遠く、もちろん、異国の地での仕事の後だとは思うが、興味深い。
ベンチャーズの彼らは、日本の居酒屋で、何を注文するのだろうか???