岩見沢市 朝から大雪・・・その後 晴れ 「四分間のピアニスト」 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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 朝起きると、あたりいちめん、雪雪雪・・・、真冬に逆戻り。

 それが、二転三転・


 今は、明るい日差しが気持ちの良い、快晴の天候になりました。


 まったく北国の天候ほどくるくる、めまぐるしいものはありません。


 


  音楽を扱った作品の中では、私のfavorite 。


  殺人犯ということで、過酷な刑務所の境遇のなか、ひとりの、刑務所でピアノを教える女教師・・・と、出会います。


  実在のこの女ピアノ教師を実に見事な演技で、これぞ、映画、これぞ、演技・・と背筋をぞくぞくさせる見事なパフォーマンス。ドイツの名優とのこと。ヒロインの女の子も、独特のアクの強い演技で印象に残ります。

  私の勝手な感想ですが、ドイツ映画のあの色彩がここにも生きています。
  「地獄に堕ちた・・・」のビスコンティにも影響されているのかもしれませんね。

 音楽の好きではない方はともかく、クラシックの好きな方には一見の価値あり。

  クリューガーが、自分の思うようにならない天才少女の勝手な振る舞いに、それでも、観客の絶賛の拍手のブラボーのなか、好きなワインを飲み続けるシーン。
  好きなシーンです。涙がでるほどに。


  歴史の中に埋もれたる人たちを救い上げる方法・・・それがピアノ。
  重くて暗い厳しい現実の泥のなかにひとひら咲く、美しい音色。
  
  多くの人たちの喧噪と、錯綜する思い・思いの中で、葛藤し、苦しみ、最後の決断をする少女。・・・・それが最後の四分間の意味です。








資料。

獄中の天才ピアニストと、ピアノ教師の魂のぶつかり合いを描いた映画。ドイツアカデミー賞では8部門でノミネートされた。
クリューガーは実在する人間である。監督クリス・クラウスが脚本執筆の参考にするため気になる人間についての情報を収集していた際に、刑務所でピアノを教えるクリューガーの写真を見つけ、そこから構想を練ったのだという。
ハンナーは1200人のオーディションから選ばれた。ピアノは触ったことがなかったといい、撮影前6ヶ月で特訓した。




あらすじ

80歳のピアノ教師トラウデ・クリューガーは、女性刑務所内で、殺人罪の判決を受けた21歳のジェニーと出会う。ジェニーは天才ピアニストと騒がれた過去があったが、道を踏み外し、刑務所内でもたびたび暴力を振るう問題児となっていた。しかしジェニーの才能を見たトラウデは、所長に頼み込んでジェニーとの特別レッスンを始めた。