世界の体罰の現状 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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世界の体罰の現状

前述の青少年協会A Position of the Society for Adolescent Medecineには、
体罰の方法
hitting, slapping, punching, kicking, pinching, shaking, choking.
また、道具は、 木製のパドル、ベルト、杖、ピン、その他でなかには、電気ショック、過酷な練習問題、
便所に行かせない、遊び道具を一切、与えないことなどが含まれる。
体罰禁止国
東ヨ-ロッパを含むヨ-ロッパ諸国。 イスラエル 日本
イギリスは体罰容認国
1979年、スウェーデンは禁止した。
アメリカでは、1867年、New Jersey州が体罰禁止。 その後California, Hawaii, Maine, Massachusetts,
 Michigan, Nebraska, New Hampshire, New York, Rodo Island, Vermont, Wisconsin と District of
Columbia が禁止。   その他、教育委員会が独自で禁止しているところもある。
 しかし、30以上の州が依然として体罰容認である。

特に体罰の多い州は、Florida, Texas, Arkansas. Alabama, Mississippi, Tennessee, Oklahoma,
Geogia, Kentucky。    反対に少ない州は、北東部の各州である。
例えば、1984年には、Utah と Connechicutの2州で、200名の生徒が体罰を受けた。 Arkansasはそ
の8倍。    都市部よりは地方、女子生徒よりは男子、環境の恵まれない地区に多い。
 1973年、Dallasで、1月に3000件以上のpaddling があり、そのうちの幾つかは 教員にSirといわなかっ
 たためだといわれる。

1985年の世論調査によると、アメリカ人の47%が体罰に賛成。
また教員、管理職、教育委員会のメンバ-の60%がこれに賛成している。
  またアメリカの実状を次のクリントン大統領あての請願書からも知ることができる。
AN OPEN LETTER TO PRESIDENT CLINTON ABOUT THE CIVIL RIGHTS OF SCHOOL
CHILDREN(Alta Vista 70 位)
  世界の先進諸国では、学校における体罰は禁止です。ヨ-ロッパでは、どこの国でも認めていません。
 信頼すべき統計によれば、アメリカでは毎年100万件以上の体罰が行われて、怪我も生じているという
 ことです。 体罰禁止は既に、農業労働者、工場労働者、軍隊の新兵、徒弟奉公人、家族従業員、精
 神病者、受刑者、被疑者、女性、身体不自由者、有色人、老人、同性愛者などに制度的にされました
 が、生徒に対するものだけが残っています。 このことなくしては教育改革は空しい。 子どもたちの権
 利を踏みつければ、次代の市民を育てることに失敗するでしょう。
 大統領閣下、あなたは真の教育改革をされようとしていますが、すべての子どもたちが体罰から安全
 であるようにリ-ダ-シップとられることを強く期待します。 また、あなたが連邦教育長官に速やかに、
 力強く体罰を正当化する学校に対しては、連邦の援助をしない旨を訓示するよう要請します。
   約50団体の署名
   次に、体罰とはやや異なるが、カナダの実状を議会に対する請願書から見よう。
SAY NO TO VIOLENCE AGAINST CHILDREN REPEAL SECTION 43-NOW 1 A PETITION ON
BEHALF OF CHILDREN TO ALL MEMBERS OF PARLIAMNT (The Open Text No. 1)
子ども虐待
  毎年、カナダでは、225,000件の子ども虐待が起きている。 その3分の2は12才以下、7才以下の
  子も半分を占める。 身体傷害の約50%は子ども虐待によります。 また毎年、カナダでは約50名
  が子ども虐待で死亡しています。以前には、女性や子ども、囚人、奴隷、召し使い、兵士を打つこと
  は法律的にも道徳的にも許されたが、いまや子どこたちだけが残されました。カナダ刑法 43節は、
  親や教員、その他養育者が正当な理由がある場合、子どもを打つことを、認めています。
  スウェーデン、デンマ-ク、フィンランド、ノルウェー、オ-ストリア、サイプラスの6国は体罰禁止であ
  ることも考慮すべきです。
   次は女子生徒についての個人の報告書である。
THE CORPORAL PUNISHMENT OF SCHOOLGIRLS(Alta Vista 20位) Margaret Stone さん:
  女子生徒に対しても体罰は、しばしばなされています。 昔から少女たちは体罰を受けてきました。
  鞭、皮ひも、パドルがアメリカでは用いられてきましたが、公式の体罰行使でない時は、スリッパ、
  定規、ヘアブラッシなども用いられています。

1914-1918年の間、イギリスのミッドランド女学校では、少なくとも118名の少女が鞭で打たれ、その
氏名、日時、回数、行使した人などが詳細に記録されて残っている。 1960年代にもしばしば、過度
に実施されている。   
 また例えば、テキサス州で、アン・トーベットさんは自分の娘には体罰を加えないように学校側に
伝えていたが、娘のある悪い行為によって学校で懲戒することが必要になった。 そこで母親自身
が学校へ出かけて行って、いつも家庭でやっている方法-皮のベルトで打つことが求められ実施さ
れた例もある。

アメリカでは毎年、25万人以上の女子生徒が体罰を受けているといわれる。

1976年、ロンドン市教育局は毎年、何人かの女子生徒も鞭で打たれていると発表した。 国の制度
からはなくなったが実際には復活している。 1995年の調査によれば、イギリスの97%以上の母
親が体罰を実施しているし、教育学者も体罰支持に戻りつつある。
   最後にAmnesty International 報告書から、見てみよう。(Alta Vista No.122)
シンガポ-ル

シンガポ-ル刑事手続き法では、犯罪者に鞭打つことを認めている。
すなわち、231(1)節は、医師の立ち会いがあり、その医師が犯罪者が鞭打ちに耐えられる健康状
態である、と証明した場合は、それを実施することができる。 また、その途中で不適当な状態にな
れば中止しなければならない、と規定されている。
 ところで、最近、ある医師がその立会人になることを拒否したために、事件が Amnesty International
 に持ち込まれたものである。 そこで、1994年6月13日、 同Internationalは、シンガポ-ル刑事手続
 き法は残酷で、非人道的、品位を 落とす規定であるとし、それに立ち会うこと自体、医師の倫理に
 反すると結論づけた。
イギリス連邦内トリンダント・ドバコ
  11才の少年の件【第1回既報分】 コカインを所有していたために、20回、激しく鞭打たれた件で
  あるが、その ような刑罰を止めるように勧告した。 1995年の一年間に、すくなくとも4名の者が
  そのような刑罰を受けたが、最近でも"Joe Daylight"として有名なLewis氏が、20才の女性を
  犯したとして、10年の刑とともに10回、カバの木で打たれている。
南アフリカ連邦
South African Request(Alta Vista No.129)
 あるクリスチャンの教員が次のように述べている。 すなわち、 私はクリスチャンで公立学校の
 教員ですが、事態は最近、悪くなり、10-20年前にアメリカで起きたようなことが多く起こってい
 ます。 学習レベルは低下し、生徒の生活指導は次第に困難になり、教員の権威も低下しました。
 体罰は、昨年、非合法となりましたが、事態は目にみえて益々、悪くなってきています、と。