ピリスは好き。
やはり繊細なショパンがあうのでしょうね。
この人の記事は以前も書きましたが、人間的にも大きな人だと思います。
過去記事から・・・・・・
後期ショパン作品集/ピリス(マリア・ジョアン)
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マリア・ジョアン・ピレシュ Chopin Nocturne Op 27 No 1 - Maria Joao Pires **リンク**
ピレシュの逸話で有名なのが、彼女が娘が出産をしてその孫が寝ているとなりのベッドに、同じ頃に生まれた黒人の男の子がいた。
もうすぐ孤児院に入れられると聞いて、一晩考えた末に、ひきとることにしたと言う。
50歳を過ぎてから赤ちゃんを育てるなんてなんとすごいことですかネ。
「でもほおっておけなかった」そうビレシュは言うんです。
彼女は今の世界では人気者なので世界のどこの国でも行くが、必ずこの男の子、クラウディオ君を連れて行く。
そして、ホテルではなくて、アパートを借りてもらうのが条件だというのですから、なぜならば、少しでも家にいるような雰囲気で育てたいからだと言うのですネ。
化粧もやめ、派手なドレスを着ることもせずに、商業的な音楽活動にも疑問を持った彼女は、故郷のポルトガルに「ベルガイシュ」というアートセンターを創って、野菜をつくるなどの生活をしながらも、世界から彼女に刺激を受けたいという芸術家がたくさん集まってくるので、嬉しい悲鳴わあげているらしい。
アメリカなどでは、こうやって、養子をもらって育てることがひとつのステータスになってるようだが、並大抵の苦労ではないということは私のような男でもわかる。
そして、その行為が無意識のなかにワインの発酵のごとく彼女の脳や手足に染みわたり、彼女の演奏にひろがっていく。
いやあ、芸術って奥が深いですよネ。そして、作品と人生との関係、ここはもっと私も追求したいものだと思っております。
彼女の手を見てくださいませ。聞いたところによりますと、小さな手なので、弾く範囲がせまくてピアノには向かないらしいのですが、そこを彼女はどう乗り越えたのか、興味がでてきます。
Maria Joao Pires Mozart K332 その、彼女がモーッアルトを弾いております。
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